2000.10.15 仕様




どこから手をつけるか…。
無事故車といえど、腹は擦っているし、経年劣化により、バルクヘッドとスイングアームの間にはクラックが入っている。
高速時に安定感を失うボディ。
やはり、ボディワークから手を入れることにした。
作業は、ボディレストアを得意とうたうTOOLBOXに依頼した。

ボディフルレストア。請求書に書かれたそれは、「フルバラシ」とある。
実際は、ダッシュボードはおろか、運転席、助手席すらはずしていないことがあとでわかる…。(汗)
後でわかることだが、フレーム修正から板金にいたるまで、作業のほとんどは外注先によるもので、作業にはばらつきがあるようだった。

フレーム修正をかけるのだったら、ロールケージも巻いて、しっかりと固定することにする。
ブッシュ類も強化品にすべて交換。
塗装も白黒にオールペンした。
TOOLBOXのうたうボディフルレストアが、どういうものであるか、2007年仕様のドンガラ状態をみればわかる。
判断は、見る人に委ねる。


板金屋で撮った写真。
ドンガラにして、内部まで塗装しているはずだったが、内部前半分は、塗装されていなかった。
内装をはずさねば、わかろうはずもなく、後の祭り。
板金屋で、ババを引いたと思われる。
リアビュー。
ボディフルレストア直後、ラゲッジルームへの水の侵入有り。
滝の様に流れていた。
この板金屋には、しっかりとした技術がなかったようである。


ボディだけ終了した状態。
白黒の純正色でのオールペン。
しかし、白色に関して、同じTOOLBOXでレストアした車両と色が若干違っていた。
おそらく、外注先板金屋が異なるせいだろう。(あくまで想像の域をでないが…)


ボディレストアは、難しい。
何が難しいのかといえば、やはり、しっかりしたボディワークを行えるショップかどうかの見極めだ。
86専門ショップといっても、全てを自社で行うところは少ない。
それは、当然のこととして、発注先の板金屋が、しっかりしたボディワークを行えるか、ユーザにわかろうはずがない。

この車両は、残念ながら、いわゆるテンプラ塗装。
足付けをしていないため、パリパリと塗装が剥げる。
とくに、エンジンルームや、ボディ内側の塗りがひどい。
はがれた後には、元の赤色があざやかに顔を出す。

この後、板金から、エンジンチューンまで、すべてをこなすKMSにおいて、フェンダーの錆修理を行ったが、塗装がバリバリと剥がれてしまうため、作業が大変だったと報告を受ける。



仕様表

ボディ 年式 S61年 スプリンタートレノ GT-APEX 3Drハッチバック
スポーツパッケージ仕様
ロールバー キャロッセ7点式
フロントタワーバー メーカ不明 フロントタワーバー(円形)
エンジン&制御系 エンジン AE86 ノーマルエンジン
カム IN :
 ノーマルカム
EX :
 ノーマルカム
プラグコード ノーマルプラグコード
ECU ノーマルコンピュータ
冷却系 ラジエター ノーマルラジエター
ラジエターホース ノーマル
オイルクーラー 無し
駆動系 ミッション ノーマル
デフ TRD 2way 機械式
吸気系 スロットル ワンスロットル(ノーマル)
排気系 タコ足 ノーマル
マフラー ノーマル
足まわり サスペンション F:ノーマルサスペンション
R:ノーマルサスペンション
スタビライザー F:ノーマル
R:ノーマル
ホイール F:watanabe 6J-14 OFFSET 不明
R:watanabe 6J-14 OFFSET 不明
タイヤ F:YOKOHAMA M7R 185-60/R14
R:YOKOHAMA M7R 185-60/R14
ブレーキ系 ローター F:ノーマルローター
R:ノーマルローター
パッド F:ノーマルブレーキパッド
R:ノーマルブレーキパッド
エクステリア フロントスポイラー 無し
リアスポイラー 無し
インテリア ステアリング ノーマルステアリング
シフト ノーマルシフト
油温計 無し
油圧計 ノーマル
水温計 ノーマル
シート 運転席:ノーマル
助手席:ノーマル
その他 ステアリング機構 GT-APEX標準 パワーステアリング
エアコン フルオートエアコン



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