撮影にまつわるエトセトラ
デジタルでも同時に撮影したコマがありますが、ここは敢えてVelviaでの撮影分を
持ってきました。(笑)宍道湖の夕暮れ時です。
これまでにフィルム撮影分の写真をあまりUPしていない背景に、フィルムスキャナで
取り込んだ画像が、どうも気に入らない・・・といいますか、フィルムそのものを見ている
分には、非常に美しくてこれは使えそう♪と思っても、いざスキャニングすると、フィルムスキャナ
のチューニング故か、デフォルトの設定のままではどうにも軟調な絵になってしまい、そのギャップが
HPにUPさせる気力を萎えさせていたというのが結構大きな要因のひとつだったりします。(^_^;
しかし、今頃になって気が付いた話ですが、私の使っているMINOLTAのフィルムスキャナも
途中でドライバソフトがバージョンアップしていたらしく、今年に入ってこれをインストール
してみたら、結構操作性が改善されていて、取り込み時のチューニングが行いやすくなって
いました。加えて、最近はNデジでRAW現像もやるようになって、真剣にトーンカーブ調整を
研究してみたことから、トーンカーブの調整もある程度慣れてきたので、かなり彩度の高い
絵が出せるようになったと思います。
もっとも、高彩度のVelviaを使っているので、そのおかげなのかも知れませんが・・・(^_^;
ただ、改めて思うのが、フィルム撮影時のハイエストライト廻り描写の良さでして、
一緒に掲載しているNデジ撮影分の夕日と比較していただいても判るとはおもいますが、
露出オーバーで階調を失っている太陽と、その周辺でのグラデーションの繋がり方が
非常に自然で、違和感がありません。後日談になりますが、Nデジで試しに太陽をRAWで
撮影し、現像ソフトでいろいろつつきまわして見たのですが、このカットの様な自然な
描写は結局作り出すことが出来ませんでした。
最近は銀塩/デジタル論争も落ち着いてきて、どっちが良いとか悪いといった話も
以前程聞かれなくなりましたが、このあたりは未だデジタルが追いついてない分野の
ような気がします。
わたくしめ的には、今年リリースするであろう、FujiFilmのFinePix S3Proに期待するところ
だったりするのですが・・・(笑)