【 路 線 図 】

 
循環(乙)
み   ぶ
四 条 大 宮
四 条 堀 川
四条西洞院
四 条 烏 丸
烏 丸 三 条
烏 丸 御 池
烏 丸 二 条
烏丸丸太町
烏丸下長者町
烏 丸 一 条
烏丸今出川
烏丸上立売
烏丸中学前
烏丸鞍馬口
下 総 町
烏丸車庫前
北大路新町
北大路堀川
大 徳 寺 前
船岡公園前
船 岡 山
千本北大路
千本鞍馬口
乾 隆 校 前
千本上立売
千本今出川
千本中立売
千 本 出 水
千本丸太町
出世稲荷前
二 条 駅 前
千 本 三 条
み   ぶ
循環(甲)
 
205号系統
(循環)
205号入庫系統
(みぶ入庫)
(1976年6月現在)
 

205号入庫系統 四条烏丸(1978年)
1978年 四条烏丸
(いすゞ[川崎重工] 1971〜72年式 BU05D)

この205号系統は1972年の1月、京都市電の四条・千本・大宮線が廃止された時、市電の代替バスとして誕生しました。当時は四条大宮〜烏丸車庫前を走っていましたが、1974年の4月に烏丸線が廃止されてから循環系統として地下鉄烏丸線開業まで長く運行されていました。

路線図 205号系統(1976年)
205号系統 路線図

京都の大動脈烏丸通りを経由する系統のわりに営業本数は多くなく、利用客もそれほど多くありませんでした。
始発や最終バスの時間も、他の市電代替バスから比べると始発は遅く、最終バスも遅くまでありませんでした。

み   ぶ
烏丸通 烏丸車庫 ゆき   千本通 烏丸車庫 ゆき
    35 6     30
始発・最終以外、省略
      46 21       47
1979年 始発、最終バス時刻表

205号系統が生まれた時に、写真の車両が使われ始めましたが(メーカー名、型式はわかりません)、当時の車両としては非常に近代的な車両だったと思います。
しかし方向指示幕は手動で、途中、烏丸車庫前手前になると、信号で止まった時や一つ前のバス停で運転手さんが「入庫」にする為、運転席から離れ、後部と側面の方向指示幕を換えに車内を歩く姿が今となっては懐かしく思えます。幼い頃、私もそれがしたくてたまらなかったことを覚えています。
この205号系統は最終的に地下鉄烏丸線開業時に廃止されましたが、それまでこの写真の車両をずっと使用していたようです。他の車両を使っているところを私自身一度も見たことがありませんでした。

地下鉄烏丸線開業と同時に205号系統は今の205号系統に経路を変更されましたが、地下鉄開業前の214甲号・乙号系統の系統番号変更になっただけでした。その為、開業前の205号系統の路線を全く今は走っていません(千本北大路〜北大路バスターミナル間は走っていますが)。

205号系統の方向指示幕も今となっては懐かしいものがあります。
この後に運行された市電の代替循環系統は全て205号系統のような方向指示幕ではなく、単一の行き先が表示されたものに変わりました。
205号系統と同じ頃に出来た201号系統や207号系統も徐々に変わっていきました。最後まで残ったのはこの205号系統だけだったように記憶しています。

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