木酢液ってなに?


木酢液について

木酢液は木炭を作る時に採取する液体です。

 当社(有)OTDでは「日本木酢液協会」の会員であり、同協会が定める(※)規格を忠実に守っ
た製法で作られた「ホートク」の木酢液を取り扱っています。
※規格=1.窯の種別 2.樹種 3.比重 4.酸度 5.色 6.容量・・・ を明らかにすることです。

木酢液の採取は、炭窯の煙の色が灰白色(「きわだ煙」という)になった頃から採取します。 そ
の時の煙の温度は80℃〜150℃、窯の中の温度は300℃〜400℃とされます。
炭化の始めは水分が多く、終わりの方はタール分が多くなってしまいます。
木酢液はその中間の状態で採取します。
こうして採取した粗木酢液は半年から一年静置した後、蒸留工程を経て製品となります。

 木酢液の採取量=100kgの木から5リットルの木酢液しか取れません。

原木
粗木酢液
木酢液
約100s 約20kg + 約8kg 約5kg(約5リットル)
材料の20%が炭
炭の30〜40%が
粗木酢液
粗木酢液の60〜70%が
製品としての木酢液


手前の炭窯から出た煙が、奥の空冷冷却装置を通って水滴になり集められます。 これが木酢原液。100キロの原木から精製されて商品になるのはわずか5リットル、 まさにエキスです。



木酢液の主な用途

1 食品添加剤 人体に無害の、自然の添加物として「ハム」・「ソーセージ」・「ベーコン」・ 「かまぼこ」・「イカの燻製」等の香料、防腐剤として広く使われています。
2 農業用材 環境に優しい農薬資材として、特に有機栽培に多く使われています。
土壌の改良・消毒、堆肥作り等利用方法は多岐にわたります。
野菜、穀物、果物の甘みが増し、増収にも寄与すると言われています。
使い方は葉面散布、土壌散布の両方があります。
3 園芸用材 葉や花の色を良くしたり、花持ちも良くする、また害虫忌避剤にもなります。
4 消臭・忌避剤 生ゴミの消臭・防腐、ペットの消臭・脱臭、野良猫やムカデなどの忌避剤としても 効果があります。
5 薬でない薬 木酢液は薬として認定されておりませんが,古くより「木酢(もくす)」「森林酢」とも呼ばれ、 アトピー,アレルギー等による痒みや、水虫にも効くといわれています。   

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