屋久島一人旅日記3月6日

屋久島一人旅日記3月6日






3月6日
朝6時起床。結局電車で行くことになった。
6時30分に出発、8時30分羽田空港到着。
レストランでビーフカレーを食べ、9時30分に飛行機に乗る。
初めての飛行機でその上一人ということで緊張したが簡単にのることが出来た。
離陸の時のGはさほどではなかったが、高所恐怖症の人間にはかなり怖い。
雲の上に出て「雲の草原」に感動したあとすぐに寝た(怖いから)。
しかしたまに飛行機が揺れて目を覚ますとついつい窓の外を見てしまう。
飛行機が鹿児島に到着すると手荷物を受け取り外に出るがまるで計画を立てていないのでどのバスに乗ってどこで降りればいいのかさっぱりワカラン。
たまらず空港のインフォメーションのお姉さんに聞いた。
無事バスにも乗ることが出来、目的のバス停で下車。
次はフェリーのあるところがわからない。町中で地図を広げて確認。方向は何となくわかったので適当に歩き出す。
まさに行き当たりばったりだ。おまけに思っていた以上に暑く汗までかく始末。やっとの事で見つけたフェリー。何とか15:30発のチケットを購入。しかしよく考えてみるともしチケットが予約でいっぱいだったら、1,2本あとの飛行機に乗っていたらおそらく今日中に屋久島には着けなかっただろう。
フェリー出航まで2時間あるのでコンビニに行って観光案内の本を購入。ターミナルに戻り、レストランでチャンポンラーメンを食べる。このラーメンが結構うまかった。とろみが効いていて(というよりすでに液体ではない)具だくさんで満足。
フェリーに乗る。思っていたよりも狭かった。2時間30分後遂に屋久島初上陸!!
何故かそのちに降り立っただけで妙に感動した。
さて、水明荘を探さなくてはならない。
運良く(当然?)近辺に地図があったので、それを見てものすごくアバウトに位置を確認して歩き出す。
これがまずかった。きちんと確認しておくべきだったのだ・・・。
歩き出したときはすでに18:00をまわっていた。
そして案の定道に迷う。お決まりのパターンだ。
地図もなければ店もない。おまけに日が傾きかけているのに電灯もない。まずい・・・非常にまずい・・・完璧に迷った。
歩くこと30分。距離的には15分から20分で着くはずなのに、いっこうに見あたらない。
たまらず文房具屋へ立ち寄り水明荘の場所を聞いた。おじさんは快く教えてくれた。
教えてもらった通りに歩き出すが見えてこない。
とうとう行き止まりになってしまった・・・。絶望的である。
すでに時計の針は19時をまわろうとしている。店が閉まって聞くことが出来なくなる。
仕方なく川沿いに歩く。(屋形船を水明荘が出しているため)
しかし結局同じ所にたどり着いてしまった。
どうしようもなく不安になった。しかし、目を凝らしてよく見ると目の前に木の看板が掛かっている。もしやと思い近づいてよ〜く見てみると「「水明荘」の文字!!
やっとの事でたどり着いた。早速中にはいるといきなり5枚の色紙が眼に飛び込んできた。間違いない。
そこにはアシタカ・サン・トトロがいて「お疲れさま。ここが君の探していた宿だよ・・・」と話しかけられているようなきがした。
夕食を食べ風呂に入り、はやる気持ちを抑えながらロビーへ向かう。
じっくりと舐めるように色紙を眺める。
宮崎監督の絵は疲れきった心に溶け込み、澄み渡っていく。
15分ほど見て、意を決して民宿の人に話しかけた。
「あのサイン写真にとってもいいですか?」すると「いいですよ。どうぞ」と何とも快く許可してくれた。
早速部屋に戻りカメラを持ってくる。おそらく20枚は撮っただろうか。満足してお礼を言うと「一緒に撮りましょうか?」というありがたいお言葉。
もちろんお願いして撮ってもらう。
その後いろいろと話を聞いた。
どうやらプライベートでも来たということが判明。その後送られてきたトトロとジブリのカレンダーをみせてもらった。
道に迷ったが充実した1日だった。






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