ここの背景画像は「beautiful」さんからお借りしました。

 本の紹介(参考文献)  

ここでは私がこのホームページを作成するのに参考にした本を中心にご紹介します。★は私の独断によるお薦め度です。(価格は私が買ったときの価格ですので、値上がりしているのもあると思います)

フランス革命全般 初心者 個人を取り上げたもの 女性 小説・フィクション 英語版

 フランス革命全般

「フランス革命小史」
★★★ 作者:河野 健二 出版社:岩波新書 価格:490円

フランス革命の流れを簡潔にわかりやすくまとめてあります。「フランス革命を知りたいのなら、まずはこの本」と言ってもいいでしょう。特に巻末の年表と人物略伝は大いに参考にさせていただきました。

「世界の歴史10 フラン革命とナポレオン」
★★★ 桑原 武夫 編集  出版社:中公文庫 価格:640円(H12.3.16.UP)

画像がたくさんあり、とてもわかりやすいです。いろいろなエピソードや会話などがふんだんにあり、ちょっとした読み物のようです。以前、掲示板でも話題になったグルーズのサン・ジュストの絵もあります。意外なところではアンリオの顔、ロベスピエールの子供の頃の顔もあり、なかなか楽しめます。

「フランス革命」
★★★ 作者:小栗 了之 出版社:教育社 価格:1030円

歴史全体的な流れよりも、細かなことに重点を置いているようです。ある程度フランス革命を知っている人にとっては、政治や経済のことが詳しく書いてあるので面白いです。でも、初めての方にはあまりお薦めできません。2−3冊目以降にどうぞ。

「フランス革命」(上・下)
★★★ 作者:ソブール  出版社:岩波新書 価格:各490円 (H11.4.15.UP)

フランス革命研究の第一人者ソブールの本です。経済や社会を中心にとても詳しく記述されており、他の本には載っていないようなこともたくさん書かれていて役に立ちます。ただ、年号通りに話を進めていない個所もあるので(仕方ないですが)、前のページで死んだ人が後のほうでひょっこり出て来たりして混乱してしまうところもあるかもしれません。初めての方にはお薦めできませんが、読み応えのある面白い本です。是非、ご一読ください。索引には言語表記があります。(「上」は旧体制から8月10日まで191p。「下」は恐怖政治からブリュメールのクーデターまで220p。)

「世界の歴史15 フランス革命」
★★★ 作者:河野 健二・樋口 謹一 出版社:河出書房新社 価格:680円 (H11.2.3.UP)

前半はいわゆるフランス革命について(202ページ)、後半はナポレオンの没落までについて(192ページ)が書かれています。言葉の引用が多く、歴史小説のような臨場感も多少あるのでとても読みやすいです。モノクロですが画像もたくさんあります。

「世界の名著/フランス革命史」
★★ 作者:ミシュレ  出版社:中央公論社 価格:1500円  (H11.8.14.UP)

ミシュレはフランス革命の最中、1798年に生まれました。それだけに、フランス革命をドラマチックに捉えていて、物語を読んでいるように、はらはらどきどきします。特に、テルミドールでロベスピエールたちが逮捕される顛末(最後の10ページ)は圧巻。その臨場感も、資料を徹底的に研究したという裏付けの元にあります。とっても面白い。でも、ちょっと長いかな。(500p)

「フランス革命の主役たち 臣民から市民へ」上
★★ 作者:サイモン・シャーマ 出版社:中央公論社 価格:2800円

「上」「中」「下」と分かれており、この上巻では、旧制度がどのように崩壊していったのか詳細に述べられています。ネッケル、カロンヌ、ブリエンヌが何をし、どのように失脚したのかがよくわかり、歴史の重みを感じます。ただし、登場する人物はマイナーな人が多いので、初心者の方はちょっと退屈かもしれません。

「フランス革命の主役たち 臣民から市民へ」中
★★★ 作者:サイモン・シャーマ 出版社:中央公論社 価格:2800円  (H11.6.11.UP)

この巻では、バスティーユ陥落の前後の出来事、ミラボーの功罪などが詳しく載っていて、本当に楽しめました。かなり突っ込んでますので、他の本にはない逸話 などが豊富ですが、各章の付け方が文学的なので、この出来事をとりあえず読みたい、と思っても目次から探し当てるのは困難です。ちなみに「通過儀礼」という章に「ヴァレンヌ逃亡」は載ってます。(423p)

「フランス革命の主役たち 臣民から市民へ」下
★★★ 作者:サイモン・シャーマ 出版社:中央公論社 価格:2800円  (H13.3.29.UP)

山岳派の人達にスポットをあてながらも、ラ・ファイエットやテロワーニュ、タレーラン等についても言及しています。シリーズの最後を飾るだけあって、とても面白くどんどん読めます。でも、テルミドールの後、唐突に終わってしまうのが、ちょっと物足りない。この人の切り口で総裁政府についても読んでみたいです。(456p)

「歴史読本 フランス革命とナポレオン」
★★ 出版社:新人物往来社 価格:900円 (H11.3.5.UP)

「歴史読本」誌の特別増刊号。いろいろな執筆者が「ミラボーと国民議会」「サン・ジュストとフーシェ」など普通の本では取上げないような面白い視点からフランス革命を語ってます。年表も人物事典もすごく充実していますが、もしかしたらもう手に入らないかも…。

「1789年−フランス革命序論」
★★★ 著者:G. ルフェーヴル  出版社:岩波文庫 価格:660円 (H11.12.3.UP)

1789年と言うたった1年がフランス革命に果たした役割は本当に大きいものだったことがわかります。5月から10月のほんの半年の間だけでも、三部会開催、バスティーユ襲撃、封建的特権の廃止、人権宣言、ヴェルサイユ行進などたくさんありました。まさに激動の一年でした。それぞれの事件についても詳しく書かれてあり、本当に勉強になります。(384p)

「ヨーロッパの革命」
★★ 作者:遅塚 忠躬 出版社:講談社 価格:1500円  (H13.7.22.UP)

フランス革命を中心にヨーロッパの革命について社会学的な立場から考察しています。ひとつひとつの歴史的説明は簡単ですが、都市や農村の状態等、他の本ではなかなかわからないことに重点を置いてあります。フランス革命に影響を与えたイギリスの産業革命、フランス革命で大きく動揺したヨーロッパの状態など、興味は尽きません。(261p)

「ヴェルサイユ宮殿の歴史」
★★ 作者:クレール・コンスタン著 伊東俊治監修 遠藤ゆかり訳 出版社:創元社「知の再発見双書」 価格:1500円  (H19.6.11.UP)

ヴェルサイユ宮殿についてだけの本です。この美しい宮殿の歴史が始まる前からの歴史を丁寧に調べつくしています。各頁にはカラーの画像を豊富に取り揃えてあり、視覚からも楽しめます。他の歴史書では得ることのできないいろいろなことが書かれており、「ヴェルサイユ宮殿の小部屋」は主にこの本を参考にいたしました。(166p)

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