SaGa Frontier

感想

このゲームも、バイトでモニターをしていました。
といっても、初期の段階で、ストーリーはまだ、T260の
序盤しか、出来ていませんでしたが。あとは、戦闘のみ。
たしか初期画面には、しっかりヒューズがいた気がします。
種族の差を、ちゃんと理解していなかったなぁ。

全体のシステムは、好きでした。術を、戦闘で閃くところや、
連携など、そして種族ごとに、強化方法が異なるのも。

【ブルー編】
彼自身の設定も良かったし、ストーリー途中も良かった。
EDサイテイだけどね。正直あんなに酷いのは、初めてだった。
開発者によれば、"みなさんに、想像してもらいたい"
想像する余地と余韻を残し、はっきりとは明かさずに終了、と
いうのなら、その台詞にも納得できます。
けれど、あんな風に本っ当に何にも無いのは、想像もなにもないです。
話そのものは、好きだったので、本当に残念です。
あれでは、ブルーを最初にプレイした人は、もうそれで、"サガフロ"
全体を、そんなEDだと思い、プレイしないかもしれません。本気で。

【アセルス編】
前田珠子著・【破妖の剣シリーズ】です。マジで。
裏解体新書の設定、通称アスはマズイでしょう。
でもこの話、面白かったです。ED三個もあるし。
私は、半妖EDが一番好きです。人間EDもいいのですが、
「私は自分が好き。」 が良かった。妖魔EDはね…ちょっと。


ちなみに、【破妖の剣シリーズ】とは(怪しい記憶ですが)
人と妖魔が存在する世界。人はか弱く、ただ害されるのみの存在。
浮城に存在する破妖剣士・捕縛士・魅縛士たちでさえ、せいぜい妖鬼
程度までしか、それぞれ滅し、封じ、魅了することができない。

妖魔は四つの位、妖主・妖貴・妖鬼・小鬼(コレ怪しい)に分けられる。
妖鬼・小鬼は雑多な姿を持ち、人間に近いものほど強い。
妖貴は世界で50人も存在せず、黒髪黒瞳と絶大な力、そして美貌を誇る。
彼らに出会えば、浮城の人間でさえ、死あるのみ。
救いは、彼らは殆ど自分からは、人間に興味を有さないこと。
妖主は、妖貴の中でも抜きんでた力と美貌、そして色を持つ存在。
5人しか存在せず、"君"の称号で呼ばれ、何人かの妖貴を従えている。

主人公のラエスリール(だったか?)、通称ラスは浮城でも屈指の
破妖刀に選ばれた、破妖剣士。黒髪に琥珀の瞳の少女。
実は、"魅了の君"と人間の魅縛士の間に生まれた、半人半妖。

こんな話だったと思います。読んでいたのは昔なので少し怪しい点もあり。
階級は、そのまんま妖魔の君、上級妖魔、下級妖魔、邪妖ですな。
ラスのパパは、"金の君"だったかも。オルロワと混同しているから。
そもそも種族は"妖魔"って名前ではなかったかもしれない。
軽い、紅髪紅瞳の美貌の青年とかに気に入られたりして、やっぱり似てる。
ただここでは、半人半妖は、世界に一人では無かったですけど。

【レッド編】
熱血ヒーロー。変身モノだし、正体を知られちゃいけないし。
削ったと言うイベント、"仲間の前で変身"というのは、ゼヒ欲しかった。
システム的にも、最初の頃は、強制イベントが多くて、サガ特有の、
"次に、なにやればいいの?"と言う状態になりにくく、初めてにお勧め。
EDのホークが素敵。ダンディ。
ユリアが出なくなってしまうのが、サミシイですが。

【エミリア編】
彼女も初期にイベントが多く、サガ初心者向け。
EDは二個で、ジョーカーの正体が異なります。
それにしても、この話のヒューズはヒドすぎ。
ロクに調べもせずに、刑務所送り、しかもあんなところ。
エミリアが強い女で、なおかつ、ルーファスが救出に乗り出した
から良かったものの、あそこで、何十年も過ごすところだったし。
BADの方のルーファスの "忘れろ。命令だ。" が良かった。

【クーン編】
ルージュと時の君が、仲間にならないのが辛かった。
指輪があるので、まだ救われるけど。
ヌサカーン先生が仲間になるので、うれしい。

【T260G編】
ルージュと時の君…そして、指輪も・・・・。
仲間もメカばっかりで、結構本気で辛い。
関係無いけど、ボロからシップに乗る時に、ベルト
コンベアみたいので、運ばれていく彼(?)はカワイイ。

【リュート編】
究極のフリーシナリオ。
何しろ、しなくちゃいけないイベントはラストイベントのみ。
気が向いたら、話しかければラストイベント。凄い。
RPGで自立(一人暮し?)したくて、旅に出る主人公
って、すごく珍しいんじゃ・・・・

そういったワケで、全体的には大好きでした。
サガらしさも沢山ありましたし。
やっぱり惜しいのは、ブルーのEDですね。
ネタバレもなにも、ネタがないので言いますが、
ブルーはEDがナイのです。比喩でなくマジで。
ラスボスを倒した瞬間、画面が止まり、何?
と思ったら、現われるThe Endの文字。
EDが酷いとは聞いていましたが、それでも信じられなかったです。

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