撮影にまつわるエトセトラ
3枚目は、この日唯一のNデジ画像です。これ一本で狙った結果、他の
コマを全部E-10に持って行かれてしまいました。(笑)
このカットの基本構想は、前日の夕方にホテルの窓から夕日を眺めていた時点で
決めておりまして、後は実地で砂浜に降りて三脚据えて撮影するだけって
感じでしたが・・・ 干満の差が激しい瀬戸内に住む5taro的発想では、太平洋では
干満の差はほとんどないものと信じていたのに、見事裏切られてしまい、最初に
三脚を据えていた場所は見事に水没(笑)、あわてて場所を移動して再度セッティング
という試行錯誤の上で撮影した1枚です。(笑)
米軍のサバイバルマニュアルでは、大洋では汐の干満による潮位変化は
平均0.6mだから、さほど問題ないって書いてあったのにぃ〜(爆)
それはさておき、先のカットとこのカット、ほぼ同一場所で同一条件に近い
形の撮影ですが、多少の画角の差はあるとは言え、E-10は-1.0EVの露出補正
でもまだ明るいのに対して、Nデジは-0.6EVで既に天頂はかなり暗くなって
います。日頃の実感として、両者の露出の傾向はE-10が+0.3EVオーバー,Nデジが
-0.3EVアンダーではないか?と感じてますが、これを見ると日頃の感覚が
裏付けされたような気がします。
反面、Nデジの初期のファームウェアにあった独特の眠い絵が
印象として強いせいか?E-10の方が鮮やかで、Nデジの方が彩度の低い、
灰色っぽくくすんだ色になる様な印象を持っていましたが、両者を
並べてみた感じでは、現行のファームウェアなら、あながちそうでも
無いことが確認出来たわけで、これは意外な発見でした。
それから、撮影そのものについてですが、椰子の木と夕暮れと波打ち際の
組み合わせという、お約束なコンセプト・あとは重たいのをわざわざ用意して
来たVarioSonnar17-35mmを活用するべく必殺の17mmで撮影したのですが、
この時期独特の強風のおかげで、椰子の木は常に揺れっぱなし、綺麗に
葉が広がってくれてないので、ちょっと計算外な結果となりました。(^_^;
その代わり、いろいろな雲が出るのはこの時期の特徴らしいので、その
点ではラッキーだったという事になるのでしょうか?