経絡について

 「ツボ」という言葉は一般的に使われておりますが、経絡という言葉は聞き馴れない言葉だと思います。経絡とはツボとツボを結んだ線と考えると分かりやすいと思います。次に、「五臓六腑」という言葉も一般的に使われており、みなさんご存じだと思います。五臓とは何でしょうか? 肝心・脾・肺・腎の五つの臓です。みなさんご存知ですね。では、六腑とは何でしょうか? 胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦の六つの腑です。ここで初めて聞く言葉が出てきたと思います。「三焦」という言葉は初めてではないでしょうか。実は「五臓六腑」といわれているのは、「六臓六腑」なのです。では、六臓の残りの一つは何というのでしょうか。それは、「心包」といいます。そして、肝と胆、心と小腸、脾と胃、肺と大腸、腎と膀胱、そして、心包と三焦というようにペアーになっています。では、このペアーとはどのようなことなのでしょうか。それは、陰と陽でペアーになっているのです。陰と陽とは、電気の+と-、磁石のNとSの関係と同じと考えてください。臓は陰に相当し、腑は陽に相当します。
そして、この「六臓六腑」それぞれに経というものが対応しているのです。肝に対しては肝経、心に対しては心経というようにです。それをまとめたものが次の表です。

経絡(表)

松尾芭蕉が、旅のときにお灸をしたのが「足の三里」というツボです。このツボは胃経に属するツボです。
これらの経絡は図1~3のように全身を走行しております。経を太い幹と考えれば、絡とは経より細い枝と考えれば分かりやすいと思います。を合わせて広い面と考えることができます。経絡を線ではなく面としてとらえると図4のようになります。

経絡(前面)

経絡(後面)

経絡(側面)

経絡(皮部)

人間が犬や猫のように四足で立って、太陽のあたる面が陽で、太陽のあたらない面を陰と考えれば分かりやすいようです。図4の赤、だいだい、黄色は陽で、灰、青、水色は陰です。
以上のべてきた経絡を気や血液が全身を隈無く流れていて、体内に侵入しようとする病気から身体を守ったり、「六臓六腑」に栄養を送り、健康を保っているのです。したがって、経絡とは気や血液の流れるエリアと考えられます。そして、人が病気になると経絡上に反応点としてツボが現れるのです。











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