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幼児のためのわらべうた・オィリュトミー  NO.3

わらべうたは、レ、ミ、ソ、ラ、シ、の5つの音階からできているものがほとんどです。
「ぞうさん」や「あかいとりことり」や「ゆりかごのうた」などのすぐれた童謡も、レミソラシの音階でできています。

なぜ、レミソラシの音階が大切であるかといいますと、この音階が子供たちの意識の内界(深層の意識)から響いているからなのです。
ドレミファソラシドの長音階や、ラシドレミファソラの短音階は、私たち人間の外の環境から聞こえていたり(長音階)、他者や自分の感情を表していたり(短音階)しています。
幼い子供たちにとって、自分の内面から響いてくる自分の気持ちが、たのしい!と思ったり、きもちよい!と思って育つことが、その後の人生を乗り切っていく力となるのだ、ということを、十分にみなさんにわかっていただきたいのです。

ですから、わらべうたであれば、どんな歌でも必要であるということはありません。
力強く、自分の気持ちと、他者の気持ちを肯定しているわらべうたを選び、こどもたちといっしょに歌っていくことこそ、一番大切なことなのです。

いっぴきちゅう

Internet Explorer 4.0以上のプラウザをお持ちの方は、再生ボタンの上をクリックしますと、MIDIの音楽が再生しします。

6ヶ月〜

フェルトや画用紙でネズミの指サック人形を作ります。

いっぴきちゅうで、ねずみをいっぴきたて、こどもに近づけます。
もとにかえってで、手前に戻します。
にひきちゅうで、ネズミをにひきたて、子供に近づけます。
にひきちゅうで、手前に戻します。
もとにかえってで、子どもに近づけます。
さんびきちゅうで、ネズミをにさんびきたて、
さんびきちゅうで、 子供に近づけます。
もとにかえってで、手前に戻します。
いっぴきちゅうで、ネズミをにいっぴきたて、子供に近づけます。
ちゅうちゅうちゅうちゅうで、 手前に戻します。

3才〜

3才になりましたら、みんなで手をつないで前後に足を踏みしめながら動いてみましょう。

いっぴきちゅうで、前へ動きます。
もとにかえってで、後ろへ戻ります。
にひきちゅうで、前へ動きます。
にひきちゅうで、 後ろへ戻ります。
もとにかえってで、前へ動きます。
さんびきちゅうで、後ろへ戻ります。
さんびきちゅうで、 前へ動きます。
もとにかえってで、後ろへ戻ります。
いっぴきちゅうで、前へ動きます。
ちゅうちゅうちゅうちゅうで、小走りに後ろへ戻ります。

「あっねこさんがこっちをみている」と保母がいいますと、こどもたちはそっとうたいます。
「あっねこさん、いっちゃった」と保母がいいますと、こどもたちはまた、元気にうたいだします。このようにして、大きい・小さい、を子どもたちに伝えることができます。

自主保育のサークルなどでは、赤ちゃんをだっこしてお母さんたちがこの動きをしてもよいですね。

しっかり足を踏みしめて、前と後ろに動きましょう。
このうたは、心臓の鼓動のリズムでうたわれます。

この歌で前後にしっかりと足を踏みしめて動けるようになりますと、
友達の気持ちを誤解してかんだり、たたいたり、けったりしてしまう、行為障害(これは、友達の怯えや恐怖に自分の思考意識が自分の怯えや恐怖を結びつけてしまうことから起こります:後ろに進めなくなります)や、
友達の怯えや恐怖や悲しみや苦しみを感じると、友達に手が出せなくなってしまう、神経症(これは、友達の怯えや恐怖を感覚してしまうと、友達の喜びやしっかりしている気持ちが感じられなくなってしまうことから起こります。:前に進めなくなります)が、治っていくのです。

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