ハンドパワ−ズ・ス−パ−特集2002 心霊現象を徹底解明せよ

日本に限らす世界中で心霊現象というと呼ばれる怪奇現象は存在する。日本には数多くの心霊スポットなる場所が存在し、それぞれで様々な霊現象が報告されている。今回、日本テレビで放送されている特命リサ−チ200Xの報告を題材に、この心霊現象を徹底的に解明してみたいと思う。ただし、注意して欲しいのはこの文章は事実や科学に基づいて解明していくつもりだが、私個人の推測の部分も含まれるのでその辺をさっ引いて解釈していただきたい。しかし、できる限り客観的に解析したい。

 まず、80%位の現象については単純錯覚で片づけることができる。煙の形や木々の小枝・葉、炎や雲、岩などの微妙な形が人の顔に見えたり、動物に見えたりするものである。ほとんどの心霊写真がこの類であり、意図して撮影することは難しいことではない。最も簡単にこの種の写真を撮影する方法をお教えしよう。たき火かなにかの炎に向けてデジタルビデオカメラをセットする。DVカメラには静止映像をいつでも作れるスイッチがついているので、液晶画面を見ながら何度も何度も静止ボタンを押し続ける。やがて、不気味な映像が出現する、というものである。たき火の炎の場合その形そのものが既に不気味性を帯びており、静止画を20枚も撮影すれば数枚は得ることができるだろう。私も100枚ほどチャレンジして、遂に人の顔に見える映像を得ることに成功した。撮影に成功した心霊写真
 残りのおよそ20%が徹底解析を試みたい領域である。様々な心霊現象は大きく以下のように分けられる。 

心霊掲示板
  1. 特殊な天候・気候条件によって起こるもの
    ・通常私達が体験することの少ない自然現象に出会った場合、人は不思議な感覚を持ち、違和感を感ずる。もし、その自然現象を知らなければ・・・
  2. 建物などの未知の構造問題に起因するもの
    ・特殊な構造を持った建物、あるいは老朽化した建造物は我々の思いもよらない現象を招くことがある。
  3. 電磁波による特殊な効果
    ・今回最大のテ−マと言える。電磁波の人体への影響はもはや疑いのないものであり、この現象を解明できればもはや怖いものはないだろう。
  4. 極度に希な化学反応・化学(物理)現象によるもの
    ・通常は起こり得ない化学反応も特殊条件の下では起こりうることは十分にありうる。もし、その化学反応を知らなければ・・・
  5. 知られざる人体の現象
    ・人体それも脳は複雑怪奇な塊といって過言でないほどの未知領域を残している。脳を解明することは人間を解明いや生命を解明することである。恐らくそれは不可能であろう。しかし、この脳は災いの大元でありこの部分にもメスを入れざるを得ない。しかし、何分化学専門の私に生物学的に脳を解明できる手だてはない。いま、脳について猛勉強中である。
 いずれも、何万分の1ともいえる希な条件が重なって生じる現象であるため、科学的に実証するにはデ−タを集めにくい実態がある。しかし、全て科学的に証明できることはもう疑う余地はない。これからじっくりと解説実証していきたい。
 心霊体験の幾つかの現象を5つにまとめてみる。
 A 視覚的なもの・・・・白装束の女性が立っている、など
 B 聴覚的なもの・・・・うめき声が聞こえる、など
 C 感覚的なもの・・・・肩を誰かに掴まれたような、など
 D 超常的なもの・・・・突然目の前の物が発火、など
 E 精神的なもの・・・・冷静な判断ができないために生じる現象 
 この全ての分野の現象について、徹底的に解明する。それではまず、事例検証からはじめてみたい。
事例1 小学校5年生の夏休み、北野浩一君(仮名)は友達3人と肝試しをすることになり、夜の学校へ向かった。コースを決め一人ずつ校内を回ることにした。浩一君も恐る恐るコースをクリアしていき、プールの手前に差し掛かった。このプールは昔お墓で土葬された女性が幽霊となって現れるという噂があったので、足早に通り過ぎようとした。その時、目の前に何か白いものが映り、プールの方を見ると水面に和服を着た女性が立っているのを見た!
(200X 1999.8.15)
事例2 20年前、当時小学校6年生の川上さんは生徒会活動を終え、教室で一人帰り支度をしていた。辺りは既に暗くなり、校内に人気もなかった。廊下を歩いていると階段の踊り場にある鏡が目に入り、鏡の中に自分と寄り添うように人影が映っているのが見えた!後ろを振り返ったが誰もいないので、慌てて逃げ出した。後になってこの学校は昔墓地のあった場所に建てられ、その踊り場にある鏡は「幽霊が現れる鏡」と噂があることを思い出した。また、同校の4年生牧野君(仮名)も放課後に同じ鏡の前を通った時、鏡に映った自分の顔中に赤いあざができグロテスクな顔に変貌していたという。(200X 1999.8.29)
 これらの事例は基本的に錯覚である。では、いかにして錯覚が生じたのであろうか。キ−ポイントは事例1では、前述1番の特殊な天候・気候条件によって起こるものに相当し、事例2は4番の極度に希な化学反応・化学現象によるものに該当するのだ。具体的に見ていこう。
◇事例1 移流霧とブロッケン現象
 プ−ルの調査を行った結果、水温22℃で外気温32℃と双方に10℃もの温度差があった。冷たい水の上に暖かい湿った空気が流れると、空気の温度が下がるため含まれていた水蒸気が露点を越えてしまうので出現する。この現象によって発生する霧が移流霧である。従って、全体が霧に覆われるのではなく、プ−ルの付近のみに発生する奇妙な事態も起こりうるのである。しかし、白い物は説明できても和服の女性はどのように説明したら良いのだろうか。登山者ならご存知だろうが、ある条件が整うと雲海上に大きな影が出現することがある。そして、その影のまわりに光輪が発生する、いわゆるブロッケン現象が起こる可能性がある。たまたま、自分の影が和服のように膨らみ、光輪が美しい色合いに見えた可能性が高いといえる。

※ ブロッケン現象
 太陽を背にして自分の影が雲の上に写ると、影の周りに光輪が出来る現象。面白いのは、手を振ると影もいっしょに手を振ります。何人かで並んで見ると、それぞれ自分の影を中心に光輪を見ているので、隣り人が手を振っても、自分の影は動きません。
◇事例2 鏡の材質・化学変化
 古い時代の話である。昔の鏡の製法は、ガラスに硝酸銀を塗って鉛丹(酸化鉛・赤橙色)を塗る程度のものだった。調査の結果この学校は湿気の多い立地条件であった。このため、年数が経つとガラスの銀の接着面が弱くなり剥がれるという性質がある。硝酸銀にむらがあると間に空気が入って隙間ができる。この際、見る角度によって歪んだ画像になったり、角度によっては赤い鉛丹塗料が見えてしまうなどの事がありうる。学校(それも木造校舎の)階段の踊り場を思い起こしてもらいたい。私も木造校舎で学んだ者の一人であるが、階段の踊り場は昼間でも薄暗く、夕方になると光の方向が限られそれだけでも気味悪い空間になる。まして、夜の蛍光灯の時間になると気味悪さは一段と高まる。このような時多くの人は鏡と正対しないように小走りで下りるのではなかろうか。もし、横目程度にちらっとこのような鏡を覗き込んだらどのように感じるだろうか。冷静であれば塗料や剥がれに気付く所であるが「幽霊が現れる鏡」との噂が頭から離れず、冷静な判断ができなかったことに起因する。
 では事例3を見てみよう。
事例3 伊藤由香(仮名)は19年前、親友たちと4人で群馬県草津温泉へ旅行に行った。宿泊した旅館は古い造りで、落ち着いた雰囲気だった。午前2時過ぎに布団に入り、うとうとして床の間に目をやると女性が描かれた掛け軸があった。なぜか、女性の顔は血とおぼしき不気味な赤いシミに覆われていた。由香さんはお酒を飲んでいたので、何かの見間違いだろうと思い眠ってしまった。翌朝、その掛け軸を見てみると血らしきものは一切無かった!しかし、その夜はお酒に酔っていなかったのだが、またも無惨に血を流した女性の姿が現れたという。旅館は15年前に取り壊されており、問題の掛け軸は無くなっていた。調査の結果、30年程前に旅館の主人が書画店から貰い受けたものであることが判明。描かれたのは江戸初期、モデルとなった女性は武家夫人で、夫が謀反を企てお家は取り潰しにあい自害したという言い伝えがあった。(200X 1999.12.19)
 今回の現象は実に奇妙で視覚的な事例である。本当に霊現象と思ってしまってもやむを得ない程だ。しかし、これも4番の希な化学反応による現象だったのだ。
◇事例3 化学変化
 日本画は西洋画と違って水溶性の絵の具が使用される。水性絵の具は脂溶性に比べて季節の変化や温度などの条件によって変色・退色などの現象が起こりやすい。また、掛け軸に豪華な印象を持たせるため、絵師は顔料に銀を混ぜていた。この頃の製錬技術は未完成であり、かなりの不純物が混じっており、銀の精錬法でもある灰吹法では鉛が残る場合が多かった。さらに、草津温泉は硫化水素の発生する硫黄温泉地帯であるため、この鉛が硫化水素と化合して硫化鉛となり、シミのように浮かび上がってきたと考えられる。太陽光と月明かりではものによって反射率が変わり見え方に変化が起こる。この月明かりの弱い光が当たることで化学反応を起こし、赤くなった部分は色の同調が起こって赤色を引き立たせたと考えられるのである。
 硫化鉛は黒色であるため、日中の光の中ではあまり目立たないと考えられる。しかし、周りの塗料や酸化被膜・光の反射率の微妙なバランスが生んだ化学現象だったのである。
では事例4・事例5に入ろう。
事例4
 @ 東名高速道路、「魔の65km地点」(東京〜名古屋)と呼ばれる事故多発場所がある。この辺りの周辺は墓地も多く、事故が多発するのは墓地の死者が呼んでいるからではないかともいわれている。
 A 魔の地点と呼ばれるものの一つに、東名高速16km地点がある。昭和46年当時、ここで幽霊らしきものの目撃が相次ぎ、事故も多発。死者は17名にも上ったのである。
(200X 1997.7.6)
事例5 トンネルの怪談話は全国にいくつかある。愛知県足助町の伊勢賀美トンネルでは、母と幼い子供が消え去る。また福岡県久山町の犬鳴トンエルでは、道を横切る老婆が消える。そして、神奈川県の逗子〜鎌倉間の小坪トンネルでは次のような目撃談がある。 1970年6月某日の午前2時頃、黒い和服姿の女性を車に乗せたが途中で降ろすこととなったが、直後女性はその姿を消した。その後夜中にトンネルを通るとレインコートを着た女性や少女の人影が忽然と消え去るようになった。1993年8月には、大学生たちがトンネル内を走行中突然女性がフロントガラスに降ってきたのを見て、ひいてしまったと思ったが誰も居なく、フロントグラスに血のような手形がついていたのだ!!1880年に建設された小坪トンネルは当時、上下線1本だったため事故が多くその頃から怪談話があった。しかし、トンネル付近住民にはこのような体験談はなかった。(200X 1998.4.12)


◇事例4 @ 人体の現象(ハイウェイヒプノ−シス)
 高速道路は信号もなく、カ−ブも小さいため刺激が非常に少ない。このため、運転後3時間ほど経過すると目は開いているが脳は寝ている状態に陥ることがあることがわかっている。この状態をハイウェイヒプノ−シス状態といい、魔の65Km地点に一致するのである。この状態は眠っている状態に近いため、この他にも様々な幻覚を見る事例もある。「突然、濃い霧の中に入り光の見える方向に進んでいったら大きな衝撃を受けた。」などの証言は深いハイウェイヒプノ−シス状態に入り、夢見ごごちだったことを意味する。その後の衝撃は道路の壁面に衝突した時の衝撃であり、この時点で事故が発生したのである。
 A 物理現象(光の悪戯)
 目の前を光が走ったりする幽霊現象であるが、この件についても多くの目撃証言がある。この場所を調べてみると、高速道路の上に鉄道が走っていた。列車のライトが上空で塵などに反射して白っぽい光の軌道が映る。そこに、対向車のライトによって植え込みのライトをそこに映し、更に、電車のライトがたまたま当たった公衆電話の看板などを映したため、幽霊の様な光の軌道を描いたのである。似たような現象は私も見たことがある。
 他に多くの目撃証言のあった白装束の老婆については、付近に住む実在のお婆さんであることがわかっている。
◇事例5 トンネルなどにまつわる霊現象は数限りなく報告されている。今回の事例の200Xによる報告は余りにも納得がいかなかった。私は別の角度から解析する。勿論、計測器が無いので証明はできない。ただ、この件は後に報告する磁場による、ものでは無かろうかと思われる。
では、病院を題材にした恐怖の事例6を解明しよう。
事例6 徳島市立第一病院の元院長・郡 暢茂氏(精神科医)執筆「不思議体験」には、病院内で起きた様々な不思議体験が書かれている。 1991年12月、全国197ケ所に及ぶ医療施設職員を対象としたアンケート調査を実施。徳島精神神経医学会でその結果報告が発表された。不思議な体験には、次のようなものがある。
  @ 誰もいないはずの霊安室前で読経が聞こえる
    誰もいないのに後ろから足音が聞こえる
  A 電動車椅子がひとりでに動き出す 
  B 死亡した患者の死後処理を行っていると、肩に手をかけられた感じがする等。
 そして、報告者には看護婦が圧倒的に多い。看護婦の中には、亡くなった人々の霊が自分たちと接触してきたのだと考える人もいるという。(200X 1999.3.14)
◇事例6 @ 特殊構造による物理現象
 ”音”に関する事件では、「時間帯が夜中」「霊安室前」「廊下」という共通点があった。多くの病院では、霊安室の隣が解剖室になっていることが判明。遺体を保存しておくための保冷庫があり、庫内温度が上昇するとサーモスタットが作動、コンプレッサーが動き出すようになっている。日本音響研究所・鈴木松美所長は、「病院は収容人数を増やしたいため天井を低くしていることが多く、壁が二重構造になっていて気密性が高い。そのため病院内の音は良く響く。つまり、読経の声は保冷庫の音と反響音の相互作用によって生み出されたと考えられる。」と語った。
 ・実際に周波数を分析してみると、読経の声と一致した。
 ・換気ダクトのグローストーク現象(天井についている換気ダクトを伝って、ある部屋で出した声や音が別の部屋で聞こえる現象)によって、患者のうめき声が別の場所で聞こえる場合もある。
 ・また、足音については自分の足音が反対の壁に反射して遅れて聞こえてきたための(エコ−)現象である。
 A 電磁波
 医療機器は携帯電話などの電磁波(電流と磁力がお互いに影響して光のスピードで波を描いて進む波動)に影響されることが多いという。空間を流れる電磁波が、電子回路で制御された他の機器に流れ込み、半導体に影響を与えて制御不能や誤作動を引き起こすのである。そして、電磁波発生テストでは、電動車椅子を動かすことができたのである。
 B 電磁波
 日本工学院専門学校の協力で、電磁波を発生させる心電図モニターを設置・実験を行った。電磁波による影響をサーモグラフィーで計測した。心電図モニターに近付くと、体温が上昇し発熱効果が見られた。更に、電磁波があたると筋肉が電気刺激を受けて、収縮していることが判明。この筋肉の収縮が、肩に触られたと感じる原因ではないかと考えられる。夜間勤務をしている看護婦は、体温調節がうまくできていない人も多く、深夜に体温が高くなることがある。高体温時には、心拍が増加して血圧も上がる。そのため、交感神経が活発化して神経過敏の状態になっているのである。現在では、医療機器に電磁波を防ぐシールドを備えるなど、電磁波対策をとっており、誤作動などの事故は減少している。  

事例7 1991年11月14日深夜、人けのない大阪府の刺繍加工工場1階から火災が発生し、3階建ての工場が全焼した。単なる工場火災と思われたが、関係者の証言から、工場内で怪奇現象が度々発生していた事が判明したという。まずその日の朝9時に工場関係者が出社した時、2階の事務所の床に敷いてあるマットに焼け焦げたあとが発見された。
前日の退社時には異常はなく、誰かが侵入した形跡もなかったという。後で原因を調べようとマットの焦げた周辺を切り取って保管しておいたところ、なんとその切り取ったマットが午前11時30分に再び炎をあげて燃えていたというのだ。さらに、午後4時にはテーブルの上に置いてあった刺繍用の糸が突然燃え上がった。そして、最終的に深夜の出火で全焼してしまったというのだ。
 この工場は軽量鉄筋3階建てで、1階は工場、2階は事務所と倉庫、3階も倉庫として使用されていた。そして現場検証の結果、出火場所は1階中央の作業台にあった刺繍用糸の見本帳であると推測された。しかし、放火や火の不始末の可能性はなく、機械の故障による出火でもなかった。実はこの工場の怪現象は火災が発生する1年前から起こっていたという。
(200X 2000.10.8)
事例8 ある工場では、誰も触れていないのにテレビが突如消えたり、ラジコン自動車が狂ったように突如走り出したり、謎の発火現象とまるで映画のポルタ−ガイストそのままのような現象が生じていた。
事例9 1996年7月28日、日曜日。東京都調布市にある無人の事務所から火災が発生した。幸いにもボヤで消し止められたのだが、なぜ無人の事務所内から火災が発生したのか、地元消防署の調べでも煙草の火の不始末や放火の可能性は否定された。出火原因に大きな謎が残った。現場状況から判断して、火災の原因は石油ストーブの不始末と断定はできる。しかし、火災が起こったのは7月であり、ストーブは使用されていない。しかも当日は無人の状態だったのである。つまり、ストーブが勝手に燃え出したとしか考えられないのだ。事務所員の証言によれば、火災の3ヵ月前にも「何もしないのにストーブがついた」そうだ。さらに調査を進めるうちに、現場周辺では「自動ドアが勝手に開いた」「クーラーが自動的に止まった」など、電気製品に関する異常が12件発生していることがわかった。(200X 1997.2.9)
 これらに共通するキ−ワ−ドは電磁波(高周波)である。我々の生活でよく利用されている電子レンジも強力な、高周波による電磁波を利用している。電子レンジの中では目で見ただけでは全くわからないのに水温が上昇し、ものによっては発火することもある。では、簡単な実験を紹介しよう。携帯電話のアンテナをTVに近づけて電話をかけてもらいたい。すると、画面がちらつくのを確認できる。
◇事例7〜9 電磁波・アンダーソン局在
 テレビの電源が勝手に切れたり、時計が違う時刻を指したり、パソコンが使用不能になったりするもので全てICという、電子機器のスイッチや制御を行う電子回路を超小型化した部品の誤作動によるものであった。電気通信大学・情報通信工学科の矢部初男博士によると、これらICの異常は、「高周波」による誤作動の可能性があるという。「高周波」は電磁波の一種で、テレビやラジオの電波、X線、空気中の放射線などがあり、周波数が数メガヘルツ以上のものを総称していう。携帯電話では強さ0.8W、タクシー無線は5〜10W、航空無線では20Wの強さの高周波を出力している。実験をしたところ、テレビに高周波を照射すると8W辺りでちらつきだして電源が切れた。また、19Wで壁掛け時計の秒針が止まったのだ。さらに、高周波は金属に当たると熱を発生させるという特性がある。高周波が金属に当たると金属を構成する電子が激しく振動し、(ジュール)熱が発生する。
 事例の火災では、燃えたマットはポリエステル繊維に銅を織り込んだものであり、刺繍用糸にも金糸や銀糸などアルミニウムを使っていることが判明。さらに調査の結果、弱い高周波が金属に反射して増幅され、理論上1万倍以上の強力なエネルギーを持つ高周波が発生することがあるという。この現象を、アンダーソン局在と呼ぶ。実はこの工場は90年に改築され、天井や床・窓のメッシュに鉄が使われていた。そして、壁の各所には鉄骨が張り出し、多数の機械が置かれていたことから、金属の凸凹が多く乱反射しやすい環境であった。つまり、工場はアンダーソン局在が発生する条件が整った鉄の箱と化していたのである。その工場に外で発生した弱い高周波が窓や電線などから中に侵入、乱反射による増幅で強力なパワーとなり、金糸や銀糸に当たって発火した可能性が高い事が判明したのだ。 現代社会において、我々は何種類もの高周波に囲まれている。それ自体は微弱なものだが、条件が整えば思わぬ被害にあう可能性がある。
※アンダ−ソン局在
 今、弱い電磁波が金属の箱の中に入り込んだとしよう。高周波(数メガHz以上の電波)は波長が短く反射しやすい性質がある。金属の箱の中では四方八方に反射が起こり、その中で、位相が揃うと増強する。何度も何度も反射している打ちにどんどん増強していき、1万倍にもなることがあるという。このように強力になった電磁波は工場内を電子レンジ化したと考えられる。そのため、たまたま最高エネルギ−に達した部分に熱伝導性の良い金属があると発熱する。
 病院事例でも触れたが、電磁波を照射することで車椅子が自動的に動き出すことが実証された。ラジコンカ−などの誤作動も同様に考えることができる。

 また、最後の事例はストーブが強い電波を受信し、その信号が自動点火装置を誤作動させ点火、火災に至ったというわけだ。これは確かに実験でも証明された。しかし、誤作動させるほどの電波とは、通常存在しない強い電波=違法電波である。この違法電波の正体を突き止めるべく、関東電気通信監理局の協力のもと、現場周辺の電波調査を行った。その結果、違法電波の発信源はトラックの違法無線と断定された。違法の周波数帯を使用し、市販のブースターアンプを取り付けて必要以上にパワーアップした無線電波がストーブ誤作動の原因だった。違法無線を発信する者のモラルの欠如が引き起こした事故だったのである。
事例10 1998年11月18日、秋田県男鹿市の女子高校生が、テレビをつけながら受験勉強をしていた。疲れから眠り込んでしまい、深夜2時に目を覚ますとテレビはついていたが放送は終了していた。テレビを消そうとした瞬間、突然テレビから亡くなった祖父の声が聞こえ、再びノイズ映像に戻ったという。
 このようにテレビやラジオから奇妙な声が聞こえる現象は世界中で報告されており、霊界の死者が生きている人間にコンタクトをとろうとしているといわれたりしている。このように電子機器を介して霊界と交信を行なうことは「インストルメンタル・トランス・フェノメナ」と呼ばれ、1920年にトーマス・エジソンも死者と交信するための装置の研究に取り組んでいた。また1965年6月には、スウェーデンのコンスタンティン・ラウディブ博士が、死者の声を捕らえることに成功したという。その声は博士のニックネームと妻の名を呼ぶ友人の声で、レコードとして現在も保存されている。
(200X 2001.4.8)
◇事例10 自然現象(電離層)・人体効果(情景分析)
 経済産業省生命工学工業技術研究所の倉片憲治博士によると、テレビの放送終了後に流れるような単純ノイズ音を、長時間聞いていると別の音や言葉に聞こえることがあり、それは「情景分析」という聴覚の働きによるものという。例えば、「あ・・・と・」という言葉を聞いた時、聞こえていない部分を想像で補い「ありがとう」という一つの言葉として認識することをいう。放送終了後のノイズにはあらゆる種類の周波数が含まれているため、人が勝手に意味のある音として推測したと考えられるのである。しかし、「情景分析」の場合は長い時間同じ音を聞いていないと起こらないという。
 慶応義塾大学理工学部の徳丸仁教授によると、電波の混信で放送されていないところで音が聞こえることがあるという。大気圏には強い電磁波によって空気の分子が電離しイオンの状態になって、電波を反射・吸収する電離層がある。電離層は上空70〜300キロに渡って広がり、地上に近い方からD・E・F層に分かれている。日中、ラジオ放送のような中波と呼ばれる周波数帯の電波は、D層に吸収されてしまう。しかし、夜になると紫外線がなくなるためD層の活動は弱まり、中波はその外側のE層で跳ね返され地上との反射を繰り返して、遠くまで届くようになる。テレビの音声周波数は超短波で、どの電離層にも反射せず突き抜けるので、テレビ放送は電波を直接受信しなければ見ることはできない。しかしE層の中で、太陽黒点の影響や大気の流れ、磁力線などの条件が重なることで一時的に超短波を反射する特性を持つ「スポラディックE層」が発生すると、電波の混信が起こる場合がある。 秋田の事例が発生した1998年11月頃には33年ぶりにしし座流星群が出現した。地球に落ちてくる流星は大気圏に突入すると、空気の分子と衝突して双方から電子が飛び出す。そのため流星が通ったあとはプラス・マイナスの電子からなる層ができ、電子密度が高いため電波を反射して電波散乱を起こすことがある。この層に中国のテレビ番組が反射して混信したと思われる。そして聴覚の情報分析が働き、「助けて」と聞こえた可能性があるのだ。

事例11 1996年秋、海沿いにある廃屋の持ち主から解体を頼まれた工務店の人が、廃屋を下見に行った。到着した時には、すでに暗くなり始めていた。実は、その建物にはある噂があった。かつてあるお金持ちが別荘として買い、体の弱い娘の療養所として使われていたが、やがて少女はその家で亡くなり、少女の霊が現れるという噂だった。問題の廃屋に入ると、壁には穴があき、ゴミが散乱して荒れ果てていたという。そして一番奥の部屋に入って、何気なく窓を見た。すると凄まじい形相で睨み付ける、見知らぬ女性の姿が、まるで鏡に映っているかのように窓ガラスに浮かび上がっていたのだ。
 1週間後、明るいうちに再び訪れたときには、先日映っていた女性の姿はなく、また反射して写りこむようなものもなかった。幽霊に対する心理的な錯覚ではなく、また、窓の外に人が立つことは不可能であることを確認した。この事件に関連してある興味深い事例があった。
 1920年の嵐の日、アメリカ・ミシガン州の古い教会に雷が直撃した。すると教会のステンドグラスにキリストそっくりの顔が浮かび上がったのだ。しかし、翌日には人の顔が消え、ただのステンドグラスに戻っていたという。
(200X 2001.9.2)
◇事例11 化学変化
 山梨大学工学部の桑原哲夫博士によると、これはステンドグラスに金属を溶かし込んだガラスが使われているためという。ガラスを製造する時、ハロゲンと呼ばれる臭素やヨウ素などの不純物と、銀が結合した化合物のハロゲン化銀を混ぜ、そこに強い紫外線があたるとハロゲン化銀が銀とハロゲンに分離する。ガラスに銀を混ぜると黄色になるため、ガラスに分離した銀の色が強く出ると黄色や茶色に変色するのだ。この現象はフォトクロミズムと呼ばれ、調光サングラスなどのレンズに利用されている。フォトクロミズムによって分離した銀とハロゲンはすぐに再結合してハロゲン化銀に戻るため、しばらくすると元のステンドグラスに戻ってしまう。
 ステンドグラス以外でも、我々の身近にある抗菌ガラスには銀が使われている。抗菌ガラスは銀の持つ殺菌作用を利用し、表面に薄く銀をコーティングしてある。こうした抗菌ガラスは、古くから製造されており、主に病院や療養所などで使用されている。廃屋はかつて療養所だったことから、抗菌ガラスを使われていた可能性がある。そして海に面していたことから、ガラス表面に塩化銀が生じていた可能性があるのだ。塩化銀が付着すると、ガラス自体に感光性が生じて、稲妻写真というべき現象が起こることがある。事例の廃屋の幽霊は、仮説として、肝試しに廃屋を訪れた女性が窓を覗き込んだ時、偶然横窓から稲妻の光が当たり正面のガラスに光が反射。稲妻に怯えた顔が窓にプリントされたと考えられる。
 まさに、私達にお馴染みの写真である。

※写真現像の原理
 現在のフィルムはハロゲン化銀(塩化銀・臭化銀・沃化銀・沃臭化銀など)を感光物質として使っている。要するにこれらの物質をゼラチン中に分散して作った「乳剤」がフィルムのキモである。フィルムの光沢のない面、ここに乳剤が塗られているのだ。乳剤中に含まれるハロゲン化銀に光が当たると「潜像」というものが出来る。これは銀粒子の中で起こる微細な変化であり、通常目で見ることは出来ない。ところがこれを還元作用のある薬品(=現像液)で処理するとその核が金属銀粒子に変化して黒くなる。これが現像の科学的な定義だ。しかし、このままではネガが仕上がったとはいえない。何故なら還元されていない(黒化していない)ハロゲン化銀の感光性が未だ保たれているため、このまま白日の下に晒すと真っ黒になってしまうからだ。
 そこで必要になるのが「定着」という処理である。これは現像されていないハロゲン化銀を選択的に溶解する薬品(=ハイポ《チオ硫酸ナトリウム》・チオ硫酸アンモニウム)を使って黒化された部分のみを残し、かつ感光性を失わせる処理である。これを十分に行わないと写真の保存性が格段に落ちる。

 その後に行われるのが水洗である。これにはフィルムに残留する薬品を落とす意味がある。定着にハイポというものを使うことは既に述べたが、これが残留していると硫黄に変化して写真を変色させてしまうのだ。

事例12 憑依現象とは、動物の霊や怨霊などがのりうつり、人相・性格・行動が霊の影響を受けて様々な不幸が起こる現象。
事例1−中学3年生の村西京子さんは、学校でこっくりさんをしていた時、突然体を震わせて寒がり訳もなく泣きじゃくりだした。異様な変貌ぶりにクラスメイトが母親に連絡。しかし様子は変わらず、悪霊がとりついたよう獣のようであった。
事例2−山梨県のある神社の老木にまつわる恐ろしい言い伝えがあった。明治24年、男性に乱暴された若い女性がその木で首吊り自殺をし、乱暴した男性も謎の変死を遂げた。以来、女性の霊が乗移っていると言われるようになり、老木を切ろうとした人間に奇怪な災いが降りかかった。言い伝えを聞いた大学生たちがある夜、肝試しをしようと神社を訪れた。1人の女性はとても臆病でこの企画に反対したが、そんな彼女を恐怖感に浸らせようとイタズラをした。その直後、彼女は別人のように変貌して、仲間の男性の首をつかんで体を持ち上げ、その後仲間の呼びかけで正気に戻った。
(200X 1999.9.12)
◇事例12 人体効果
 京都教育大学・精神保健専攻の忠井俊明助教授は、「憑依現象は精神医学から見て、頭部外傷(CT検査確認)・アルコール及び薬物中毒(血液検査確認)・精神分裂(カウンセリング確認)・解離性同一性障害(多重人格テスト確認)などいくつかの原因が考えられる」と語った。また、脳が催眠状態になった時、憑依現象は引き起こされるという。催眠状態とは、1.論理的な判断ができない 2.暗示に従いやすくなる 3.一つの事に注意が極度に向けられる 4.過去の記憶が鮮明に浮かぶ状態で、この時異常な行動をとることがある。大脳生理学的に見ると、起きている「覚醒」と眠っている「睡眠」の中間の状態で、「まどろんでいる状態」の時は外部からの刺激に対して思考が止まったような行動をとる。さらに、大脳新皮質前頭連合野46野の活動が極端に低下している時でもある。大脳新皮質前頭連合野46野ー五感からの情報や過去の記憶を集め保存、情報を比較・判断して次の行動を決定、指令を運動野に指示、命令を各筋肉に伝える脳の最高司令部。催眠状態の時に46野に暗示を与えたり、瞬時に大量の情報を送りこむとマヒして冷静な判断を失ってしまうのである。事例の2人は46 野の活動が低下したため、記憶が整理できなくなり人格交替(別人の人柄に変わってしまう)が起きたのだ。
村西さんのケースでは、「のりうつられたらどうしよう」という不安がよぎって、こっくりさんにのりうつられた人の記憶が蘇ったと考えられる。彼女はカウンセリングを通して過去の記憶を思い出させて自分を認識し、1ケ月後正常に戻った。女子大生の場合、本や雑誌で見た強い恐怖を伴った記憶が蘇った時に友達に驚かされて催眠状態になり、人格交替が起こった。脳のリミッターという役割も持つ46野は、筋力が出す力も制御している。46野の活動低下により、力を制御できずに筋肉能力を最大限に引き出してしまい、そのため仲間の男性の体を持ち上げることができたのである。
催眠にかかりやすいタイプの人には、物事に熱中しやすい人が多く、10歳未満の子供もかかりやすい。また、疲れているときや睡眠不足の場合にもかかりやすくなる。一度出来あがってしまった脳内の強い神経回路を簡単に消すことはできない。しかし、脳に恐怖体験とは別の新しい回路を催眠療法で作ることができる。催眠療法によってストレスが原因で声が出なくなったり、歩けなくったりした人が治る事もある。また、あがり症や食べ物の好き嫌いまで治すこともできるという。催眠とは憑依のような恐るべき状況を引き起こすだけでなく、我々が持つ能力を最大限に発揮させる有効な手段でもあるのだ。

事例13 1999年7月16日、沖縄県で、午前0時頃浜辺を歩いていた3人が、浜辺から20m程離れた海の中から突然青白く光る火の玉が現れ、空中を浮遊して浜辺に向かって飛んできたのを目撃。そして火の玉は3人の頭上を通りすぎ陸地の方へ消えていったという。
 沖縄では青白く光る火の玉を『鬼火』と呼び、古くから妖怪『鬼火』伝説が言い伝えられている。この伝説では、海の事故で死んだ人の怨念が火の玉となって、目撃した者には災いが降りかかるとされ、さらに海岸付近の民家にも出没するとして、地元の人に恐れられているという。沖縄の家の屋根瓦や門扉の「シーザー」は、こうした鬼火などの妖怪を追い払うための魔よけとして飾られているのだ。
(200X 2001.2.25)
◇事例13 自然現象・発光細菌
 発光細菌は1000分の1mmほどの大きさのバクテリアで、世界中に生息し常に光を放っている。たまたま弱った魚の表面で大量繁殖し、それをゴイサギという鳥が掴んでいったことが考え得られる。 
 ここまで記載したように、全て1〜5の現象で説明が付く。しかし、ここで大きく全面に出てきた現象が電磁波による影響である。電流が流れると磁界が発生する。電磁石を思い起こして欲しい。釘などにコイルを幾重にも巻きつけて電流を流すと磁石になる。これが電流による磁界の発生である。このように電流と磁界は一体のものであり、電磁波と呼ばれている。電磁波は金属などを加熱したり,ICなどの高度な集積回路を誤動作させたり、場合によってはプラズマ発光を生じさせたり、人間の脳に様々な影響を及ぼしたりと非常に多くの現象を作り出す。しかし、この電磁波は決して携帯電話やTV・ラジオ・無線などのものだけによらず、次に報告する自然現象によっても生じるのである。そして、ついに心霊現象解明の時が来た。


事例14 FERCでは心霊現象解明プロジェクトを立ち上げ、全国に数多く存在する様々な心霊スポットの謎を解明すべく調査に乗り出した。中でも、最近、幽霊らしきものが特に数多く目撃されている六甲山に注目した。ここでは最近、『首なしの幽霊を見た』『人魂を見た』といった幽霊の目撃談は後を絶たず、その数は、我々が把握しているだけでも、ここ2年程の間に121件にも上っている。
派遣されたのはエージェント増田。
今回、調査するポイントは
@「長い髪の女性の幽霊」が目撃されたというビーナスブリッジ
A「女の子の幽霊」が現れたという摩耶ドライブウェイの駐車場
B「首の無いライダー」が目撃されたという山間部のドライブウェイ、の3ヶ所。
そして、心霊現象に関連するような環境的な変化がないか、科学的に調査するため様々な機器を準備した。調査を開始したところ、ビーナスブリッジの、ある場所で、サーモグラフィの映像が謎の温度異常をとらえた。それは、前日には変化はなかった場所で、しかも事例で幽霊が目撃された場所とほとんど一致するのだ。そこでこの温度異常の原因について様々な検証を試みたが、サーモグラフィに現れた温度異常の原因を説明する事は出来ない。
 そしてさらにエージェントの増田は新たな異常を発見した。なんと増田の持っている方位磁石が狂いだしたのだ!!温度異常のあった場所に近づくと本来北を指すはずの方位磁石のハリがまるで温度異常のあった場所に反応するかのようにぐるりとまわって真逆の方角を指し示したのである。
◇事例14 自然現象(圧電効果)・磁場
 六甲山で起こる心霊現象の謎を解明すべく六甲山での調査を開始したエージェント増田は次のような怪現象に遭遇した。
@ サーモグラフィが捕らえた謎の温度異常。
A 異常な方向を指し示す方位磁石。
 我々はまず、事例で幽霊が目撃された際に腕時計が止まったという現象の原因を探った。実は、時計の歯車に回転運動を伝える『ローター』と呼ばれる部分は、磁石で出来ており、磁力に非常に干渉されやすいという。そのため、普通の磁石を近づけるだけでもその磁気の影響を受けて、時計は止まってしまうことがあるというのだ。そこで、六甲山の磁気の状態を調べたところ、腕時計が止まったという場所では、磁気の測定器のメーターが振り切れてしまうほどの数値を記録し、その他の幽霊目撃現場でも磁気の乱れが観測されたのだ。実は、カナダ・パーシンガー博士によれば、人間はある種の磁気刺激により幻覚を体験することがあるという。人間の脳が、磁気を受けると側頭葉のニューロンが活性化し過去の記憶が無作為に呼び起こされ、実際にはその場に存在しない映像や音などが、あたかも体験しているかのように感じてしまうことがあるのだというのだ。
 では、そのような磁気の乱れが、なぜ六甲山で起きているのか?可能性として『圧電効果』が考えられる。日本有数の断層密集地帯である六甲山でこの圧電効果によって電気が発生しその電気によって磁界が発生し、地磁気が乱れた可能性が考えられるのだ。つまり、六甲山に多く目撃された様々な心霊現象の正体は、巨大な力が断層にかかり『圧電効果』を引き起こし、そこから生じた電気が磁気の乱れを起こし、その磁気に影響された脳内の幻覚である可能性があるのだ。さらに、サーモグラフィがとらえた温度異常については「磁気冷却現象」が考えられる。
 今回の調査によって、様々な心霊現象は断層の圧電効果による"磁気の乱れ"が脳を刺激し、それによって起こされた幻覚である可能性があることがわかった。この仮説は、日本全国の断層上にある心霊スポットにあてはまるかもしれないと考えられるのだ!

※圧電効果
 結晶体に力をくわえたときに、特定の結晶面の間に電位差があらわれる現象。逆に、結晶の特定の面に電場をくわえると、結晶にはひずみが生じる。これは逆圧電効果といっている。
 圧電効果は、チタン酸バリウムや電気石のような結晶性物質でみられる。結晶の構造をなす単位格子が非対称性をもつ結晶でおこり、結晶がひずみをうけると、単位格子でイオンが変位し、電気分極が生じる。結晶構造は周期性があるので、単位格子の分極はつみかさなって結晶全体のある面の間に電位差を生じるようになる。外から結晶に電場をくわえたとき、単位格子の中のイオンが静電的な力で変位し、結晶全体の機械的な変形を生む。このひずみを電圧に、電圧をひずみに変換することができるので、圧電効果のある結晶は、トランスデューサー、レコードのピックアップ素子、マイクロホンなどの装置に利用される。また、結晶の共振周波数が安定しているために正確な振動がえられるので、電気発振器や高周波増幅器の共振素子にも利用される。
→ 石英
石英 せきえい Quartz もっともよく知られる鉱物で、シリカ(二酸化ケイ素)からなる。岩石の構成物、または純粋な石英の堆積(たいせき)物として世界じゅうに分布している。結晶形が明らかで無色透明のものは、水晶とよばれる。
 花崗岩や流紋岩などの火成岩の本質的な構成物である。変成岩では、片麻岩や片岩の主要構成物で、とくにケイ岩はほとんど石英でできている。石英は石灰岩などの堆積岩中に脈をつくる。石英脈の多くは、岩石中から石英がとけだし、割れ目に沈殿することによってできる。金などの貴金属が石英脈中にみつかることがある。石英は砂のおもな構成物であり、堆積岩の砂岩はおもに石英でできている。
(花崗岩などの岩石に大きな力を加えて破壊すると、その瞬間に電気が流れる発光現象を見ることができる。)
※磁気冷却現象 
 対象物に強力な磁気をかけると、対象物は少し温度を上げるが、そこから磁気をなくすと、逆に、対象物の周りから熱が奪われて冷却されるという現象。

◇200X−U(2002.5.26)による全国に発生する心霊現象の正体 事例15
 多数の霊が目撃されているという兵庫県・六甲山の調査を行った結果、地下深くに密集する断層の「圧電効果」による磁気の乱れが起きていることを突き止めた。カナダ・ローレンシア大学 脳神経学部のマイケル・パーシンガー博士によると、この磁気の乱れが、人間の脳の記憶を司る側頭葉に影響を及ぼし、脳内の神経細胞に異常な電気を発生させるという。すると、過去に記憶した心霊にまつわるイメージが、幻覚となって誤って呼び起こされ、それを幽霊だと錯覚してしまうという。つまり、心霊体験をした人々は、この磁気の乱れによって、幽霊の幻覚を見た可能性があるというのだ。
 しかし、全ての心霊スポットで、六甲山のように地下に断層があるわけではない。そこで、地下に断層のない心霊スポットの謎を解明すべく、茨城・笠間城跡の調査を開始。笠間城跡では、「トンネルに現れる首だけの幽霊」、「古井戸で自殺した女性の幽霊」、「僧兵や侍の幽霊」など、様々な心霊現象が目撃されているという。我々は、これらの中でも特に目撃報告の多い、トンネルと井戸の磁気調査を行った。トンネル内の磁気測定では、150〜2,000ミリガウス以上という激しい磁気の乱れがあることが確認された。そして、井戸周辺でもやはり激しい磁気の乱れが確認されたのだ。
 実は元笠間市 建設課の長谷川氏によると、笠間城跡がある佐白山は、山全体が花崗岩で出来ていることが判明。そして東京大学の山野井博士によると、花崗岩の中には、磁鉄鉱という磁気を帯びた鉱物が含まれているため、花崗岩が多く存在する笠間城跡では、磁気が強く発生し、磁気が乱れる可能性があるという。つまり、笠間城跡の心霊体験も、磁気の乱れが脳に影響を与えた幻覚だと考えられるのだ。そこでFERCでは日本全国で発生している心霊目撃体験の多くが、磁気の乱れによるものではないかとの仮説をうち立て、その他の心霊スポットの磁気測定を行うことにした。心霊スポットと呼ばれる「墓地」や「霊園」の磁気を測定してみたところ、約60%の確率で磁気の乱れが確認された。実は墓石の大半は風化しにくい花崗岩で作られているという。しかし、墓石程度の小さな石では、笠間城跡ほどの激しい磁気を発することはない。ところが、花崗岩の中に含まれる磁鉄鉱の向きが一定方向になっている場合や温度変化で内部の圧力が変化した場合などの条件が加わると、磁気の乱れが起こることがあるというのだ。他にも、花崗岩が多く存在する場所として城の石垣がある。姫路城、大阪城、松山城などの石垣は全て花崗岩であるため、磁気の乱れがおこり、心霊現象を体験する可能性があるという。
そしてさらに、心霊スポットとされる、「不通橋」でも磁気の乱れが確認された。橋の建材としてよく使用されている鉄は、製造過程において、磁気を帯びることがある。電力中央研究所の三宅久仁彦博士によると「雷」のように強い電気に触れると磁界の向きがそろい磁力が増すのだという。そこで鉄に雷を落とす実験を行った。すると雷を落とした後には鉄の磁力が約100倍にも増大していたことが判明した。そして、不通橋にどのくらいの頻度で雷が落ちているか調べてみると、何と年間12発も雷が落ちていることがわかった。そのために不通橋の鉄から強い磁力が発生し、磁気の乱れが起こっていたと考えられるのだ。
 つまり心霊体験は、"花崗岩"や"落雷"により、磁気の乱れが発生、それが脳に幻覚を生じさせることにより、起こったものである可能性が考えられるのだ。
(200X−U 2002.5.26)
※花崗岩
マグマが冷えてできた岩石(火成岩)のうちの、マグマが地下の深いところで固まってできた岩石の一種 






●脳と電磁波
 脳内にはものすごい数の神経細胞・脳内物質・電気信号・イオンが動き回っている。そして、脳内物質の多少で人間の感情さえも作用してしまうのである。
例えば、@ 覚せい・快感 ド−パミン
    A 覚せい・怒り ノルアドレナリン
    B 恐怖・驚き  アドレナリン
    C 感情抑制   セロトニン
などである。また、脳内の様々な電気信号も外部から強い磁場を加えることで変化してしまうのである。
 見える・聞こえるという現象を詳しく解析してみよう。「見える」というのは通常目で見ることを指しているが、実際は脳で見ている、というのが正解である。目は光を信号に変える能力はあるが、見る(能動的に光を解析する)能力は無いのだ。同様に「聞こえる」というのも、耳はあくまでも音を信号に変換することだけで、聞いているのは脳なのである。では、「感じる」はどうだろうか。これも全く同様で、皮膚は圧力を信号に変えるだけで、実際に感じているのは脳である。つまり、見える・聞こえる・感じるといった全ての感覚は「脳」で処理しているのである。このことは、脳が信号を正しく受け取れなかったら、見えていても見えない・聞こえていても聞こえない・感じていても感じない、ということを意味する。更に、脳内に誤った信号が伝わった場合、聞こえていないのに聞こえる(幻聴)、見えていないのに見えた(幻覚)、感じないのに感じた、ということになってしまうのだ。また、何らかの作用で脳内物質を作用すると、心地よい場所で怒りを覚えたり、恐怖の場を感じなかったり、突然キレたりということも起こりうる。全て脳内の微妙なバランスの中で起こることである。
 私にこんな経験がある。ある非常に疲れた夜、布団に入ると直ぐさま身体に脱力感を覚えた。そして、もの凄い睡魔に襲われ枕に沈むように眠りに入ろうとした時である。なぜか脳はすぐに睡眠にはいらなかったのである。身体はもう全く動かない「金縛り」のような状況になった。恐らく、見る感覚以外は睡眠に入ってしまったのだろう。何と、眠らずして夢の状態に入ってしまったのだ。この瞬間はハッキリとは覚えていないのだが、目で見ていた映像とあり得ない夢の映像が重なったのである。これも一種の幻覚である。このように、何らかの現象で脳内を刺激すれば脳が誤信することは十分に考えられる。そして、強磁場(電磁波)がその効果を示すことはもはや疑いの無い状態である。
 既に、脳に強い磁場を加えると幻覚が見える、といった実験も行われており、磁場は脳に影響を及ぼすのである。そこで、影響の及ぼしかたであるが、これは、人によって全く別々の現象になるはずである。その理由は、幻覚は自らの脳が作り出すのであるから、自分の過去の体験デ−タから引き出されて作られると考えられるからである。従って、4人が同時に同じ白装束の女性を見た、ということは考えられない。この場合、そのものが実在していることになり、それは実体である。つまり、誰かの悪戯ということになるのである。従って、未だ解明されていない未知の心霊現象も、1〜5の中のどれかであり、あまりに希な現象であるため実証が難しいだけなのである。
圧電現象・強磁場
 圧電現象による磁場の影響によって、非常に多くの心霊現象が片づいたのではないだろうか。そこで、ここではもう一歩踏み込んでみたい。心霊現象が磁場の影響による幻覚だとしたら、昼夜構わず出現してもおかしくないのではなかろうか。何も磁場は夜になると急激に増加するわけではないからだ。しかし、圧倒的に夜の時間帯に目撃例が集中している。これは一体何故か。
 昼間の時間帯は脳は非常に冷静・安定に活動している。この時の脳は電位の低い状態となっているため、磁場や電磁波の影響が出にくいと考えられる。もし、仮に昼間に幻覚が出現してもハッキリした形状を持つものは見えずに見過ごしてしまうのである。夜になると、人間は暗いというだけでも不安を感じ、更に心霊スポットは不気味な場所であるため脳内では研ぎ澄まされた様な状態となる。電位の高い状態にセットされ、外部の磁場や電磁波の影響を受けやすい状態になるのである。また、幻覚も比較的ハッキリ見えるため見過ごす可能性が減少すると考えられる。つまり、電磁波の他に不安・恐怖といった精神構造が加わって起こる現象だったのである。

 霊感の有無が良く言われる。「霊感とは付近に霊が存在したときに、その存在を他人より敏感に感じ取れる能力」ということができる。この感覚を科学的にはどのように解釈できるのだろうか。私は「心霊は存在しない」という立場をとっている。私は霊感とは以下のようなものを言うのであると考える。
@ 非少ない量の磁場(電磁波)でも幻覚・幻聴が発生する人
  ・敏感であるほど霊感が強いと言える。従って、極度に敏感な人の場合家などの建築物でも感じることはあり得る。
A 見たものや見てないもの、過去の経験や無経験等の事項を混同して記憶を作れる人
B 状況分析に長けた人
などの条件が備わっている人であると考えられる。

今まで挙げてきた全ての事例がどの分野に属すかをまとめてみたい。
  1. 特殊な天候・気候条件によって起こるもの
    事例1 移流霧・ブロッケン現象
    事例10 スポラジックE層(電離層)
    事例13 発光細菌
    事例14 圧電現象
    事例15 花崗岩による強磁場
  2. 建物などの未知の構造問題に起因するもの
    事例6 建物の構造
  3. 電磁波による特殊な効果
    事例6 電磁波
    事例7・8・9 電磁波
  4. 極度に希な化学反応・化学(物理)現象によるもの
    事例2 材質・化学変化
    事例3 化学反応・光の反射
    事例4のA 光の悪戯
    事例11 化学変化(写真の原理)
  5. 知られざる人体の現象
    事例4の@ ハイウェイヒプノ−シス 
    事例10 情景分析
    事例12 精神作用

注意すべき事
 幻覚・幻聴の類は圧電現象による強磁場で説明が付いてしまうような状態になった。しかし、だからといって現在存在する全ての未解決心霊現象が強磁場による幻覚・幻聴現象である、と決めつけてしまうのは拙速である。勿論、断層や花崗岩以外にも強磁場を発生させる根元はあり得る。この辺りの解明は慎重に行っていきたい。
 花崗岩を調べてみるとその成分で圧電現象を起こす石英と磁場を発生させる磁鉄鉱が存在することがわかった。混じりっけのない石英は、水晶と呼ばれ昔から大切にされてきた。この水晶に圧力を加えると電気が圧制することは、水晶発振子などとしてクォ−ツ時計などに利用されている。また、花崗岩は、地中で徐々に冷却・凝固した深成岩の代表例で、強度が大きく水分をあまり吸収しないので耐久性・耐震性に優れている。また、最も一般的に存在している岩石であることから、土木・建築用資材として広く普及している石材である。すると、日本全国家々に至るまで、心霊スポットになってしまうではないか。しかし、心配は無用。少量の磁場では幻覚を起こすには至らないからだ。


心霊掲示板

●ハンドパワ−ズでは各局TV同様に心霊現象の超有名スポットにおける体験談を募集します。場所や具体的な現象をメ−ルしてください。近ければ現地調査にも出向きたいと考えています。

以下の件調査中
 アンビリ−バボ−でも紹介された、群馬県黒保根村の国道122号線沿いにあるとあるトンネル。

非常に有名な心霊スポットで、証言も数限りが無いという。活断層を調べてみたが、この付近にはなさそうである。すると、花崗岩質であるかどうかということになる。情報提供を募ります。



●小坪トンネル
 神奈川県の超有名スポットでもある小坪トンネル。

 怪奇部屋の方がかなり詳しく調査している。ハンドパワ−ズではこの付近に断層が存在するか調べてみた。
 すると、この付近には非常に多くの活断層が存在することが判明した。特に、三浦半島には三浦半島断層群とされるように、活断層の密集地帯であった。そのこともあってか、三浦半島における心霊体験談は非常に多いのである。同様に、伊勢原−秦野−平塚付近にも活断層が密集しているので、この付近の心霊体験談も非常に多い。ただ、何故小坪トンネルなのかは現地調査をしてみないと何とも言えない。活断層は半島一帯であり小坪トンネル付近に集中しているわけではない。磁気の存在や付近の岩石・二酸化炭素などの調査を試みたい。

 神奈川県活断層マップ上に大雑把な東名高速の位置を書き込んだ。すると、やはり足柄上群など多くのスポットは活断層に一致した。また、日本は活断層王国(下図参照)である。とはいうものの、全てをこれで片づけることはできない。詳しい調査が必要だ。


 最後に、200Xを念入りに調査していたところ、また、新しい現象を発見した。まだ、今の段階ではハッキリこれがこうだ!と言える段階では無いのだが。地球上の環境問題、海の中の魚の問題、なぞの大量死、世界各地の異常気象、なぞの奇病、強力ウィルスの出現、犯罪の増加、地震、などなど色々調べていくと、全て地球温暖化・オゾン層破壊などの方向に収束されてしまうように思えてきた。「人間は地球の歯車を全て狂わせてしまうのか」検証していきたい。どうも、風が吹くと桶屋が儲かる的な現象が次々と連鎖的に発生しているようである。いくつか例を挙げてみよう。
例1 日本で奇妙な病気が突如出現し関係者を悩ませた。原因は、地球温暖化のため普通は熱帯にしか生息しない細菌・生物が、日本で増殖・生息できるようになったことであった。

例2 ある漁村では漁獲量が激減してしまったという。日本の乱獲が原因と記載されているが、私は地球温暖化により海水温度が上昇し寄生虫の増加や天敵の増加などの食物連鎖のバランスが崩れたためではないかと考えている。

例3 犯罪増加も温暖化に影響があると考えている。平均気温が上昇すれば、特に夏場などは眠れない日が多くなることになる。睡眠不足は脳内物質の正常分泌を阻害し、場合によっては戦闘状態にセットされる。このような状態では、普段特に気にならない些細なことでも爆発してしまうことになるのだ。

例4 そして、何と超常現象が増加することもあり得るのだ。温度が上昇すればそれだけで分子運動は(分子の熱運動)激しくなる。通常なら固体や液体の中に閉じこめられている気体分子などは空気中に放出されることになる。当然、気体イオン等も増加することが考えられる。このイオンは移動すると電流となるので、磁場が発生する。現代の日本ではただでさえ大量の電磁波が空中を縦横無尽に飛び回っている。波は重ね合わせの原理が働くので特別な条件が重なると増幅したしまうことがあるのだ。これらの現象が合わされば今まで以上に自然発火・人魂などの現象が増加するに違いない。