バージョン管理システム CVS(Concurrent Versions System)
リポジトリ―と呼ばれるデータエリアに登録されたファイルの履歴を保持しておき、履歴の参照、最新との比較、更新が可能なシステム
※一つのファイルを、同時に修正可能
CVS サーバ構築
1.サーバー側のインストール(Linux)
@CVSモジュールを取得
cvs-x.yy.z.tar.gz (x.yy.z はバージョン番号) で圧縮されている。
(今回はhttp://www.aqut.homeip.net/download/cvs/ より
cvs-jp-1.11.1p1-3.tar.gzを入手)
A適当なフォルダ(今回は/usr/local/src)へ、コピーし移動
Bメーク&インストール
#tar -zxvf cvs-jp-1.11.1p1-3.tar.gz 解凍
# cd cvs-1.11.1p1/ 下位ディレクトリへ移動
#./configure
#make
#make install
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2.CVSの設定
@CVSリポジトリ―用にディレクトリを作成(/var/cvsroot と仮定)
初期化終了
A環境設定
以下を記述して反映
CVSROOT="/var/cvsroot"
CVSEDITOR="/bin/vi"
export CVSROOT
export CVSEDITOR
#source .bashrc
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BCVS を利用するユーザを作成
(1)/var/cvsroot/CVSROOT/passwd を作成
(アカウントの作成には、/usr/local/apache2/bin/htpasswd を使用)
(htpasswd は apache などに含まれている)
#cd /var/cvsroot/CVSROOT/
#su -c '/usr/local/apache2/bin/htpasswd -c passwd 『ユーザ 1』'
#su -c '/usr/local/apache2/bin/htpasswd passwd 『ユーザ 2』'
#su -c '/usr/local/apache2/bin/htpasswd passwd 『ユーザ 3』'
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※ユーザを作成する初回時のみ、-c オプションをつける
暗号化を使えば、passwdに直書きでも可
(crypt dl(適当なアルファベット) パスワード >> $CVSROOT/CVSROOT/passwdなど
(2)passwdファイルを編集(vi passwd)
『ユーザ1』:xxxxxxx
『ユーザ2』:xxxxxxx
『ユーザ3』:xxxxxxx
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上記のように記述されているので、後ろに : をつけて、
リポジトリを操作するユーザを設定(存在するアカウントを指定)
『ユーザ1』:xxxxxxxxxx:cvs
cvsユーザ名:パスワード:リポジトリ操作ユーザ名
cvsユーザ名はサーバのユーザとして存在しないアカウントでも可
Cサービス名の確認
/etc/services に cvspserver があるかを確認
(grep cvspserver /etc/services)
cvspserver 2401/tcp # CVS client/server operations
cvspserver 2401/udp # CVS client/server operations
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上記文がない場合、追加
(今回は存在したため、そのまま)
D/etc/inetd.conf にエントリーを追加
リモートから CVS に接続要求の際、 自動起動するよう、以下の文を追加
cvspserver stream tcp nowait root /usr/sbin/tcpd /usr/bin/cvs --allow-root=/var/cvsroot pserver
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※inetd.conf は古く、現在はxinetd.confが主流
よって、今回は、以下の(D)の操作の方を実行
(D)/etc/xinetd.d下に、cvspserverを新規作成
service cvspserver
{
socket_type = stream
user = root
wait = no
server = /usr/bin/cvs
server_args = -f --allow-root=/var/cvsroot pserver
}
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Exinetd 再起動
/etc/init.d/xinetd restart
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