小田原城
撮影にまつわるエトセトラ

何を血迷ったか?台風が目前に迫ってこようかという日に小田原城の撮影へ行って参りました。

って、別に遊びに行った訳じゃなくて、実はこの日・昼から営業活動のサポートという事で、 静岡・神奈川県の企業を回って歩く事になっていたのですが、台風が四国に上陸するとかしないとか 大騒ぎになっている時だったものですから、台風が本土上陸するより先に目的地へ入っておかないと 移動できなると判断して、眠い目をこすりながら始発の新幹線に乗り、待ち合わせ時刻より2時間も 早く小田原へ到着してしまったのです。(^_^;

ここで普通の人なら、おとなしく駅の中で時間つぶししながらそのまま打ち合わせに行っちゃうの でしょうけど、私の場合、せっかく早起きして小田原まで来たからには、写真の一枚も撮っておかないと 気が済まないって事で、Nデジ片手に雨の小田原市内へと足を踏み出したのでした。
我ながら天晴れなヤツです。(^_^;

もっとも、単純に天候だけが理由で早く出かけたのなら、多分Optioで撮影していたのでしょうけど、 今回の場合、ちょうど出張の直前にNデジ純正のRAW現像ソフトである、RAW DATA DEVELOPERを購入 しちゃいまして、当然といえば当然ですけど、それまでほとんどRAWでは撮影してなかったものですから、 現像する元ネタを求めてNデジを持ち出したというのもあります。

で・・・肝心の撮影ですが、雨足はまだしも、時折やや強めの風が吹くコンディションの中、 小田原城天守をはじめ大手門なども撮影してあるいてはみたものの、青空じゃないので引きの構図は どれも様にならず、コントラストもさほど強くない状況から考えるに、RAWで撮る必然性もほぼ皆無な 状況なものですから、あまりおもしろい結果にはなりませんでしたが、本丸周辺の堀跡にあった菖蒲と 紫陽花は雨に濡れて実に良い雰囲気でございました。(^-^)

ただ、城の搦め手側からアプローチした関係で、菖蒲&紫陽花があった場所にたどり着いたのは 撮影に使えた90分の中盤過ぎ・しかも、雨のおかげでレンズは頻繁に拭かないとダメだし、カメラバッグを 地面に置けないしで、撮影の段取りが思ったように進まず、さらに徐々に強くなる風のせいもあって、 シャッター速度も遅く、ブレない様に撮るのが精一杯という状況だったので撮影枚数は多くなかった ですが、それだけにブラケットしなくても充分露出補正が出来るだけのラチチュードを持つNデジと RAW撮影の組み合わせは非常に強力な武器になってくれました。なんか、ここに来てNデジ本来の 実力を垣間見た気がします。(^-^)

ちなみに、現像に際してはトーンカーブを何パターンか作ってみて、自分なりに花撮影用とか 夜景撮影用とかいった具合に何種類か用意しておりまして、その中の一番標準設定として使う パラメータで現像してみました。カラーバランスとかは調整してないのですが、JPEG撮影時とは かなり雰囲気が違うと思います。






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