存在認識目次へ戻る

共感と代行

リューマチを治す為に6

難聴・視覚障害

右の絵の上にカーソルをかざしますと音楽がながれます。

右 美 1996年 クレヨン

1.

会津のある保育所で知恵遅れ気味の子どもをフォルム治療してあげようという話になった。
眠っているその子の脊椎をゆっくり治し、腰を触ると手がびりびりした。やはり、小脳性の脳性麻痺から起こった発達遅滞である。
お昼寝から起きた彼女の肋骨の治療も行った。おびただしい咳が私から出た。
彼女の治療終わるとてんかんのある子を見て欲しいという話が出た。
その子も治療し、目が細くガオレンジャーのまねをしている男の子も治療した。
このこどもたちへの日常の接し方も保母たちに教えた。
その後、主任保母から、
「あの、私事なんですけど、突発性難聴は治りますか?」
「は、は、は、は、やってみようよ。ピアノの調律はいつしたの?」
「先月やりました。」
「難聴は視床から起こるからね、三半器官から脳に至る神経系統を治すには、発声と運動をする必要があるんだよ。」

私は、まずピアノでAの音をとり第3腰椎に触りながら彼女に「ラ」の音を発声してもらった。
次いで、第5腰椎E「ミ」、第1腰椎D「レ」……。
ついで、CからHまでの12音をひとつひとつとりながら、Cからの距離で和声のオィリュトミーを行ってもらった。
ついで、頚椎から仙骨までの一つ一つの骨を触りながら肋骨のフォルム治療を行った。

この時点で、彼女の右後ろと左後ろから声をかけてみた。
「どうですか?きこえますか?」
「あまりかわりません」

つぎに、頭骨のフォルム治療を行った。
再び彼女の右後ろと左後ろから声をかけてみた。
「どうですか?きこえますか?」
「すこしきこえるようになりました。」


2.

テーマに難聴・視覚障害と書いたが、皆さんは視覚障害という言葉を怪訝に思ったことと思う。
聾学校でこどもたちと付き合っていると、
「やかんをかけて」と声をかけると、水を入れていない薬缶を火にかけてしまう。
漢字を書かせると、一部の線を抜いて書いてしまう。
など、 難聴の子どもに特有の判断の傾向があることが分かるのである。
この特有の判断は、意識をまとめる機能を阻害しており、知恵遅れを起こす原因となっている。
意識をまとめる機能は、フォルム・方向・色、を整理し総合する視覚であり、この特有の判断が起こると視覚の一部に繰り返しが起こり、知恵遅れを起こすのである。

一般に難聴のこどもたちと付き合うことはとても楽に感ずる。
よく難聴の子供たちの心を聴いていると、たくさんのことを聴いているのが分かる。だから、いろいろお世話してもらうと楽で楽しいのである。
しかし、たくさんのことを聴いていても、それが意識で纏められないと、本人には恐怖が起こる。また、他者に自分の思いを言葉では伝えられなくなるのである。

自分が健常者であると思っている大人にも、深い視覚障害は起こっているのである。
視覚障害を治せば、はっと気がつく認識が効率よく起こるようになる。
もやもやや恐れは、「あっ〜と思ってしまうから。〜という行為をやっちゃうんだ」ということが分かるようになると、安定し、相手の成長を待てるようになるのである。

3.

視覚障害の発生
前生で鬱病・悪が解決されないままになっていると、足指の関節にリューマチが蓄積される。
足指の関節のリューマチは、肩甲骨に主の認識と記憶と感覚と感情へのアルツハイマー・喪失を形成する。
すると、脊椎から手に還流する副交感神経系の意識が手首の関節で遮断され、足指の関節のリューマチに形成された肋骨の思考意識の意味が副交感神経系の意識に与えられる。すると、大脳の思考意識が肋骨の思考意識の意味で解釈するのである。

聴力障害の発生
前項の視覚障害が発生すると、視床に報告される本来の自分の感情と、大脳意識から送られる肋骨の思考意識によって造られた意味・感情が矛盾するために、恐怖が起こり、視床が緊張し、発熱が起こると視床に傷が起こり、聴力が落ち、目眩が起こり、難聴やメニエル病がこるのである。

治療方法

胸椎、腰椎、仙骨、股関節・腸骨、頚椎、肋骨、頭骨、のフォルム治療の後に、
各足指の関節を曲がりやすい方向に少し圧力をかけ、肋骨のフォルム治療を行う。
CからHまでの12の音程を発声しながら頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、のフォルム治療を行う。
CからHまでの12の音程を発声しながら和声のオィリュトミーを行う。
幼児には、治療者が音程を発声しながら頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、のフォルム治療を行う。

4.

リューマチによる聴力障害・視覚障害

第1腰椎 拝むの判断 サムヤサの愛憎で自分の母の判断を組み立てる。
バージニア・ハミルトンの文学。
接触アレルギー。
第2腰椎 反生命感覚力の判断 世間の思考体系で自分の記憶を否定する。
大学などの権威に弱い。
閉所恐怖症。
人工の音が嫌
第3腰椎 怯えの判断 主の外観を自分の判断に遡行で作る。
メニエル病、喘息、蓄膿症、中耳炎、
第4腰椎 障るの判断 世間の思考体系で人類の共通意識を神経症する。
3分割、7分割、12分割を好む。
第5腰椎 実の判断 他者の自閉症で自分の行動を抑圧してしまう。
5分割を好む。
50h以下の周波数の難聴。
第1仙骨 A♭ 苦難の判断 人類の共通意識を他者の歪んだ意志で否定する。
金管を好む。
第2仙骨 G♭ 非ずの判断 他者の破魔矢で世間の流行を作る。
2000h以上の周波数の難聴
帰納的思考法が好き。
第3仙骨 座主の判断 他者の意識障害で主の認識を組み立てる。
参入して主の認識を知ろうとする。
高所恐怖症。
第4仙骨 半ばの判断 自分の母の意識で他者の行動を怯える。
空の薬缶を火にかける。
50h〜2000hの周波数の難聴。
広い部屋が怖い。
第5仙骨 恐怖の判断 自分の母の意識に絶望し、主の悲しみを拝む。
弦楽器を好む。
演繹的思考法が好き。
第6仙骨 H♭ リューマチの判断 主の認識を自分の思考体系で怯えわだかまる。
漢字を書くと一部が抜ける。
弁証法的思考が好き。
喘息、中耳炎、貝類アレルギー、

音楽

ベートーヴェン
ピアノソナタOp.110第3楽章Fuga変イ長調前半

2001年10月29日

千葉義行

ページ先頭へ戻る