新型避妊具の新たな用途

ブリットプルーフ社が開発した新型避妊具の新たな用途が注目されている。
3年前にブリットブルーフ社が開発した避妊具「Jacke2」は、女性の子宮内部に 装着するIUD(Intra Uterine Devide)タイプの避妊具で、 卵巣から放出された卵子の着床を阻害することで95%以上の 避妊効果を上げるものである。
従来のIUDタイプの避妊具は、感染症、子宮炎や骨盤腔炎を引き起こしたりする問題が あったが、「Jacke2」はこの問題を起こしにくい素材を使用している。
また、定期的に検査を受ける必要があったが、「Jacke2」は自己診断機能を内蔵しており、 外部の記録装置から状態判断することが可能。その記録データをメールで医師に 送信することでより詳しい診断が行われ、健康維持対策も万全となっている。

最近、発売になった「New Jacke2」では、さらに新たな機能がつけ加えられた。 「Jacke2」では、捕獲した卵子は、「Jacke2」によって廃棄されていた。 「Jacke2」利用者の多くは、今は妊娠したくないが、将来は妊娠を希望しており、 また、将来のために優良な卵子を保存しておきたいと考えている。 そこで、「New Jacke2」では、捕獲した卵子を最長1週間保持し、 必要であれば体外に取り出して冷凍保存することができるように改良されている。

この新型避妊具「New Jacke2」を利用した卵子売買が、今話題になっている。 従来の卵子売買は、女性の体に大きな負担を強いることになるため、 ビジネスとしてなりたち憎く、あまり広く普及しなかったが、 「New Jacke2」では、今まで廃棄されていた卵子を安全に取り出す手段を提供することになり、 卵子の売買を促進させている。 売買された卵子は、胚性幹細胞(ES細胞)として、臓器再生治療などに利用されている。

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