あとがき

予想外の参加者




 今回、更新中に予想していた参加者数を越えたためにデータ領域が足りなくなり、エラーメッセージが返ってきました。
 太鼓の達人5からこの辺の仕様は変えてないんですが、今回初めてエラーになりました。
 そういえばこんなエラーメッセージにしたなあと懐かしかったです。

 と、予想外に多くの方が参加してくださった今回のスコアランキング。
 皆様お疲れ様でした。

 ※太鼓の名人スコアランキング参加者数

太鼓の達人590人
太鼓の達人6201人
太鼓の達人7通常96人 マスター65人
太鼓の達人895人
太鼓の達人9201人
太鼓の達人10通常290人 マスター68人 ドン連ダー33人

ランキングの分割について

 今回は「完全精度曲」「連打曲」「中間的な曲」の3部門に分けてランキングを行いました。
 分ける必要があったのか?とも思いますが、近作の太鼓のシステムを見ているとこの分割は必須だと感じました。
 必要に感じた具体的な理由が幾つかあります。

 まず、精度曲は同点1位がたくさん出てしまう事。
 太鼓6→太鼓7の際に、譜面の表示の仕様が大きく変わり、精度が非常に狙いやすくなりました。
 また、バージョンを追うごとに判定と曲の実際のズレが改善され、精度が非常に狙いやすくなりました。
 よく「旧作は判定が厳しい」と言いますが、「厳しい」と言うより「ズレてる」と言った方が正確なんですよね。
 倍速システムも登場し、適正のスクロール速度に合わせやすくなったという点も大きいです。
 そういう理由で、以前より全良が出やすくなっており、精度曲だと全良での同点1位がズラリと並んでしまう事が考えられます。
 精度曲においてこの傾向は以前からも見られていましたが、太鼓9の段階では特に顕著になっていました。
 実際、今回のランキングではたらこ・たらこ・たらこで全良が25人も出てしまいました(笑)
 これでは、ランキングの意味がない。素点が階段状に並んでこそランキングでしょう。
 そろそろ、精度曲はランキングの対象から外すべき状態に至ったと判断しました。

 しかし、精度曲でも完全にランキングの対象外にしてしまうのは惜しい曲がいくつもありますし、今後も出てくるでしょう。
 そこで、精度曲だけのランキングを作ろうと考えました。
 ただ、これはランキングというより、全良を目指そうというコンセプトの方が大きかったです。
 そのために「全曲全良で10万点」というわかりやすい目標があれば良いなと思い、全良目標のランキングなら最低申請点数も高くして良いなという事で、現在の形に至りました。
 このシステムについてはEL-ZAD様からもいろいろと意見を頂いて、このような形になりました。

 ただ、可がおよそ2%以下でのフルコンボでないと申請できないという性質上、通常ランキングのように気軽に参加できるものにはなりませんでした。
 そのような性質から、都道府県ランキングの対象からは外す事になり、ランキング名も太鼓7の頃に開催した「マスタースコアランキング」とイメージが合ったため、久々に採用しました。

 連打曲を独立させた背景としては、「プレイスタイルにはいろいろある」という考慮が大きかったです。
 これについてはあまり言及するのは得策ではないと思うので割愛しますが、通常ランキングに極端な連打曲を入れるのは好ましくないと感じたのです。
 そこで、連打曲だけのランキングを作りました。

ランキングの時期について

 今回は比較的早くからの開催となったため、通常ランキングには過去最多の290人もの方が参加してくださいました。

 一方、マスターランキングと連打曲は遅くからの開催となりました。
 これは本意ではなく、本当はこちらも早くから開催したかったんです。
 しかし、こちらは早くに開催できないある理由がありました。

 一番大きな理由が「隠し曲」の可能性です。
 通常ランキングは後から課題曲を増やせるのに対し、マスターランキングは「全曲全良で10万点」という性質上、課題曲は10曲から増やせないという制限がありました。
 ゆえに、隠し曲が全部判明しないと絶対に始められなかったんです。もし開催後に良曲良譜面の精度曲が解禁されたら泣き寝入るしかありません(笑)

 更に問題だったのは、途中で隠し曲が3曲判明しましたが、隠し曲の解禁が2段階以上である可能性があった事です。
 「隠し曲がこれ以上存在しない」というのが判明するまで、待つしかありませんでした。
 マスターランキングの開催が予想以上に延びたのには、こういう経緯があったんですね。

 ドン連ダーランキングについては、初の試みだったのでどれくらい曲数を用意すれば良いのか、最低申請点数はどれくらいにすれば良いのか、などの問題がありました。
 これは太鼓道場の様子を見ながら決めよう…としている間にどんどん時間が過ぎ、結局太鼓11稼動間際の開催となってしまいました。
 ランキングの性質上、おまけ要素の強いランキングだったので、結果的にはこれで良かったのかなあ、とも思います。

今後のランキングについて

 2008/6/8現在、太鼓の達人11でのスコアランキングの開催は未定です。
 前回までは終了後に必ず「次回のランキングも待っています!」という声が多かったのですが、今回に限っては1つもないんですよね。
 太鼓道場の対応機種も増えてきましたし、もう需要もなくなってきたのかなと。
 今回は更新作業が物凄く大変だったので、次回もし開催したら今回以上に大変になるだろうと思うとちょっと開催しづらい所でもあります。

 でもまあ、気まぐれな私の事ですから突拍子もなくいきなり開催すると言い出すと思います。
 仮に開催したらどうするか、というルールは既に考えてありますので。

 なお、太鼓の達人12ではスコアランキング開催の予定です。
 ただし、太鼓の達人10までとは全然違うルールでやりたいと思ってます。もう手作業でスコアを入力するというシステムは限界ですので。
 太鼓の達人11で仮にスコアランキングを開催するとして、どっちのルールでやるかは未定です。
 11は新システム移行への準備期間って感じですかね…。店舗情報のプログラムと連動させようと思ってるので、先にこっちのプログラムができないと動きようがないです。

 仮に太鼓11でのランキング開催となった時のためにメモを置いときます(現状では質問には一切お答えできません)

 ・筐体備え付けバチしか使ってはいけないランキング開催(最初の1か月ほど)
 ・服式連打は仕様不可(あれはバチ以外のものを使用して太鼓を叩いたと判断します)
 ・旧曲含め☆×7以上の収録曲全てが課題曲になる可能性(総合点はギタドラのSPみたいに新曲上位○曲+旧曲上位○曲という感じで計算)
 ・表と裏は当然別集計
 ・店舗情報が完成しない限り開催はない

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