2010年6月5日

糖尿病の診断基準は、眼科からみると、糖尿病網膜症があれば、内科の血糖値などの検査で決定できる。
一般に、空腹時血糖126mg・dl以上、食後2時間値 200mg・dl 以上、HbA1c6.1%以上、糖尿病症状(口渇、多飲、多尿、体重減少)の確認が必要。
内科で診断がついている場合は下記の眼科症状を定期的に経過観察し、適切な時期にレーザー治療を実施する。

糖尿病網膜症
食餌療法、内科医の管理、眼科専門医の管理、レーザー治療で進行を抑えられる。早期発見と適切な時期のレーザー治療は失明防止に有効です。
増殖性硝子体網膜症 PVR 形成まで進行した症例には硝子体手術の適応となる。

糖尿病白内障
必ずしも糖尿病の進行に比例するものではない。
高血糖が続くと急に進行し、屈折にも影響が出る。網膜症管理の観点からも早めにの白内障手術の
適応になる。

糖尿病緑内障 血管新生緑内障
虹彩・隅角の血管新生が原因です。虹彩の新生血管で隅角癒着が起こると、眼圧が高くなる。糖尿病網膜症が先行する。
予後は悪い。

緑内障とは


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糖尿病網膜症は失明に近くなってから レーザー治療を行っても手遅れ