ふと気づいたら、どこにも「魔術師の育て方」を載せているHPがないという現状。
唯一「魔術師系HP」でミルマに登録されている「魔術師の憂鬱」さえも、更新が長らく止まっている…
このままでは魔術師を専門的に扱ったHPがなくなってしまう！
というしょうもない危機感から、魔術師のステ振りについてちょこっと書いてみることにしました。
まず、魔の全魔法、スキル習得に最低必要な能力値（装備によるドーピングなし）は
STR6※、INT103、WIS80、CON3、DEX3
※ STR6というのは「アイテム修理」を習得するための必要ステータスであり、
セトア装備ひとつと双金イヤリングで楽々満たせるため、実質意味ありません(笑)
装備によるドーピング（黒猫+フルロオ、皮ベルト）を考慮すると
STR3、INT89、WIS79、CON3、DEX3
では、本題に入りましょう。
まず、上記の最低必要能力値から計算し、全魔法習得に必要なINTは89。
残りを全部WISに振るとして、WISは113まで上げられます。
WISを113まで完全先上げした場合、LV99時の予想MPも11000に近くなり、転職・昇級が楽になります。
しかし、新アベ時にかなり苦労することになります。
（序盤は「黒猫」があれば、初級とレントは習得できるため苦労はありませんが）
私のお勧めは「WIS102先上げ」です。
理由は、WISを102でとめておくと、LV70でナルコリを習得できるため、新アベ留年が格段に楽になるからです。
（もちろん、黒猫があることが前提です。ない場合WIS97になります…(笑)）
留年に入ったらWISを113まで上げましょう。
LV99時の予想MPは10750ちょっとといったところでしょうか。これだけあれば充分でしょう。
しかし、中には魔聖へ転職することを見越しているなどの理由で
「必要のない魔法は覚えなくていいから、WISをできるだけ先上げしたい！」
という人もおられるかと思います。
その場合は、こうなります。
プラボ・デスまで習得、他（セメリアなど）は切り捨てる場合
INT85、WIS117
プラボ・デス・セメリアまで習得、アルマゲドン、スムステラを切り捨てる場合
INT87、WIS115
もっとも、WIS117まで先上げすると、ソルマの習得がやや遅くなってしまいますが…
魔の基本的ステ振りは、こんなところです。
基本的にWISをLV+10以上にし、MP回復率20％を維持するのが主流ですね。
実はここが、同じ後衛である聖との大きな違いだったりします。
聖の場合、「INT聖」「WIS聖」という分類が知られています。
「INT聖」は、INTをLVより高くすることにより、回復魔法の効果を上げた聖のことであり
「WIS聖」は、WISをLVより高くすることにより、多く魔法を使えるようになった聖のことです。
しかし、魔には「WIS魔」はあっても「INT魔」はありません。
その「WIS魔」という呼ばれ方さえ、見かけるのはせいぜい新アベまで。
理由は、INTを高くする意味がほとんどないからです。
INTを上げると攻撃魔法の威力が若干高くなり、呪いがかかりやすくなるといわれています。
しかし、魔の攻撃魔法が通用するのは、どうあがいても新アベ卒業まで（実践しました(笑)）。
それ以降の魔は、ひたすら敵に呪い、ナルコリ、ソルマなどをかける、縁の下の力持ちと成り果てます。
よって、攻撃魔法の威力を若干高めたところで、使う機会がないため意味がないのです。
呪いがかかりやすくなる、というのは、私の経験上多少効果はあるような気がします。
しかし、はっきりと効果が出ているわけではありません。「気がする」だけでとどまってしまうのです。
効果があったとしても、10回中5回かかる呪いが10回中6回かかるようになったところで、あまり変わりはありません。
むしろ、その分の配分をWISに回したほうが、将来の転職・昇級などに有利なのです。
これが聖の回復魔法の効果のように、目に見える変化があるのなら、
「INT魔」という言葉はもっと一般的だったかもしれませんが…。
ちなみに、新アベまでで見かける「WIS魔」というのは、「WIS先上げ魔」の略であることがほとんどです。
LV60くらいまで初級とレントしか使えないため、ハメ狩りのTG取りくらいにしか活躍できません。
…もっとも、現在の闇ではWIS先上げでない魔の方が珍しいのですが＾＾；
転職・昇級後の魔術師について（半分推論…）。
実は、魔術師はMPをあまり使わない職業だったりします。
（義の方がよほどMP使うわい…）
大量のMPを消費する攻撃魔法が活躍するのは、新アベまで。
呪いやナルコリ、ソルマにかかるMPは微々たるもの。
99ダンジョンでの魔は、回復魔法に大量のMPを消費する聖のMPタンクと成り果てます(笑)
例外はニクのTG取りに全体を使う場合くらいでしょう。
前衛から魔に転職した場合、魔法習得に最低必要なステータスを確保した後、
思い切ってSTRやDEXにステータスを割り振っても、さほど困ることはないでしょう。
まあ、ニクのTG取りは難しくなるでしょうが。
逆に、魔から前衛に転職した場合。
呪いやナルコリのLVが下がり、確実に魔法を生かせるようになるのは昇級後になると思います。
しかし、基本攻撃、ダブルアタック、トリプルアタックをショートカットで使用しながら
魔法を詠唱するテクニックを活用すれば、殴りながら攻撃魔法を使用することも可能です。
もっとも、移動や他のスキル使用が出来なくなるため
ハメ狩りなど主に動く必要のない場面でしか使う機会はないかもしれません…
2005/01/08 追記。
ショートカットを使用すれば普通にスキルが使えることを確認しました＾＾；
つまり、詠唱中にWB、MBなどを使用することが出来るんです。
プラボと同時にWBを放つとか…万歳して衝撃波を飛ばしてるように見えます(笑)
もっとも、やはり移動とスペース攻撃は詠唱中断してしまうようですが。
おまけ。呪いのかかりやすさのついて。
一般的に言われていることを挙げると
「INTが高いとかかりやすい」
「一回も殴られていない敵にはかかりやすい」
「自分のHPが高いとかかりやすい」
といったところでしょうか。
私の経験から言うと、どれも確かにかかりやすくなっている気はするけれど
はっきりとした数値はでない、というところ。
今度INT3の魔魔とINT89の魔を使って実験してみることにします。