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共感と代行

リューマチを治す為に5

思い込み・罪

右の絵の上にカーソルをかざしますと音楽がながれます。

右 罪 1999年 クレヨン

1.

「罪とは思い込みである。」と書くと、皆さんはきょとんとすると思う。

「罪を犯す」とは、普通は法律で決まっていることを意識的にあるいは無意識で破るという意味で使われる。
犯人としてつかまって裁判所で裁かれ、自分が法律で決まっていることを破ったという自覚が意識され「罪が償われる」のである。

宗教的には、主・神の言葉を意識的にあるいは無意識で破っている状態という意味で使われる。
「主・神の言葉」を一応その宗教のカリギュマ(信仰告白)であると定義しよう。
すると、その宗教のカリギュマ(信仰告白)は、言葉で述べられているから、その言葉どおりに生きれば「罪を犯していない」こととなる。
一般に罪の告白をする人々は、その宗教のカリギュマ(信仰告白) を疑ったり、その宗教のカリギュマ(信仰告白)に添って生きられない自分を告白するのである。
しかし、主・神と自分は我と汝の関係で一対一に結ばれていると自覚するようになると、主・神の言葉を知らない自分(無知)を認識するようになる。
すると、 主・神の言葉を無意識で破っている状態にある自分を意識できるようになるのである。

日常生活に話を戻そう。
自分の子どもが朝学校に行きたくないといったとしよう。
自分が人間は勤勉に学び働くべきであるという認識を自分自身に努力していたとすれば、「なんとしてでも子どもを学校に行かせねば……、このままではこの子の将来が心配だ」と思うだろう。
毎日学校へ行くことがつらい子どもを見ていると、「原因は何なのだ、自分の親としての育て方が悪かったからか?今の学校のシステムではこどもたちはこうならざるを得ないのか?」と、自分を責めたり学校や社会制度を責めたりするだろう。
不登校の子どもと何年も付き合って、やっと、「この子の経験はこの子として大切なものだったのだ、この子は立派な人間だ」と気付くことができるのである。

「なんとしてでも子どもを学校に行かせねば……、このままではこの子の将来が心配だ」も、
「原因は何なのだ、自分の親としての育て方が悪かったからか?今の学校のシステムではこどもたちはこうならざるを得ないのか?」も、
思い込み・罪である。
「この子の経験はこの子として大切なものだったのだ、この子は立派な人間だ」と気付いて、わが子の心がやっと理解できるようになるのである。
思い込み・罪で自分が行動しているときには、現在起こっていることを肯定することができなくて現実が苦しみとなってしまうのだが、気付き・認識が起こり 「罪が贖われる」と過去の経験が大切なものであったことが理解でき、幸福である自分と家族を意識できるようになるのである。

だから、「罪の中にいる人間」は不幸であり、「罪を贖われた人間」は幸福なのである。

「罪」の中にいる人間は「なにが罪であるか」を意識できない。
「なんとしてでも子どもを学校に行かせねば……、このままではこの子の将来が心配だ」と思ってあせっている人に、「子どもが学校に行かねばならないと考えているあなたは間違っている。学校に行くことだけが人生の経験じゃあないよ。あなたのお子さんはこのことを経験しようとしているから本当はえらい子なんじゃないの。」と言っても受け入れてもらえない。
「原因は何なのだ、自分の親としての育て方が悪かったからか?今の学校のシステムではこどもたちはこうならざるを得ないのか?」と自分を責めたり社会を責めたりしている人に、「お子さん自身が自分の理想を他の子や先生や社会に押し付けているのが原因じゃないの。すべて自分自身のことから起こっていると考えないと、お子さんになにを援助していったらよいかが見えないよ。」と言っても拒否されるだけだ。
長い間悩み続け、子どものそばを離れなかった人が自分の経験に気付いたときにだけ、「ああ、そうだったのですね」という言葉が返ってくるのである。

「宗教の中にいる人間」は、「自分が罪を犯しているこ」とは意識できるが、「なにが罪であるか」を意識できない。
天使・粒子霊とは自分と他者の価値意識の体系が外化したものである。
自分の価値意識の体系が支持する天使・粒子霊の思考の一部は神とされ、自分の価値意識の体系を否定する天使・粒子霊の思考の一部は悪魔とされる。
人間は、特定の価値体系を共有する外宇宙・内宇宙・平行宇宙を持つ宗教の宇宙に、特定の所作や瞑想や祈りによって参入してしまう。
宗教の宇宙には特定の価値体系がある。その価値体系の出発点となった思考は神とされ、その価値体系を否定するものは悪魔とされる。
宗教の中にいる人間には、主(肉体・精神・母)と神(思考意識・父)の区別がつかない。
宗教の中にいる人間が主・神と一対一で対峙していることを意識できるようになると、主・神の言葉を知らない自分(無知)を認識するようになる。
すると、 主・神の言葉を無意識で破っている状態にある自分を意識できるようになる。すると、「自分が罪を犯しているこ」を意識する。
しかし、「神は人間の思考意識であること」を認識できなければ、 「なにが罪であるか」は意識できない。

2.

前生までの鬱病・悪が解決していないと、足指の関節にリューマチが蓄積される。
足指の関節のリューマチは、鎖骨に価値体系を作る。
鎖骨の価値体系は、胸椎と仙骨に座標軸を作り、自分の価値体系を支えるものは天使又は神と感じ、自分の価値体系を否定するものは悪魔と感ずる。
胸椎と仙骨に座標軸は、12音階と全音階の音程を歪め、自分の触覚を歪める。

治療法は、胸椎、腰椎、仙骨、股関節・腸骨、頚椎、肋骨、頭骨、のフォルム治療の後に、
各足指の関節を曲がりやすい方向に少し圧力をかけ、肋骨のフォルム治療を行う。

3.

リューマチから起こる罪・思い込み

第1胸椎 遡行の触覚 自分の母としての感情で祈祷を繰り返す。すると、自分の周囲に実現する。
第2胸椎 H♭ 論理の触覚 自分の母としての感情で祈る。すると、それは神の力で実現すると思う。
第3胸椎 外観の触覚 愛・倫理を自分と他者にあらせる。それが神の国を作る行為であると思う。
他者のサムヤサの破魔矢で自分の認識を育てる。
自分のサムヤサの脳性麻痺があるとそれが世間の意志であると思い込み・罪する。
自分の聖霊の判断を主の認識であると思い込み・罪する。
第4胸椎 A♭ 投機の触覚 主の阿弥陀(浄土系)、自分のガブリエル(イスラム教)・サムヤサ(ビシュヌ派)アイオン(オーム真理教)、他者のメスラムに帰依をする
第5胸椎 序列の触覚 自分の生命感覚の一部を順序だて他者の霊我を支配しようとする。
世間の思考体系を自分の思考体系で作り出す。
世間の悲しみを自分の思考体系が遡行し作り出す。
第6胸椎 F♯ 汚穢の触覚 動物や植物又は尊敬する人格の行為や感覚の真似を繰り返せば自分に同じ能力が生じると思う。まじない
平行宇宙の脳性麻痺で自分の判断を現実化する。 科学技術の発達、錬金術
主の臭覚を自分の自我で真似る。
第7胸椎 視覚障害の触覚 自分の発する言葉、他者の発する言葉で、人間関係と地球が動かされると思い込み神経症になる。言霊
自分の判断が世間の破魔矢で肯定されたと思い込み・罪する。
第8胸椎 身悶えの触覚 主の判断に対する恐れで自分の周りに派閥を囲む。
自分の派閥の外に対し自閉症を起こし、自分の派閥を自分の認識で動かそうとする。
自分の歪んだ感覚で主の判断にわだかまる。
第9胸椎 座主の触覚 物質で自分の体を治療しようとする。ハーブ、健康食品
自分のエーテルで世間の他者の記憶への喪失を作り出す。(世話を焼く、囲い込む)
自分の自我で主の認識を罪する。
第10胸椎 哀れみの触覚 他者の外観を哀れむ。
他者の思考意識を在らせようとする。〜しなさい。
第11胸椎 D♭ わだかまりの触覚 自分の歪んだ感情で他者の判断を遡って作り出す。
第12胸椎 座標の触覚 世間の感情で世間の判断にわだかまる。
他者の感覚で他者の認識にわだかまる。
自分の認識で自分の行動にわだかまる。
自分の言語で自分の意志にわだかまる。
第1仙骨 A♭ 慰めるの触覚 世間の歪んだ母の意識で自分の自我を慰める。神殿や寺院や像を建てる。
第2仙骨 F♯ 非ずの触覚 自分の生命霊のわだかまりで自分の認識を否定する。
第3仙骨 育むの触覚 他者の判断を道徳で導こうとする。
第4仙骨 舐めるの触覚 他者の超歴史体の破魔矢で自分のサムヤサを育て、自分のサムヤサに参入する。
他者の存在体の破魔矢で自分のアストラルを方向ずけ、世間の思考体系を作り上げる。
自分の感情を他者の自我で作り出し他者の判断を苦しむ。
第5仙骨 重ねの触覚 自分のアストラルを世間の記憶に重ね、世間を鎮護しようとする。自分の生命霊を自分の超歴史体に重ね、自分の家系を防御しようとする。
第6仙骨 H♭ 喪失の触覚 主の意志を失う。
自分の認識で自分の周囲の人々を救済しようと思う。
他者の認識で主の記憶を共済しようとする。(主の上位存在を罪する)
世間の行動で主の認識を罪する。

音楽

シューマン こどものためのアルバム作品68
小さなフーガイ長調

2001年10月21日

千葉義行

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