2009年4月16日
緑内障とは、緑内障の定義、緑内障について、緑内障はどの様な病気か 緑内障キーワード は、視神経障害、視野障害、眼圧、進行性 1. 緑内障とは、視神経乳頭の病的異常と特徴的な視野の障害の両方がある時の臨床診断名。
2. 放置すると、進行し やがて失明する。 3. 眼圧を十分に下げることで 視神経障害・視野障害の改善あるいは進行を防止できる可能性がある。 |
緑内障と間違えやすい病気
1.視野障害
緑内障では特有の視野障害から始まる。孤立暗点、弓状暗点、などが特徴である。
視野異常疾患で重要なのは視交叉病変である。下垂体腺腫、下垂体卒中、下垂体形成不全など
脳下垂体に関係する病変を、緑内障と区別する必要がある。
外傷性視神経障害、虚血性視神経症、頭蓋内動脈瘤、視神経萎縮、脳腫瘍 などが鑑別診断の
対象になる。
2.視神経病変で鑑別すべきもの
先天性視神経乳頭形成障害
遺伝性視神経萎縮
後天性視神経炎
虚血性視神経症
うっ血乳頭
緑内障と間違えやすい病気では眼圧を下げても、病状の改善は困難です。
最近の緑内障先進検査は眼底三次元画像解析、レーザー治療の革新、手術の進歩と安全化、点眼薬など薬物療法の進歩があります。
緑内障は進行する視神経の病気です。早期発見と早期治療が行われれば、緑内障の進行を防げます。
緑内障とは緑内障の共通キーワードを有する多くの失明に至る眼病の総称です。 |
正常眼圧緑内障 |
日本で緑内障のうち最も多いものです。開放隅角で、無治療時眼圧が常に21mmHg以下です。 |
正常眼圧緑内障は、家族歴、血管痙攣、低血圧、加齢、中心厚の薄い角膜などが危険因子です。 |
自覚症状は末期まで認めないことが多く、視野欠損、視力低下で気が付くことが多いのです。 |
原発開放隅角緑内障 |
正常眼圧緑内障の仲間で、眼圧が22mmHg以上に高くなる特徴があります。危険因子の第一は眼圧上昇です。その他は正常眼圧緑内障と同じです。 |
原発閉塞隅角緑内障、閉塞隅角症、急性緑内障発作 |
隅角閉塞により眼圧が上がる眼病。視野障害を起こしていない状態を閉塞隅角症とも言います。 |
普段は自覚症状がありません。急性原発隅角閉塞緑内障発作は、自覚症状が激烈です。視力低下、霧視、虹視(光の周りに虹のようなものが見える)、急激に起こる頭痛、眼痛、眉毛部痛、吐き気、嘔吐あで出現、放置すると虹彩後癒着、白内障、視神経障害、視野障害、網膜j血管閉塞、角膜障害などから失明する。 |
危険因子は、遠視、家族歴、女性、高齢、老人性白内障の進行。 治療は、発作前で発見されれば、予防的虹彩切開(レーザー)、発作が起こったら緊急で眼圧下降、レーザー虹彩切開、緑内障外科的手術、白内障手術。 |
続発緑内障 |
原因疾患がある。ステロイド緑内障、ぶどう膜炎緑内障、白内障手術後緑内障、白内障緑内障、眼内腫瘍緑内障、外傷緑内障、糖尿病による血管新生緑内障など。原病があり眼圧が異常に上昇し、眼圧により視神経障害、視野障害がおこり失明に至ることもあります。 原因の病気を治すことが第一、眼圧を下げて視神経保護を速やかに行う。 |
発達緑内障 |
若年者の緑内障で、病因は不明のものが多いが、優性遺伝、ミオシリンの突然変異、染色体異常。 |
家族歴、近視、眼圧上昇、ミオシリン変異が危険因子。 |
小児緑内障の特徴は 流涙、まぶしさ、眼瞼痙攣、危険因子は家族歴です。 |
以上記載したように【緑内障】は種々の進行性視神経症で、眼圧が高くなることで急激に視神経症が進行する急性緑内障、続発性緑内障、マイルドに眼圧上昇を来すのが原因の原発開放隅角緑内障、眼圧の関与は治療で十分眼圧を下げると進行が止まる正常眼圧緑内障などが含まれています。 |
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