Audio Exp 2000レポート


AudioExpo 2000のチケット 11/19(日)、ビッグサイトで行われた日本オーディオ協会主催のAUDIO EXPO 2000に行って来た。 ビッグサイトの西ホール展示場での開催。会場広さは、昨年と同じ。 今年は、ホームページ上にあるアンケート用紙を印刷して 持って行くと入場料の1000円が半額になった。 今年も展示の中心は、DVD-AudioとSuperAudio-CDといったところだろうか?

小さなブースだったが、日本音楽著作権協会が出展していた。 創立60周年(1939設立)と言う事で簡単なアンケートを実施しており、創立60周年記念の粗品として 1899年に制定された著作権制度100周年記念切手とJASRACのエコはがきのセットを戴いた。

Panasonicブース内にあるTechnicsの DVD-Audio試聴ブースで向島英美子の「AMAZING GRACE」やジャズの「CHEROKEE」など数曲の 試聴を行った。CDの44.1KHz+16ビットサンプリングとDVD-Audioの192KHz+24ビットサンプリングの 聞き比べや通常のCDをHigh-Bit、High-Samplingを行って音質を良くするデジタルマスタプロセスの デモを聞いた。スピーカが良いので家で聞いているのとは比べ物にならないね。 しかし、DVDになると96KHz+24ビット、5.1chサラウンドとなり、 ch間の干渉を抑える為に各ch毎にアップを使用する構成は、 あまりにも豪華すぎてなかなか手が出なさそう。
その他、Panasonicのブースでは、 HDDを利用したデジタルハードディスクレコーダの参考出品や、 12月から始まるBSデジタルのチューナを内蔵したTVが展示されていた。 (BSデジタル読本というMOOKをGET!)
また、DVD Video RECORDERが、展示されていた。 録画には4つのモードが用意されていて、デモでは、一番高画質のXPモードでの画像が再生されていた。 ディスプレーもプログレッシブモード対応だったので非常に鮮明な画像だった。 DVDを再生するなら、モニターもプログレッシブでなきゃ意味無いね。

木製枠プラズマディスプレー パイオニアでも、DVD RECORDERの参考出品があり、 DVDなどの再生を行っていた。ポータブルDVDプレーヤもなかなかのもの。 また、プラズマディスプレーで高級感を出した木製枠のものも展示されていた。

dtsや三菱電機のブースは、完全予約制のため、入る事ができなかった。 特にdtsの予約チケットは、あっという間だったようだ。 dtsは、新しい規格としてdts ES(エクステンデッド)というようなものを定めたようで 従来の5.1chサラウンドの規格の上位規格として6.1chサラウンドの規格らしい。 さらに1ch音源が増えるってことは、アンプ、スピーカがもう一組必要になるんだね。 システム構成が大変そう。 日本コロンビアのブースでもデモが行われていた。

日本ビクターなどいくつかの展示では、 従来のMD(SP)よりも録音時間が、2倍、4倍に伸びるフォーマット(LP2,LP4)に対応した オーディオ機器が展示されていた。 ATRAC上位互換でさらに圧縮を高めたATRAC3フォーマットを利用したものらしい。 2倍録音のLP2ぐらいなら音質は、ほとんど変わらない。

SoundSpace2 変わったデザインのオーディオ機器を展示していたのが ナカミチという会社だ。 あまり良く知らない会社名だけど、縦置を中心にしたデザインでなかなかクールなデザイン。 MP3プレーヤのSoundSpace2もその他メーカは、小型軽量を追求する中。 それほど小型ではないが、メインユニット部分との組合せで本格的なオーディオに なるところがいい。 WMAフォーマットにも対応している。

カーオーディオ関係の展示コーナでは、 アルパインが最大スペースを取っていた。 メインの展示は、DVDカーナビ。 メモリスティックを利用してパソコンから行き先情報(住所など)をDVDカーナビに 取り込む事ができるようになっていた。 カーナビの表示としては、3D表示で高層ビルのシースルー表示もできるバードビュー表示もサポートしていた。 また、VICSと連動した最適ルート探索もできる賢い機能も紹介されていた。

オーセンティックでは、昨年も参考出品していた 3chスピーカを内蔵したスクリーンスピーカがメインで展示されていた。 今年は、いよいよこのスクリーンスピーカが12月に製品化されるそうだ。 スクリーンスピーカに使われているNXT方式というのは、通常のスピーカのように音を発生させる為に ピストン運動で音を発生させるわけではなく、分割共振の原理に近い形で音を発生させているそうだ。 そのため通常のスピーカと違い指向性がなく、どの位置で聞いても同じように聞こえるらしい。 この原理は、声帯の音発生に近いらしい。
個人では、ちょっと手が出ない値段(80万円)のようだけど、公民館などでの上映会などには 打って付けではないだろうか? 「ばざーるでござーる」のメモ帳をゲット。

オルガン 珍しい会社として、長野の「フジゲン」という会社が出品していた。 この会社は、オルゴールを製造している会社のようで、 展示には、よくあるシリンダー式のものからディスク式のものまであった。 ディスク式のものは、柱時計のように大きなものまであり、非常に珍しいものだった。 値段も70万円と飛び抜けてる。とても俺には手が出ないね。

日本マランツの製品 日本マランツは、昨年は、1箇所だけだったが、今年は1階と2階の2箇所で展示を出展していた。 1階は、商品の展示だけで、2階は、試聴ブースというように目的別にわけてあった。 説明員の人は、20世紀最後だから、豪華にしたというようなことを言っていた。 来年はどうなるかわからないすだ。

日曜日は、女子学生が多くなぜだろうと思っていたら、 インベント会場で関東近県35大学が参加する「キャンパスDJコンテスト」が実施されていた。 毎年恒例の催しらしい。