どこから手をつけるか…。 無事故車といえど、腹は擦っているし、経年劣化により、バルクヘッドとスイングアームの間にはクラックが入っている。 高速時に安定感を失うボディ。 やはり、ボディワークから手を入れることにした。 作業は、ボディレストアを得意とうたうTOOLBOXに依頼した。 ボディフルレストア。請求書に書かれたそれは、「フルバラシ」とある。 実際は、ダッシュボードはおろか、運転席、助手席すらはずしていないことがあとでわかる…。(汗) 後でわかることだが、フレーム修正から板金にいたるまで、作業のほとんどは外注先によるもので、作業にはばらつきがあるようだった。 フレーム修正をかけるのだったら、ロールケージも巻いて、しっかりと固定することにする。 ブッシュ類も強化品にすべて交換。 塗装も白黒にオールペンした。 TOOLBOXのうたうボディフルレストアが、どういうものであるか、2007年仕様のドンガラ状態をみればわかる。 判断は、見る人に委ねる。 |
板金屋で撮った写真。 ドンガラにして、内部まで塗装しているはずだったが、内部前半分は、塗装されていなかった。 内装をはずさねば、わかろうはずもなく、後の祭り。 板金屋で、ババを引いたと思われる。 |
リアビュー。 ボディフルレストア直後、ラゲッジルームへの水の侵入有り。 滝の様に流れていた。 この板金屋には、しっかりとした技術がなかったようである。 |
ボディだけ終了した状態。 |
白黒の純正色でのオールペン。 しかし、白色に関して、同じTOOLBOXでレストアした車両と色が若干違っていた。 おそらく、外注先板金屋が異なるせいだろう。(あくまで想像の域をでないが…) |
ボディレストアは、難しい。 何が難しいのかといえば、やはり、しっかりしたボディワークを行えるショップかどうかの見極めだ。 86専門ショップといっても、全てを自社で行うところは少ない。 それは、当然のこととして、発注先の板金屋が、しっかりしたボディワークを行えるか、ユーザにわかろうはずがない。 この車両は、残念ながら、いわゆるテンプラ塗装。 足付けをしていないため、パリパリと塗装が剥げる。 とくに、エンジンルームや、ボディ内側の塗りがひどい。 はがれた後には、元の赤色があざやかに顔を出す。 この後、板金から、エンジンチューンまで、すべてをこなすKMSにおいて、フェンダーの錆修理を行ったが、塗装がバリバリと剥がれてしまうため、作業が大変だったと報告を受ける。 |
ボディ | 年式 |
S61年 スプリンタートレノ GT-APEX 3Drハッチバック スポーツパッケージ仕様 |
ロールバー |
キャロッセ7点式 |
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フロントタワーバー |
メーカ不明 フロントタワーバー(円形) |
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エンジン&制御系 | エンジン |
AE86 ノーマルエンジン |
カム |
IN : ノーマルカム |
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EX : ノーマルカム |
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プラグコード |
ノーマルプラグコード |
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ECU |
ノーマルコンピュータ |
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冷却系 | ラジエター |
ノーマルラジエター |
ラジエターホース |
ノーマル |
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オイルクーラー |
無し |
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駆動系 | ミッション |
ノーマル |
デフ |
TRD 2way 機械式 |
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吸気系 | スロットル |
ワンスロットル(ノーマル) |
排気系 | タコ足 |
ノーマル |
マフラー |
ノーマル |
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足まわり | サスペンション |
F:ノーマルサスペンション |
R:ノーマルサスペンション |
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スタビライザー |
F:ノーマル |
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R:ノーマル |
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ホイール |
F:watanabe 6J-14 OFFSET 不明 |
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R:watanabe 6J-14 OFFSET 不明 |
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タイヤ |
F:YOKOHAMA M7R 185-60/R14 |
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R:YOKOHAMA M7R 185-60/R14 |
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ブレーキ系 | ローター |
F:ノーマルローター |
R:ノーマルローター |
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パッド |
F:ノーマルブレーキパッド |
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R:ノーマルブレーキパッド |
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エクステリア | フロントスポイラー |
無し |
リアスポイラー |
無し |
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インテリア | ステアリング | ノーマルステアリング |
シフト | ノーマルシフト | |
油温計 | 無し | |
油圧計 | ノーマル | |
水温計 | ノーマル | |
シート | 運転席:ノーマル | |
助手席:ノーマル | ||
その他 | ステアリング機構 | GT-APEX標準 パワーステアリング |
エアコン | フルオートエアコン |