Fighters 2003年ベストメンバーは?

【打順編】

まずガチガチに固定しているのはやはり 小笠原道大 の三番。スタメンで出場した127試合すべてで三番に座った。今や日本ハムの三番サードと言えば小笠原の代名詞である。

三番スタメン一覧
小笠原道大 127
エチェバリア 4
木元邦之 3
阿久根鋼吉 2
坪井智哉 2
島田一輝 1
西浦克拓 1

また四番も エチェバリア で決まりだろう。四番でのスタメン出場が98試合(この他三番で4試合、五番で8試合)。本当はエチェバリアが140試合全試合で四番に座り、不動の三番・四番で戦えればBクラスに低迷するようなことはなかったのではないか。来日2年目の2004年は日本の野球にも慣れ、安心して四番をまかせることができると思われる。心配は怪我だけである(何しろデットボールが多い・・・・・)。

四番スタメン一覧
エチェバリア 98
木元邦之 17
田中幸雄 9
クローマー 5
島田一輝 5
藤島誠剛 5
上田佳範 1

続いてスタメン試合が多いショート・ 金子誠 だが、打撃はやはり力不足のため打順は固定されず、主に八番、九番あたりでの出場であった。一番多いのは54試合スタメン出場の九番。守備は抜群なのだからもう少し打撃に磨きかけ、上位打線(二番あたり)で固定できれば理想的であるのだが。

金子のスタメン打順
打順 試合
二番 9
七番 9
八番 34
九番 54

ここからは打順別に見ていきたい。

まず一番であるが 石本努 が56試合で最多スタメンである。次に多いのが31試合の 奈良原浩 、20試合の 井出竜也森本稀哲 と続く。これを見ても2003年は一番を固定できなかった状況がよくわかる。2003年ベストメンバーの一番は石本となるが、とてもレギュラー定着とは言えない。

一番スタメン一覧
石本 努 56
奈良原浩 31
井出竜也 20
森本稀哲 20
坪井智哉 10
田中賢介 1
西浦克拓 1
古城茂幸 1

二番と五番のスタメン最多スタメン起用選手は共に 坪井智哉 、七番と八番は共に 高橋信二 とこの2人を見ただけでも2003年は打順が固定していなかったことがわかる。この2人の打順はスタメン起用の多い打順を選択することとし、坪井は五番(五番46試合、二番36試合)、高橋信は八番(八番50試合、七番32試合)とする。

二番・五番スタメン一覧
二番 五番
坪井智哉 36 坪井智哉 46
奈良原浩 33 木元邦之 38
阿久根鋼吉 24 田中幸雄 15
石本 努 13 クローマー 13
金子 誠 9 島田一輝 11
上田佳範 8 エチェバリア 8
井出竜也 5 上田佳範 5
森本稀哲 5 西浦克拓 2
田中賢介 3 井出竜也 1
小田智之 1 藤島誠剛 1
小谷野栄一 1
西浦克拓 1
古城茂幸 1

七番・八番スタメン一覧
七番 八番
高橋信二 32 高橋信二 50
木元邦之 24 金子 誠 34
上田佳範 11 田中賢介 10
島田一輝 11 石本 努 8
阿久根鋼吉 9 古城茂幸 8
金子 誠 9 実松一成 7
クローマー 9 奈良原浩 7
坪井智哉 8 山田勝彦 7
田中賢介 7 井出竜也 6
西浦克拓 7 阿久根鋼吉 2
田中幸雄 5 森本稀哲 1
井出竜也 4
古城茂幸 2
藤島誠剛 1
森本稀哲 1

六番も最多スタメンが 田中幸雄 の30試合と少ないが、DHとしてのスタメン出場32試合中30試合が六番であることから田中幸は六番DHとする。

一番スタメン一覧
田中幸雄 30
島田一輝 22
クローマー 21
上田佳範 16
木元邦之 15
坪井智哉 12
西浦克拓 8
井出竜也 5
阿久根鋼吉 4
高橋信二 3
藤島誠剛 3
林 孝哉 1

二番、七番は2番目に出場試合の多い 奈良原浩 (二番スタメン33試合)、 木元邦之 (七番スタメン24試合)とした。

この結果本HPで選ぶ「2003年のベストメンバー」は
一番 センター 石本 努
二番 セカンド 奈良原浩
三番 サード 小笠原道大
四番 レフト エチェバリア
五番 ライト 坪井智哉
六番 DH 田中幸雄
七番 ファースト 木元邦之
八番 キャッチャー 高橋信二
九番 ショート 金子 誠
で決定とする。

ヒルマン政権となり選手起用が複雑となったが、このベストメンバーは結構2003年の日本ハムの選手起用を表しているのではないかと思われる(野球ゲームの2003年版のメンバーとして選ばれないかな?)。

※さて今回選出したベストメンバーだが、2003年シーズンでこのスタメンと一致していた試合は・・・・1試合もありませんでした・・・・・・。100パターン以上の打順の組み合わせがあったというにもかかわらずこの組み合わせはなかったということは、いかにヒルマン監督がいろいろな打順を試したのかの表れではないだろうか。

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