1. 肌を塗ります
まずは人物の基本となる肌の色から。 ハイライトの白を残しながら、いちばん淡い色を塗ります。ここで使用したのはR00。
2. 陰影を入れます
段階的に濃い色を入れ、立体感や陰影を出します。 コピックは濃い色を淡い色のペン先でぼかすこともできます。
使用したのは R00 R11 R20
クレアちゃんは色白なのでR系を使いますが、他の男の子キャラにはE系を使っています。
3. 髪を塗ります
クレアちゃんのウィッグはロゼワイン色が定番。 筆先のハネを生かしてハイライトを出しながら、赤紫系の淡い色(V12)を塗ります。
4. 髪の陰影を入れます
さらに濃い赤紫で陰影を入れ、塗り残したハイライトを強調します。
5. 目を塗ります
まず明るいグレーなど(ここではC1)で白目の上下に陰影を入れてから、瞳の色を塗ります。淡い色から順番に。
6. 瞳の細部を塗る
瞳の虹彩は、光源に近い方(ここでは右上)を暗く、メインハイライトの対極(ここでは左下)を明るく塗ると、角膜の透明感が出るようです。
オレンジ系の赤毛に映える緑の目は、赤紫とも相性よし。 ついでにイヤリングも同じ色で。
7. ストッキングを塗ります
次に衣装ですが、一番淡い色のものから塗ってます。まずは真っ白なストッキングから。
8. ドレスを塗ります
ドレスはエナメルっぽい銀色にしよう。 ということで、 まずは明るいグレー(C1)でハイライトを大きく残しながら、影になる部分を大まかに塗ります。 C2, C3で身体や布ひだの奥行きを出し、立体感をつけますが、この段階では銀色の光沢感は出ていません。
9. ドレスの光沢を出します
ハイライトとシャドウの境界線に、少し濃いグレー(C4, C5)で線をスッと引きますと、あらふしぎ。ドレスがつるりぬるりと光った感じに見えてきました。見えてきたったら見えてきたのです。
10. メイクする
衣装を付けたらメイク。 目の回りにRV系ピンクをぼかし、ルージュを引きます。 今回のメイクは、いつも女の子たちに施している程度の濃さにしました。
11. 黒を入れる
モチーフや面積に関わらず、黒は一番さいごに入れています。
アナログ原稿できあがり
アナログでの着色が終わりました。 色のはみ出しなどはデジタルで修正しますので、このまま手を入れずにおきます。