この曲には思い出がつまっている。
チェッカーズが、名前を変えて企画モノとして出したフォトブックセットに
収録されていた曲のうちの1曲だった。
まず、最初に聴いたときに原曲のレコードが欲しくなった。
チェッカーズが愛してカバーした曲だと思ったから、他の曲も聴いてみたかった。
学校の帰りにレコード屋さんに寄ってみた。
「ジョージ・スプリングヒル・バンド」なるものはなかった。
今度は、古レコード屋さんに寄ってみた。
ここでもなかった。
この曲には、忘れられない最大のエピソードがある。
この曲が発表されてから2年くらい経った時のことだった。
高校の卒業式の、卒業生入場のBGMがこの曲だったのだ!!
当時の私は体が弱く(今じゃ信じられないけど)、1年生の時は病気であやうく
留年するところだった。
でも、ライブだけは何とか行かせてもらっていた。帰ってきて玄関先で倒れた
こともあった。
そんなこんなで、もしあの時留年することになっていたら、この曲にのって
卒業式を迎えることはできなかった。
この曲を聴くと、高校時代が集結されているような気がする。
そして後に、この偉大な作曲者が、藤井尚之であることを知った。
彼は天才だと思う。