1.
かよさん、昨日はご苦労様でした。
年少と年長のこどもたちとわらべうたで25分遊ぶことができ、
それまで輪の中には入れなかった子どもが、「おちゃをのみにきてください」であなたに手を取られたら役割交代がすんなりできた」。
という報告はうれしいかぎりでした。2.
その後の2時間に及ぶ治療もご苦労様でした。
第5腰椎はミ、第4腰椎はソ、第3腰椎はラ、第2腰椎はシ、第1腰椎はレ、 あなたがペンタトンを発声しながら、私は、足指、腸骨、胸椎、腰椎、仙骨、をフォルム治療しました。
あなたは、左わき腹の苦しみを訴え、股関節の痛みが起きましたが、やがて消えました。
「一時背筋がゾーとなってそれから下に降りていきました。」
「それはね、あなたの生み出したレヴィアタン(ヨブ記第3章)という竜(粒子霊・天使)だったのですよ、 かってな行為をするものへの怒りといっていい」
「はあ、わたしはこのごろそういう思いをしていました。」
「カインはね、彼自身のレヴィアタンに突き動かされてアベルを殺してしまったのですよ。
聖書をよく読めば、アベルは自分のことしか考えていない、そして自分の考え出したものを実現してしまう。 それに対して怒りが起こるのは当然ですよね。
その後、カインは自分を責め続けたのですね。
すると、また別の竜を生み出してしまったのです。
アメリカのかってさと、イスラム原理主義(派閥はたくさんあるけど)の怒りとかってさも、ここからおきている。」
「ペンタトンは自分の母親としての感情を現すんだよ、主としての感情といってよい。
他者と出会って、自分の体が自然に動くことをする。すると、他者が支えられ、他者自身のなりたいように成長が起こる。それが、母親・主としての感情だね。
でも、他者をじっと敬愛していても、他者が他の他者にしてはいけないことと自分が認識したことをしたら、怒ってしまうよね。……それが、レヴィアタンを呼び起こすんだ。」
「一つ目の波は去ったのだけれども、今度は左肩から首にかけて嫌な感じが残っている……」
3.そこで、胸椎と和声の治療を続けました。
1度、2度、短2度、長3度、短3度、4度、増4度、5度、6度、減6度、7度、減7度、8度、
C.D.D♭.E.E♭.F.F♯.G.A.A♭.H.H♭.C‘.
あなたが12音階を発声し和声のオィリュトミーを取りながら、私は、足指、腸骨、胸椎、腰椎、仙骨、をフォルム治療しました。
もう一匹の巨大な竜が抜けました。
「ヨブ記では河馬・ベヘモットと呼んでいるね。
神経症の連鎖で自分の体がアレルギー反応の体系を作ってしまうのだよ。
すると、肉体的には、アレルギーやアトピー、代謝不全や免疫不全を起こしてしまう。
精神的には好き嫌いの体系を作ってしまう。」
「平均律の12音は外界から聴覚に響いてくる感覚を現すんだ。
本来はどの音もそのままでいいはずなんだけど、 一音ずつ胸椎に響かせていくと嫌な響きに感じる音があったよね。
それは、自分の心の体系の中で執拗にそう聞こえてならない体系を作ってしまっているからなんだ。」4.
「まだ、御尻が冷たいです。尾てい骨が痛いです。」
あなたに、尾てい骨・第6仙骨、第5仙骨、第4仙骨、第3仙骨、第2仙骨、第1仙骨、を押さえてもらいながら、
私は、H♭.C.D.E.G♭.A♭.の音をグロッケン(金属のシロフォン)で鳴らしました。
「一番目( H♭.)、4番目(E)、5番目(G♭)、6番目(A♭)、が響くといやです。」
「いやあ、まだまだ大変だね。
もう時間も長くなったからまたこんどにしよう。」昨日はここまででした。
おそらく、仙骨から抜けるものはルチフェルであろうと思います。
仙骨は腸骨とともに手、足、腰、肩、背、腹、首、ほほ、ひたい、の筋肉の副交感神経系、交感神経の結節点に位置し、筋肉に響く感覚と意識を整理しまとめる役割を持っています。
仙骨が詰まることによって、足に水が溜まったり、尿酸値が高くなったり(痛風)、成長痛が起こったり、四十肩が起こったり、します。
特に足の意識が脳に報告されなくなり、手と肋骨の思考で脳が思考し判断するために、思いと行為が逆になる現象が起こります。(本当は仲良くしたいのだけれどけんかをしてしまう。好きなんだけど相手を拒否する。等)仙骨には、手の思考意識に共感してしまい、足の意識を手の思考意識で代行して造り出してしまい、脳に報告するという弱点があるのですね。
これは、人間の手骨の発達より仙骨、頚椎、胸椎、腰椎の発達が遅れているために起こったことなのです。
すると、手の思考意識が発達してきますと、科学技術や産業に関する思考は仙骨でベルゼブブを作り出し、思想や宗教や芸術や風俗に関する思考は仙骨でルチフェルを作り出すのです。
ベルゼブブもルチフェルもいずれもリューマチの粒子霊であると考えていいのです。仙骨は6個の骨が硬く結び合ってできています。
この仙骨には、H♭.C.D.E.G♭.A♭.の六つの音が響いており、これらの音の関係は隣り合った音同士が全部長2度の関係にあります。
で、 H♭.と、A♭.の中間の音は、E♭(D♯)であり、胸椎においても、A.E♭の関係(増4度)、C.E♭の関係(短3度)、に大きな緊張が起きているのです。
このE♭がルチフェルをあらわす音となっていると私は感じているのです。
おそらく、あなたが一番嫌だといったG ♭の音がベルゼブブをあらわす音であろうと思います。この文章は仙骨と頚椎の治療が終わったら書き継ぐことにしましょう。
音楽
バッハ 平均律クラヴィア曲集U
プレリュード]]イ短調
2001年10月11日
千葉義行