緑内障とは【緑内障の原因・病型分類】 緑内障治療は原因・病型診断から始まる

緑内障の種類


更新日2010年3月18日

緑内障は、隅角所見、眼圧上昇をきたす基の病気があるか、発生時期などにより分類される。
緑内障は、緑内障性視神経症(視神経の病気)が基本です。


緑内障の分類は@原発緑内障、A続発緑内障、B発達緑内障に大分類される。
他の分類のしかたとして、@閉塞隅角緑内障、A開放隅角緑内障、B混合型緑内障、C発達緑内障との治療と関連した分類も多く使用されている


1.開放隅角緑内障
@原発開放隅角緑内障、正常眼圧緑内障、

A続発性開放隅角緑内障
続発性開放隅角緑内障は細分類される。

色素性緑内障:症例報告になるぐらいの少ない頻度。
落屑(らくせつ)緑内障:高齢になり白内障と合併。
ステロイド緑内障:ステロイド点眼治療で起こすことあり。レスポンダーは30%ていど。虹彩炎、アレルギー性結膜炎に使用。眼圧・眼底の経過観察、視野測定など。
白内障手術による緑内障:手術手技の進歩により少ない。
外傷性緑内障:前房出血、眼内出血あるとき注意。
網膜剥離合併緑内障:
硝子体手術後緑内障:
ぶどう膜炎緑内障:
眼内腫瘍による緑内障:
アミロイドージスによる緑内障:
など。


2.閉塞隅角緑内障

原発閉塞隅角緑内障に分類されるのは、
@相対的瞳孔ブロック、a.急性原発閉塞隅角緑内障、b.慢性原発閉塞緑内障、
Aプラトー虹彩緑内障。
@Aいずれもレーザー虹彩切開や白内障手術適応となる。
B続発閉塞緑内障の原因として、水晶体膨張、縮瞳剤副作用、隅角新生血管、その他多彩な原因がある。


3.混合緑内障

開放隅角緑内障に隅角閉塞が起こったもの。炎症により隅角閉塞をきたしたもの。白内障などで水晶体が大きくなったもの。開放隅角緑内障に網膜中心静脈閉塞症が起こり後に隅角血管新生を来たしたなど種々の原因がある。

レーザー虹彩切開術が成功しても、開放隅角緑内障の治療は行う。

4.発達緑内障

@早発型発達緑内障(牛眼)、
A遅発型発達緑内障、
B先天異常を伴うもの。
C続発小児緑内障はステロイド、外傷、ぶどう膜炎、眼手術後など多彩。

たかせ眼科
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