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副鼻腔炎(蓄膿症)

 ウイルス性、細菌性、および真菌性感染あるいはアレルギー反応による副鼻腔内の炎症です。

・少数の症例では、慢性上顎洞炎は歯の感染に続いて二次的におこることもあります。
・上気道感染に伴って腫脹した鼻粘膜は、副鼻腔の開口部を閉塞し、副鼻腔中の酸素が粘膜の血管に吸収されます。その結果、副鼻腔内は相対的に陰圧となり(真空副鼻腔炎)、痛みを伴います。
・真空が維持される場合には、粘膜からの漏出液が副鼻腔に充満し、副鼻腔開口部あるいは粘膜固有層に広がる蜂巣炎または血栓性静脈炎を通じて侵入してきた細菌にとって、この漏出液は副鼻腔内で培地として働きます。その結果、感染を防ぐための血清や白血球が流出することになり、閉塞された副鼻腔内が陽圧となり痛みをもたらします。粘膜は充血し浮腫状となります。
・慢性副鼻腔炎蓄膿症とも呼ばれ、蓄膿症は、上顎洞炎、篩骨洞炎の場合に多く、粘膜の茸状肥厚は、前頭洞炎、蝶形骨洞炎の場合に多いです。

[副鼻腔]

 副鼻腔は、空洞で、細い管や小さな孔で鼻腔と交通しています。副鼻腔の内面は、鼻粘膜と同じ粘膜で覆われ、鼻腔と互いにつながっています。

蓄膿症(前面)

図1 副鼻腔には、上顎洞、前頭洞、蝶形骨洞、篩骨洞の4つがあります。


蓄膿症(側面)
図2 前頭洞、蝶形骨洞


蓄膿症(側面1)
図3 篩骨洞


蓄膿症(側面2)

図4 副鼻腔から鼻腔への開口位置

[症状]

 副鼻腔炎の炎症部位の多さは、上顎洞炎>篩骨洞炎>前頭洞炎>蝶形骨洞炎の順で多いですが、単独では少ないです。
急性では、鼻閉感、嗅覚障害、発熱、違和感などの症状があり、慢性では、鼻漏が膿性で悪臭を放つ、頭重感、疲労感、記憶力減退などの症状がみられます。

・上顎洞炎:上顎部痛、歯痛、前頭部痛、側頭部痛
・篩骨洞炎:眼の後方、眼の間の部位の痛み、「割れるような」と表現される前頭部痛、後頭部痛
・前頭洞炎:前額部、前頭部痛、眼窩上内側角に圧痛、膿性鼻漏が直立位で流下
・蝶形骨洞炎:他と比べて局在性はないが、前頭および後頭部に放散する、頭頂部痛、側頭部痛、鼻漏は後鼻孔に流れます
・倦怠感が生じることもあります。
・発熱および悪寒は、感染が副鼻腔を越えて広がっていることを示唆しています。
・鼻粘膜は、赤く腫脹し、黄色あるいは緑色の化膿性鼻漏が生じることがあります。
・上顎洞炎、前篩骨洞炎および前頭洞炎の場合、中鼻道に漿液膿性あるいは粘液膿性の滲出液がみられることがあり、後篩骨洞炎および蝶形骨洞炎の場合に同様に中鼻甲介の内側部にみられます。

[鼻漏]

鼻粘膜は、本来生理的に少量の分泌液で潤った状態にあります。その量が多すぎたり、粘稠度や性状に変化がみられると、鼻漏として訴えられます。後鼻孔から鼻咽腔、中咽頭へ流れ出る鼻漏を後鼻漏と呼びます。水溶性鼻汁は鼻過敏症や急性鼻炎を、粘膿性では副鼻腔病変が、また膿性、血性で悪臭性の合併は副鼻腔炎や上顎腫瘍の可能性を考えます。

[鍼灸治療の効果]

手術をしても再発を繰り返すような症例でも、鍼灸治療を2ヶ月~数ヶ月継続すると根治する場合があります。











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