貝皿・伊月・後野の化石


 大野市の石徹白川流域には、手取層群が広く分布している。貝皿付近には、ジュラ紀中期から後期に堆積した九頭竜亜層群下穴馬累層貝皿頁岩層および山原坂互層が分布し、古くからアンモナイトの産出が知られている海成層である。伊月はジュラ紀後期から白亜紀前期に堆積した石徹白亜層群伊月頁岩層で、汽水域であったと考えられている。後野は白亜紀前期の赤岩亜層群後野礫岩層で淡水域と考えられる。
 なお、テトリシジミと呼ばれる二枚貝は、以前はシジミの仲間として考えられていたが、最近の研究ではアイスランドガイ超科ネオミオドン科に属するものと分かりシジミとは別の種類である。

※現在大野市での化石採集には、大野市教育委員会の許可が必要となっている。


アンモナイト

91


二枚貝類

68 79 74 70 70A
73 72


腹足類

69 71 81


植物

83 82



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