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今月の独り言
バックナンバー



2003/2 現場の悩み
2003/1 決意
2002/12  心の成長
2002/11 障害者ゼロを目指して
2002/10 感謝の気持ち
2002/9 練習を効果的にするには
2002/8 オーバートレーニング
2002/7 全国大会に向けて
2002/6 油断大敵
2002/5 トレーニングの成果
2002/4 再確認
2002/3 自分が決めている「枠」を外す 
2002/2 どうせやるなら楽しく!
2002/1 呼吸法
2001/11 ESTA流ストレッチ
2001/10 人の行動とイメージ
2001/9 優先順位
2001/8 子供を見習う
2001/7 夏の取り組み
2001/6 サッカーコンフェデレーション杯
2001/5 勝利の方程式
FEBRUARY.2003  現場の悩み
 2月に入り、日増しに日中が長くなり、春の訪れを少しずつ感じる一方、寒さはまだまだ厳しく、体調管理だけでも四苦八苦しております。皆様もどのようにお過ごしでしょうか?

 さて、この時期はオフシーズン中のチームも多いとは思います。春までのオフシーズンをどう活用していくか、現場の監督、コーチは常に頭を悩ませます。
 
 悩まれる原因、背景には
  @試合などの目標がなくなる
  A練習時間が多く取れない
  B気温が低く、障害が心配
  C体調不良者の増加
  D選手の(体脂肪による)体重増加
                       ・・・など、様々な問題が出ているようです。
 
 特に@に挙げた目標を選手たちが見失う事によって、士気が落ち練習の質も低下傾向にあるといった悪循環に陥っていることが多いようです。

 このような背景から、この時期にメンタルトレーニングを実施し、現状を打破しようと思う指導者の方々からの要望が高まっているのを感じます。
 
 又、上記5項目以外にも、
  ■チームの状態を把握し、チームビルドトレーニングを行う
  ■目標設定
  ■練習の「量」から「質」への転換
  ■集中力の強化
  ■ウォーミングアップを含めたコンディションづくり

・・・など、様々な角度からの指導が必要になってきます。
 
 そして何よりも選手自身が、オフシーズンは「春から夏にかけての試合に向けた準備がどれくらいできるか」という大切な時期である事を認識し、自覚を持って取り組んでもらえるよう進めていくことが、大切であると思います。

 

JANUARY.2003  決意
 明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
今年も新年を無事迎えることができました。これも偏にみなさまのおかげだと感謝しております。
 昨年を振り返ってみますと、新規チームの契約、大学での講演、通信指導の開始、トレーニングしていた選手のVリーグ入り、高校陸上部京都大会女子総合優勝、中学女子バスケットボール新人戦初優勝など様々なことがありました。
 今年も昨年以上の感動が味わえるよう、全力投球をしていく覚悟です。
頑張ること、がむしゃらになることが楽しく、又イキイキとした毎日を過ごせるよう、常に前向きな人生を送りたいと思います。
  みなさんは、今年の目標は決まりましたか? 目標は立てたら終わりではありませんね。

 
大目標を立てる 小目標を立てる やる気の向上 行動
小目標を立てる
行動の分析・修正 継続
目標の達成!

 どんな人でも良い結果を望むのは当然です。しかし、結果だけを望みすぎると実際にどう行動すれば良いのかイメージがはっきりしません。何をしていけば、目標に到達できるのかがイメージできてこそ行動に移す事ができます。ウエイトトレーニングもメンタルトレーニングも練習も、目標と計画を立てて継続して取り組むから効果が出てくるのです。闇雲に行き当たりばったりで、自分の気分だけで事を進めるのはとてももったいない話です。
 

 行動あるのみ

 
実績を上げている人たちには必ず共通点があります。それは、「これはいい!!」と思ったことはあれこれ考えず、直感で動くという事です。なにしろ行動が早い!私はいつもそういった指導者の方々には感心させられ、見習わなければと思っています。

 こう書くと直感だけで動いておられるように捉えられてしまうかもしれませんが、それだけではありません。選手の事、練習の事、試合相手の事、 実に細かく分析をされていて未来へのプラスイメージを持っておられます。ですから、トレーニング計画についてのお話をさせて頂くとき、お互いに「あーしよう」「こーしよう」などと言い合いながら、2時間3時間があっという間に過ぎてしまいます。

 選手のタイプは大きく分けて3つに分類できます。
   1.指導者を信頼して実践するタイプ 
   2.指導者を信頼しつつも、実践したりしなかったりするタイプ 
   3.指導者を信頼している、していないに関わらず、実践しないタイプ

 指導者(私も含め)は「1のタイプ」の選手像を望むのですが、私が何よりも望むのは、「自分に少しでもプラスになる」と感じたことは、徹底的にやってみる選手であって欲しいのです。「徹底的」という言葉の裏には、「継続する」という意味が含まれています。ちょっとやっただけで効果が現れるものは数少ないのが現状です。即効性を望む気持ちもわかります。しかし、それでは目先の事にとらわれすぎて、計画的に効果を求める事ができなくなってしまいます。一発の宝くじを狙うのと堅実に貯金をしていくのとでは、どちらが確実か・・・ということです。
 
 多くのスポーツマンは天才ではありません。成功や挫折を繰り返しながら一歩ずつ進んでいます。努力を惜しまず夢に向かって進む選手達の行動力のエネルギー源となれるよう、今年も行動あるのみです。




DESEMBER.2002  心の成長
 12月に入り、なにかと慌しく過ぎていくような毎日を送っていますが、 皆様はいかがお過ごしでしょうか。
 さて、ここ2週間ほどびっしりと詰まったスケジュールの中で、中学生や高校生のチームを主に指導しておりましたが、今回はその中の出来事について お話していきたいと思います。

 ある中学生のサッカーチームでのことです。 指導に訪れた日は試合で、我々(スタッフを連れて)が試合までのコンディショニングとメンタルサポートを担当しました。
 
 私は、まず初めに選手達に尋ねました。
「試合に勝ちたいか?」
すると選手たちは突然の質問に戸惑ったのか 「・・・・」
もう一度尋ねると大きな声で 「はい!」 と返ってきました。 (負けたいなんて思っている選手はいないですから当然ですよねー)
 
 それから選手達に話しはじめました。
「勝とうと思うだけでは勝てない、勝つための行動の積み重ねが結果につながる。 試合で、素晴らしいパフォーマンスを発揮できるようにすることを目指そう。 その為には、心も体もベスト状態でピッチに立たなくてはならない。 試合は準備の段階からすでに始まっている。さあ、準備を始めよう!」
 
 それから集中トレーニング、イメージトレーニング、 ウォーミングアップ、ストレッチ・・・と試合までの時間を計算しながら進めていき、 選手達の表情もどんどん良くなっていきました。
心も体も良い状態でピッチに立った選手たちは、とても良いパフォーマンスを見せてくれました。

 しかし後半の残り10分、一瞬の隙をつかれ(監督、コーチがチームの課題だと言われていた) 試合は負けてしまいました。
特に大きな目標としていた大会でもないのに選手たちの目には涙が・・・・ それを見て私は、内心嬉しくなりました。(本当は嬉し涙が一番見たかったのですが)

 選手たちは勝つための準備をし一生懸命プレーをしたからこそ、試合に負けた事に対して涙が出るのです。いい加減な取り組みでは決して涙は出ません。 試合には負けてしまいましたが、次につながる試合をしてくれました。 この涙は選手達の心を大きくしてくれるに違いありません。 監督やコーチからも、今日の試合は選手の力が80%以上は出ていた。よく動いていいゲームをしていた。 と評価していただきました。


NOVEMBER.2002  障害ゼロを目指して
 京都市立洛陽工業高校 男子バレーボール部のトレーニング指導を始めて8年が過ぎました。
 指導を始めた当初、肩や膝、腰に障害をもつ選手が多く、試合でもケガに泣かされた年が多くありました。下半身の筋力に比べ、上半身の筋力が弱いことから、肩や肘といったところに障害があり、パワーも不足していました。

 「強靭な体をつくらなければ、選手の能力や試合での安定感は向上しない!」という結論に達し、5年前から筋力トレーニングの比率を上げ、徹底的な体づくりを目指しました。
  トレーニングを徹底した2年後(今から3年前)には肩の障害は激減しましたが、腰痛、膝痛は多く発生していました。そこで、体幹トレーニングと柔軟性の向上を目指し、トレーニングをスタートさせました。

 現在3年生になる選手たちは、この方針で3年間トレーニングを継続してきました。その結果、3年生と2年生は腰痛、肩痛ゼロになりました。トレーニング半年の1年生にも1名いるのみです。バレーボールチームに腰痛者がほとんどいないというのは、自分の経験上(他チーム指導も含め)見たことがありません。継続の成果であると思います。
 
 さて、今年からの目標として、バレーボールに最も多い「膝の障害」をゼロにしようと計画しています。この結果がはっきり出てくるのに、あと1〜2年はかかると思いますが、これが達成できれば最強のチームができあがるのではないかと、内心ワクワクしながら取り組んでいます。

 自分の体のことを気にせずプレーができるということは、自分の可能性をさらに高める事につながります。「目標」を「確信」に変える為に、取り組んでいきたいと思います。

 

OCTOBER.2002  感謝の気持ち・・・私の場合
 みなさんこんにちは。10月のスタートです。朝晩は肌寒く感じ、日中はとても過ごしやすく、もうすっかり秋の気配ですね。
 さて、みなさんはある節々で「心から誓う」ということをされておられることと思います。「心から誓う」ことができると、自分の中のエネルギーがどんどん高まっていくのがわかりますね。私も「もっともっと質の高い指導を目指していこう」と心に誓うことでエネルギーが高まり、結果何に対しても積極的な行動が起き、前進する源になっています。
 
 この「心から誓う」ことが出来る背景として、感謝の気持ちがあります。
私の場合(社会人の方もそうですが)、仕事をすることで報酬を頂いています。この報酬を捻出する為に、顧問の先生や監督さん、選手や保護者の方々がどれほど苦労しているか。チームや選手の練習時間を割いてまでも外部の人間に預けてでも、強くなってほしい、良い方向に持っていきたいという気持ち。選手達も少しでも強くなりたいと練習時間を割いて、メンタル&フィジカルトレーニングに取り組んでいる。そして、選手の保護者やチーム関係者からも協力や支援を頂いている。などなど・・・。私を支えて下さる周りの方々の理解と協力があってこそのものだと思っています。
 
 これらのことを深く考えていくと、最終的に出てくる気持ちは「感謝」です。この「感謝」という、たった2文字の言葉の中に、どれほどの深みがあるのか・・・。うわべだけの「感謝]なのか、心の底からの[感謝」なのかで、出てくるエネルギーは当然違います。

私の場合、
「先生や監督さん、選手の気持ちを尊重しているか」
「良かったと言ってもらえる内容になっているか」
「皆が成長できるような方向へ行っているのか」
「報酬に見合った、それ以上の仕事ができているのか」
「自分が指導を受ける立場であれば自分の指導に納得できるのか」
・・・など、感謝の気持ちを胸に、自分の指導はどうなのかを常に考えます。
 
 競技ができること、学校に行けること、指導が出来る事・・・。周りの方々の存在を忘れることなく、常に感謝の気持ちで行動すること。そして、練習場所にも・・・です。「ありがとう」の気持ちで、掃除や練習をして下さい。ぐんとエネルギーの高い場を作り出すことができます。それは、自分自身にも、チームにも良い影響を与えるのです。

 「自信過剰」は誰でも経験アリでしょう。自信を持つ事は必要です。私も 自信を持って指導をしています。しかし、それが自分勝手な判断になったり、手を抜いたりなどということなってはダメだと思うのです。なぜなら、自信過剰とは、感謝の気持ちを忘れている事の表れだからです。これはマイナスエネルギーを発します。ですから、手を抜くことなく全力で取り組み、又客観的に自分のあり方を見直し、関わる全ての人や物に感謝の気持ちを忘れずに接することは、自信過剰にならない大切なことであると実感しています。そして、このことを肝に銘じ、毎日取り組んでいます。
 
 全国からご意見やご感想、要望、お問い合わせなど本当にたくさんありがとうございます。経済的、地域的な制約があるが、強くなりたい、なんとかしたいと願っている方々にも、H.P上での情報や通信指導といった形で提供させていただき、ご利用下さる事で夢や目標が現実のものとなるようサポート出来ればと思っています。
この場を借りて感謝の気持ちをお伝えするとともに、新たな決意のもと頑張っていきたいと思います。これからもご支援、ご協力を、どうぞ宜しくお願い致します。


 
SEPTEMBER.2002  練習を効果的にするには
 まだまだ残暑が残る中、上手くなりたいと懸命に練習に励んでおられる事と思います。そして、早く、効率よく技術を高めたいと思っておられることでしょう。また、いくら練習しても一向に成果が現れないと感じている人もおられるでしょう。そこで、今行っている練習を見直してみましょう。
 
<問題>運動を学習していくにあたり、あなたはどちらを選択しますか?    
       @正しい動きを何回も反復する    
       A失敗するが、多様な状況で練習する      

 ほとんどの方は@を選んだのではないでしょうか?しかし、答えはAになります。

 これは、シュミット(Schmidt, R.A., 1975)が提唱したスキーマ理論と呼ばれる考え方です。ある1つの運動を遂行する時、「どのくらいの強さで」「どの方向に」といった運動プログラムによって実際の運動が行われ、結果が生じます。この結果データ記憶の蓄積範囲が広く、また多いほど多様な状況に対応する能力が高いという理論です。

 例えば・・・
 <キャッチボールやパス、サーブといったものを練習する時>
  ●同じ位置から同じコースへの同一練習 → 練習結果から得られるデータ範囲が狭く、ちょっとした状況の変化に対応しきれない。
  ●練習スケジュールをこなす場合 
   @一つのスキルを連続して行ってから次のスキルへ移る(ブロック練習)方法
   A一回毎に練習するスキルが変わる(ランダム練習)方法
 
 @とAを比較すると、ランダム練習はブロック練習に比べ、練習中のパフォーマンスは劣るが、記憶の保持という点で優れていたという結果が得られています。

 以上のことは様々な研究がなされ、そのほとんどが証明されています。
 つまり、練習の早い段階でブロック練習からランダム練習へと切り替える必要があるということです。
動作の憶え始めや難しいスキル練習にはブロック練習も必要です。しかし、いつまでもブロック練習の方法で練習スケジュールを組む事は、逆に練習効率を悪くしてしまいます。
いくつもの状況を練習スケジュールに組み込み、ランダム練習により一本一本、一球一球集中することで、技術の上達は早まるのではないでしょうか。
せっかく練習したスキルを一日で忘れてしまうのは、あまりにももったいない話です。

 心も技術も成長するには、いくつもの失敗があってこそ。「失敗は成功のもと」誰もが知っているこのことわざは、まさに人間の真理をついているのではないかと思います。目先の成功にとらわれず、失敗を恐れず、常にチャレンジしていく姿勢こそが本当の成功への第一歩だと確信しています。                                 

参考文献  スポーツ心理学の世界


AUGUST.2002  オーバートレーニング
 猛暑の続く中、大会を抱えているチーム、合宿でハードな練習をこなすチーム、すでに新チーム体制となって動き出しているチームなど、それぞれのチーム事情は違っても、目標に向けて頑張っている事と思います。
 
 特にこの時期は日中の時間も長く、中、高、大学生は夏期休暇に入っているため、練習時間が普段より長くなる傾向にあります。そこで心配されるのが、オーバートレーニングです。オーバートレーニングが起こってくると、精神的、体力的にマイナスな作用が働き、練習や試合の質的内容が低下してきます。
 このオーバートレーニングの早期発見、早期措置が、練習を効率よく行うポイントとなります。
若い選手に多い ベテラン選手に多い
オーバートレーニングの徴候
  • 興奮気味
  • 食欲減退
  • 睡眠障害
  • 体重減少
  • 回復が遅い
  • 負荷がかかると異常な過呼吸
  • 精神的不安定
  • やる気が起きない
  • 体調は普通
  • 体がだるい
  • 本人も周りも気づかないことが多い
オーバートレーニングの措置
  • トレーニング量を極端に減らす
  • ゆっくりとした持久力トレーニング
  • 栄養のある食事
  • 精神的リラックス
  • トレーニング量を減らす
  • わずかに高い強度のインターバルトレーニング
  • リラックスとパワートレーニング
  • エネルギーの高い栄養のある食事
オーバートレーニングを防ぐには、日々のコンディショニングチェックも重要な項目の1つです。
例えば、体重の測定、食欲、睡眠時間、疲労度や精神状態などをチェックするようにしておきます。

 選手も指導者も日々の状態を確認できるようにしておけば、変化が現れたときにすぐ対応ができます。
実際、私の指導先チームでも、このコンディショニングチェックを行い、常に選手の状態をチェックしています。


JULY.2002  全国大会に向けて
 暑かったり寒かったりで、気温の変化の大きい中での海開きの季節をむかえました。
高校では全国インターハイ予選も終わり、中学校も全国大会に向けて予選が始まります。このトップシーズンをいかにベストな状態で戦うかということは、選手、指導者にとって大きな課題です。今までの練習の成果を発揮する為にも、フィジカルとメンタルな部分をいかに良い状態に持っていけるかが、私達の指導にも課せられた大きな仕事です。

 まず、フィジカルな部分を良くして行くことが最低条件です。選手たちは常に肉体を駆使しています。筋の疲労や痛めている部分をいち早く回復させ、試合においての肉体的なマイナス面をできるだけ無くしていきます。そうすることで肉体に集中することなくプレーに徹する事がでます。ですから、指導チームでもまず体のコンディション調整が最優先としています。肉体を良い状態にして、精神に働きかける事を目的としています。
 次にメンタルな部分です。選手たちは惨めな結果を望んではいません。誰もが活躍したいと願っています。「自分が活躍するにはどうしたら良いか」ということを考えさせ、次に行動する自分の姿をイメージさせます。つまり、1つ1つのことを信念を持って確実にこなしていく事が第1歩なのです。

 ある意味、自分で自分のコンディションを整える作業とは、メンタルな部分を多く含んでいるのです。そして、自分で自分を励まし続け、必ず成功者となることを信じて疑わないくらいイメージを続けるのです。指導者も選手たちがそういった状況を作り出せるよう環境を整え、指導助言をプラス方向へ転換することが必要になってくるでしょう。
 試合当日、選手はプレッシャーと戦っています。それを乗り越える勇気を指導者は与える立場でなければならないと考えています。



JUNE.2002  油断大敵
 あっという間にもう6月です。この時期は気候の変化も大きく、体調管理を怠るとすぐ体調を崩しやくなりますので、十分気をつけて下さい。

 さて、いよいよ4年に1度のサッカーの祭典、ワールドカップが日韓共催で幕をあけました。今はこの話題でもちきりですね。
初戦のフランスVSセネガルの試合は、皆さんご存知の通り1−0で王者フランスが敗れるという大波乱が起こりました。何が起こるかわからない「スポーツに絶対はない」ということを、改めて思い知らされた出来事でした。

 私の指導チームもこれから夏の大会に向け、追い込みをかけています。
「相手が弱いから大丈夫」
「まだ少し先なので」
「今年も全国に出られるだろう」
などといった考えを正し、常にチャレンジ精神で目標にしっかり集中し、練習では決して力を抜かず全力を心掛けて欲しいと思います。

 試合後、選手たちが後悔しないようにコンディションの管理、障害予防、精神的充実ができるよう、スケジュールを組んで見てください。 


MAY.2002  トレーニングの成果
 新チームはいかがですか?春の大会も始まり、オフの成果が試される時期ではないでしょうか。
 
 ESTAの契約チームの中に、中学校の野球チームがあります。選手個人個人の技術的なレベルは結構高いのですが、チームとしてのまとまりに欠け、試合では今一歩のところで負けてしまう事が多いチームでした。
私がチームへ指導に行きはじめた当初、選手達はトレーニング中も私語が多く、ふざけたり、落ち着きがなかったり・・・という状態でした。これが、「実力はあるのに勝てない」大きな原因の一つとなっているのではないかと仮定し、トレーニングを計画していきました。

●選手とはどうあるべきなのか(選手として必要な行動、考え方)
●心のコントロール方法
●チームのまとまりによる集中力の向上
●疲労のとり方
●イメージの作り方
●ストレスの解消      etc・・・

 こうして3ヵ月後の現在、トレーニング中の私語やふざけるといった行為は激減し、トレーニングもスムーズに行えるようになってきました。
「集中力が切れないようになってきた」
「苦しい状況でも、一所懸命プレーしている」
などの変化が現れてきたと、監督からも嬉しい評価をいただきました。

 実際、私が行うトレーニング(実技や講義)は1回1〜2時間という短時間のものですが、この時間ずっと集中させ続けられるような内容で進めています。これが、知らずの内に集中力をつけ、考え方を変え、現実のプレーに少しずつ変化をもたらしているのではないかと思います。
 そして、やはりウエイトトレーニングに関してもメンタルトレーニングに関しても、トレーニング効果がある程度現れてくるのに3ヶ月という時間は、1つの目安となるのでないでしょうか。


APRIL.2002  再確認
 いよいよ4月に入り新年度がスタートしました。入学式、新学年、新チームと、年度の始まりは何かとバタバタ忙しい日々ではありますが、ここで気持ちを引き締め、初心に戻って新たなスタートをきってみましょう。

 チーム内においても新人が加入し、今までと違った雰囲気の中での練習が始まっていることと思いますが、この時期再度チームとしての目標や方向性をきちっと再確認し、チーム一丸となって前に進めるよう体制を整える必要があると感じます。

 目標が立てれば終わり・・・というものではなく、節目ごとに見直し、方向性や具体的な内容を追加、削除、修正を加えていかなければなりません。特に新入選手は、チームの目標や方向性がまだわからないことが多いので、この機会に他の選手とともに目標の設定を行ってみてください。

 オフシーズンも終わりいよいよ本番です。のんびり構えている暇はありません。あっという間にシーズンは終わってしまいます。充実したシーズンを送る為にも、是非今一度、再確認をお勧めします。

 余談になりますが、3歳になるうちのワンパク娘も保育園では1つ上のクラスになりました。ところがクラスが上がったとたん意識が変わったのです。「お姉ちゃんになる」という意識でしょうか?頑張ろうという気持ちが前に出、以前に比べてぐずったりワガママも減り、随分聞き分けが良くなりました。新たな気持ちで「頑張ろう!」という意識は、あの年齢でも存在するものなのですね。
私も負けずに頑張ろうと思います。


MARCH.2002  自分が決めている「枠」を外す
 チーム内には様々な技術レベルを持つ選手が存在します。上は全国レベルから下は初心者レベルまで・・・。
 その中でチームとして1つの目標にむかって進んでいく時、その目標(例えば全国出場)が選手にやる気を与える場合と、逆に目標が高すぎてやる気が涌いてこない場合があります。特に後者の選手の心理は、「どうせ自分はここまでだ。」といった既にあきらめの感情が先に立ってしまうのです。

 こういった選手に、「なぜそのような結論を出したのか。」と聞くと、大抵は「今の自分のレベルが低く、頑張っても目標に到達できない。」と言います。「それを決めたのは誰ですか?親?監督やコーチ?友達?」という問いには、「それは自分自身です」と答えます。つまり、現時点での自分のレベルと目標を比較した時、あまりにもその差がありすぎて、自分はここまでの人間だと勝手に決めてしまうのです。

 この「枠」を外す為にチームの目標と選手個人の目標を別にして立て、最終的にチームの到達できるよう、指導者が導いていかなければなりません。そして目標達成までの道筋が見えてくると、選手は自ら作っていた「枠」を外し、やる気が高まってくるのです。

 「人間その気になれば何でもできる!」というように、選手が勝手に決めている「自分の枠」を外す事は、人間の成長を加速させるのではないでしょうか。


FEBRUARY.2002  どうせやるなら楽しく!
 今年は雪にも恵まれ、ウインタースポーツ真っ盛り!ところが、「ゲレンデが呼んでいる〜っ!」という心の叫びとは裏腹に、今シーズンは仕事に追われまだ1度も行っていない。スキーおたくの私としては、とても悲しい日々を送っている。
 そんなストレスのせい!?・・・かはわからないが、私が講師として行っている専門学校でのウエイトトレーニングの授業で、スキー・スノーボードの為のトレーニングをやった時なんかは、自分でもビックリするくらい目がキラキラしていたように思う。

 授業の風景を一部再現すると・・・
スキー・スノボで最も多く現れる動きは、膝関節の屈曲・伸展運動や股関節の屈曲・伸展。内旋・外旋などであり、使われる筋肉は大腿四頭筋・ハムストリングス・腹直筋・大殿筋・・・などである。
と偉そうにウンチクをたれながら、嬉しそうに動作をやって見せる。そして、腹筋の使われ方はターンのときはこう!ストックワークでの筋肉の動きはこう!と・・・
これらの動きから、トレーニングを考えると、スクワット、レッグカール、・・・「では、実際にやって見ましょう!」という具合です。

 もちろん、私も一緒にトレーニングを行った事は言うまでもありません。
好きなことをしているときというのは、やはり元気が出て気持ちのいいものですねぇ。趣味と実益を兼ねるとはなんと素晴らしいことでしょう!「楽しい」はメンタルの基本です。前向きな発想から自分のエネルギーは高まります。皆さんも競技を楽しんで取り組んでいきましょう!


JANUARY.2002  呼吸法
 新年明けましておめでとうございます。今年も皆様の御健康と御多幸を心よりお祈り申し上げます。ESTAも日本のスポーツ界を更に良くしていく為、心を新たにして努力していく決意です。そして今年も、関わった方々の最高の笑顔が見られるよう、楽しみな一年にしていきたいと思います。

 さて、今年一回目のひとりごとは呼吸法です。普段は息をしてる事に全く意識をしません。生理学的には1分間に12〜14回くらい呼吸をしています。これは自律神経の働きによるもので、自動的に調節をしてくれています。

 自律神経には、交感神経副交感神経があります。
   ・交感神経→活動的に動いたり、外から来るストレスに対抗するときに働きます。
   ・副交感神経→活動を休めたり、リラックスしたり、眠るようなときに働きます。
人が生きていく上で、この自律神経は大変重要な働きをしています。

 呼吸は、自律神経が司る中で唯一意識的に調節が可能です。ですから、呼吸を使って自律神経に思うがままに働きかけることができるのです。
 例えば、試合の前や会議で自分が発表しなければならない場合を想定してみましょう。緊張がピークに達すると、冷や汗たらたら、顔面蒼白、脈はドックンドックン・・・という反応が現れます。まさに交感神経が全開に働いている状態です。こうなると普段の自分を忘れ、いつも簡単にできることさえもできなくなってしまいます。
 
 そこで副交感神経を働かせ、普段の自分に戻す為に呼吸法を使います。最もポピュラーなのは深呼吸ですが、更に効果を高めていくならば腹式呼吸を行うともっと気持ちは落ち着いてくるでしょう。

腹式呼吸のやり方は、
@肺の中の空気を全部外に出してしまう。
A肺の中がいっぱいになるまで鼻から大きく息を吸い込む。(その時、お腹が膨らむようにする)
B限界まで吸い込んだら、3秒ほど息を止める。
C口からできるだけゆっくりと少しずつ息を吐き出していく。
D@〜Cを気持ちが落ち着くまで繰り返す。

また逆に気持ちが乗らず、やる気が湧いてこないときなどは、呼吸を短く強く行う(ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!・・・・)と、力がみなぎってくるでしょう。

 この呼吸法を使って体の生理機能をうまくコントロールしてやることで、自分の気持ちをコントロールすることができます。いろんな場面に合わせて、是非上手く活用してください。


NOVEMBER.2001  ESTA流ストレッチ (ストレッチによる内観強化法)
 ほとんどどこのチームでもストレッチは行われています。しかし、ストレッチの効果や大切さを本当に理解して取り組んでいるチームはごく僅かなように思います。
これは大変もったいないことです。なぜなら、私はストレッチでもメンタル&フィジカルの強化を取り入れているからです。

一般的にストレッチの効果としては
@柔軟性の向上
Aケガの予防
B筋緊張の低下
C筋痛の緩和
D血液循環の向上
E競技パフォーマンスの向上

などが挙げられます。
この中でE競技パフォーマンスの向上に、私はポイントをおいています。
ストレッチにより神経系の伝達機能を向上させ、その結果パフォーマンスが向上するということもさることながら、ストレッチを実際に行うときの意識に注目しているのです。

 ストレッチを行う場合、伸びている筋肉に意識を集中させます。このとき通常は筋肉が<伸ばされている>と感じるものですが、イメージを湧かせ自らが筋肉を<緩ませていく>ような感じにもっていきます(内観法)。そうしていくことで、次第に自分と筋肉が一体感を持つようになり、体にエネルギーがみなぎってくるようになります。内観が高まると、練習や試合でより筋肉はスムーズな動くようになり、フィードバックもしやすくなりるのです。

 ストレッチと内観法を融合させたESTA流のストレッチは、時間をかけずにメンタルトレーニングとフィジカルコンディショニングができる点で、時間を効率よく使えます。選手にこの方法を取り入れた結果、ただストレッチを行った時とはやはり効果が違います。みなさんもストレッチのとらえ方を少し変えてみませんか?


OCTOBER.2001  人の行動とイメージ
  人間が何か知的な行動をとる時、必ずといっていいほど始めにイメージを湧し、そして行動に移します。(生理的欲求は除きます。)
例えばなにか本を買おうと思ったとき、”これ”と決まった本はイメージできない(またはアバウト)ですが、”どこどこの本屋さん”というイメージは出て、その本屋さんへ向かうという行動が起こります。
また、夕食の買い物にスーパーへ出かけた時のことを思い出してみてください。夕食の献立がはっきりと決まっていれば、買い物はスムーズですが、何にしようかと迷っている時にはなかなか進みません。(その上、余計なものまで買ってしまいがち)
 このように、人間の行動の大部分は、まずイメージが先行し、それから行動という順番になります。

 ということは、何かの目標を達成しようとしたとき、イメージがより鮮明な時ほど早く達成できるという事になります。ですから目標を達成させるためには、長期目標、中期目標、短期目標、1日の目標と、どんどん細分化していきます。細分化すればするほどイメージはよりリアルに湧かす事ができます。
「目標はどうたてればよいか」参照
リアルにイメージが湧けば、迷いもなくその通りに行動を起こすことができます。

 ただし先の事をイメージするので、100%その通りになるかといえばそうではありません。途中でケガをしてしまったり、何か大きなトラブルに見舞われたりすることがあります。ですから、順調にいっている時にはイメージ通りに、何か問題が発生したときにはもう一度、目標設定をし直す作業が必要になります。

 だだ漠然と事を進めるよりも、イメージをフル活用して進めていったほうが効率よく目標が達成できるのです。誰もが持っているこのイメージ力を使い、是非成功のプロセスを歩んでいって欲しいと思います。



SEPTEMBER..2001 優先順位
 暑さも日増しに和らぎ、朝晩はめっきり涼しくなりましたね。指導中も滝のように汗が流れ落ちることがなくなり、とても気持ちよく指導させてもらってます。
 今回は「優先順位」についてお話させていただきます。

 指導者の方々からよく「この選手はやる気がない」というような言葉がでてきます。この「やる気」とは、指導者が選手の行動を見て指しているものだと思われます。
ところが、選手自身は競技が好きであり、「やる気」もあるといったケースがよくあります。このズレはなぜ起きるのでしょう。

 これは指導者側の優先順位と、選手側の優先順位との間に差があるからです。選手達は優先順位が個人個人バラバラなため、「やる気」の行動が違ってきます。指導者から見て意に反する行動に「やる気がない」と抱いてしまうことがあるのです。

 「やる気がない」は、指導者側からの見た目だけで判断しがちですが、これは大きな落とし穴です。選手とじっくり話してみることで、「やる気」を正しい方向へ導いてやることも、指導の1つになってきます。選手も指導者も、優先順位を共有することで選手の隠れた能力を引き出し、チームは大きく前進するのです。

 さて話題は変わりますが、先月この場でお話したウチのやんちゃ娘「三輪車の練習」の結果報告です。
前回、メンタル的には脳の構造上、技術を習得するには約2週間継続して行うことが最もよいとされてるとお話しました。3歳の子供にこれが適応できるのか、三輪車で実験!練習開始はバックばかりでなかなか前には進まなかったのですが、地道に練習しちょうど2週間後、スムーズに前へ進むようになりました。今ではハンドルさばきも巧みになり、競争もできるようにまでなりました。

 やはり、何かをある程度習得するには、2週間地道に練習しなければならないのだと実感。ついつい途中で「あーだ、こーだ」と口を出しすぎてしまいがちですが、指導者としては我慢のしどころといったところではないでしょうか。

 先日、指導をはじめて2ヶ月のチームに、2回目のメンタルチェックテストを行いました。その結果を見てびっくりしました。初回と比べてほとんどの選手の意識が高くなっているのです。選手だけではなく指導者、保護者など、周りで支えている人たちの努力の賜物である事は言うまでもありません。


AUGUST..2001 子供を見習う
 夏の甲子園出場校も出揃い、いよいよ夏本番という感じです。今回は、もうすぐ3歳になるウチのワンパク娘についてお話させていただきます。

 この連日、猛暑が続きますが、子供に暑さは関係なく、毎日元気に外で走り回っています。只今、三輪車の練習にハマッています。ようやく少しずつ前へ進むようになってきたのですが、まだバックしたりと、なかなか上手くいきません。私も汗水たらしながらサポートし、毎日頑張っています。

 メンタル的には脳の構造上、技術を習得するには約2週間継続して行うことが最もよいとされています。はたして3歳の子供にこれが適応できるのか、ひそかに実験中なのです。
 これが可能であれば、今後の指導にも大きな影響を及ぼしそうなので楽しみです。また、技術習得と精神性の関連にも注目しています。(結果は来月の独り言でご報告します。)

 もう一つ興味深いことがありました。保育園ではプールが始まり、休みになれば海へ川へと出かけるため水遊び大好きっ子です。その甲斐あってか、今までお風呂が大の苦手(特に洗髪)だったのが、自ら頭から水をかぶるようになりました。一夏でこの変貌は驚きです。

 好きなことをたくさんすることによって、苦手なものが克服できるようになる。これは「長所伸展法」というメンタル的な手法で、好きなもの、得意なものを伸ばしていくことによって、短所を克服していくというものです。

 嫌いなもの、苦手なものを直接的に強制するよりも、好きなこと、興味のあることを間接的に行うことによって、ストレスを発生させることなく短所を長所に変えることができるのです。


JULY..2001 夏の取り組み
 いよいよ夏本番を迎えますが、すでに夏バテ気味の方もおられるのでは?
夏というと、学校のクラブでは全国大会や合宿、強化練習etc。。。イベント(?)が目白押し。もちろん私の指導先も例外ではありません。

 私は、夏(特に夏休み)を1つのキーポイントにおいています。(多くの指導者の方もそうだと思います。)
その理由は
  @練習時間が多く取れる
  A選手の自己管理能力を養える

もっと具体的に説明すると
@では時間的に余裕が出るので練習1つとってもじっくり行うことができ、普段できないことも行える時期である。また合宿などにより、いつもと違った環境で練習ができるので、選手、指導者にとっても新たな気分で行える。
などが挙げられます。こうして、選手達は、多くのテクニックを習得するのに、有意義な時間を過ごすことができるのです。

Aでは、練習量が多くなってくるとどうしてもオーバーワークになりがちです。疲労も普段とは比べものにならないくらい多くなってきます。ストレッチやマッサージなどの体のケア、食事や睡眠といった生活習慣、水分補給のタイミングやサプリメントの使用など、体のダメージや疲労を最小限に抑えなくてはなりません。選手達は今まで以上に自分の体に関心を持ち、コントロールしていく必要があります。

以上のことから、これからの暑い時期に質の高い練習ができるよう努力したチームは、夏が終わった時点でひと回り大きく成長しているのです。
目標をしっかりと定め、気を引き締めて取り組んでいきましょう。


JUNE..2001 サッカーコンフェデレーション杯 日本VSブラジルを見て
 みなさんこんにちは。みなさんはサッカーの試合とか見てます?私も色んなスポーツを見るのがとても好きなのですが、サッカーもその一つです。しかし、仕事上なかなかリアルタイムで見れず、新聞で結果を知るくらいしかできないのが現状です。(見れる機会があっても、娘にテレビを占領される悲しい現実・・・)

 そんな中、久しぶりにコンフェデ杯 日本VSブラジルを見ることができました。ここで、非常に興味をもった事があったので、私の独断と偏見で今回も書いていこうと思います。

 日本DFのオフサイドトラップにおける守備について、解説者はこう言っていました。「ラインばかりを気にして、マークする選手やボールに対応し切れていない。」
「組織的に動こうとしすぎている。」私も、実際見ていてそう思っていたので、やっぱ解説者はさすがだと感心?していました。「フォームやフォーメーションにこだわりる。」ことも確かに重要な部分ですが、これをやりすぎて「本質」を見落としてしまえば、やはりうまくいかなくなるのです。

 この現象は、指導先の選手達にもよく見られます。フォームを気にしすぎて、その場の状況に対応できないのです。日本トップクラスの選手でさえ、フォーメーション、サッカーの本質部分を見落とすと、ああいうミスをするのです。小、中、高の選手ならなおさらですが・・・。

 いい選手とはフォーム、フォーメーションを含め、その場の状況や判断に優れているということです。私はそういった選手を一人でも多く育てていきたいと強く願っています。
ちなみに、誰もが「いい選手」になる可能性を持っています。それを引き出してやれるかは「指導者」の計算された指導法と、「選手」の頑張り、そして双方の「信頼感」ですよね。

それにしても、日本VSブラジルが0対0の引き分けだったこと、予選1位で通過したことは、とても喜ばしいですね。日本イレブンと選手の能力を引き出した周りの人間に、大きな拍手を贈りたい。そしてこれから、もっといい試合が見られることを期待しています。


MAY..2001 勝利の方程式
 5月に入り暑くなったり寒くなったり雨が続いたりと、週間天気予報もあてにならないような日が多いですが、皆さん体調の方は崩していませんか?私は、食べすぎ飲みすぎを繰り返し(飯とビールがうまい!)おまけに腹を出して寝ていたおかげで・・・そりゃ大変でした。不摂生、不注意は禁物ですねぇ。選手がこんなことしていたら、いい結果なんて出ないでしょうね。

 スポーツだけでなく全てにおいて、”勝利”を手にするには方程式があります。今月はその勝利の方程式についてお話しましょう。

 先日、大阪の某本屋で面白い本を見つけたので紹介します。

    「勝利の条件”勝利を決める”メンタルスキル」
         レックス.ジョンソンノディヴィッド.スウィンドリー著  豊岡直美訳
                                            日刊スポーツ出版社
要約すると
     @メンタルトレーニング(精神的) 
     Aフィジカルトレーニング(肉体的)
     Bコンディショニング(全ての調整)
     Cニュートリション(栄養)        
      の4つがうまくかみ合ったとき、勝利が見えてくるという大変興味深い内容です。

これは私が目指しているものとかなり近いもので、私はこの4つの上に
     Dプラクティス(練習)
     Eゲーム(試合)
              があると考えています。
 
 この6つのバランスを考慮しながら指導していくことが勝利の法則だと思うのです。しかし、私の指導先では特にCのニュートリションへの考え方が甘いような気がしてなりません。
指導者があまり管理できない部分であるし、選手自身が栄養の知識がアバウトで、どうしてもおろそかになるのです。しかし、そこに勝利できない原因があることも事実です。私の指導方針に、もっと強くニュートリションの改革を入れ、勝利に導いていきたいと思っています。

 ともかく、トップレベルの選手達は、この勝利の方程式が自ずと解かっているし、また努力をし続けているからこそ勝ち取っているのです。私も、回の不摂生.不注意を反省し、勝利の方程式において人生を勝ち取っていきたいと思います。



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