腕が長い。

 
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両手を開くと身長くらいの長さというのが普通らしい。

私の場合は、身長は161pなのに両手を開くと170pほどになる。

それくらいなら誤差かもしれないけれど、肩幅はかなり狭い上に手が異常に小さい

手は大人の人で私より小さい人にはまだ2人しか会ったことがないくらい。

もちろんピアノはドからラくらいまでしか届かない。

決して指だけが短いのではなく、手そのものが小さいのであまり気づかれない。

 

 これがけっこう困りもので、9号サイズの服はピッタリなのに袖だけが短い。

かといって、11号では肩がみごとに落ちてしまうということが多い。

最近はサイズの見直しで、袖の長い服が多く出ているので助かっている。

 

 腕が長いおかげで、まったく縁のなかったものがある。それは和服なのだ。

成人式は、札幌では20歳になる年の人が対象だったから大体の友達は浪人で、

受験が近かったから参加していない。私も浪人生だった。

いとこの結婚式で振り袖を着たのだけれど、借り物で異常に袖が短かったから

もう二度と着たくないと思ったのを覚えている。

その後は浴衣が欲しくて、でも既製品ではダメだから仕立てることになり

けっこうな出費になった。

 

 まだ一年以上先の話だけれど、来年の春に初めての卒業生を出すことになる。

スーツでいいだろう・・・って思ってたけど、昨年の卒業式で同僚の袴姿を見て

ちょっと気が変わった。

 冬休み中に着物屋さんに下見に行ってみた。もちろん既製品では少なくても3p

くらい短くて、やっぱり仕立てなくてはいけないということだ。

おまけに、男仕立てより大きいらしい。

一生のうちに何度着るかわからないけど、レンタルもできない悲しい体型だから

しょうがない。

世の中には私より背の高い女性は多いのに、大体の人は既製品で間に合うらしい。

どうなってるんだろうか・・・?

 

 相変わらず、「気をつけ」が嫌いだ。