撮影にまつわるエトセトラ
Caplio GX8テスト撮影最後のカットは東照宮裏に咲いていたサルスベリの花です。RICOHのデジカメは伝統的に
マクロに強いとされてますから、やはりマクロ撮影も試しておかないといけないでしょうって事で・・・(笑)
実際のところ、これまで我が家のデジカメで接写が出来るデジカメというのは案外少なく、Optio330はワイド端で
15cmだったか20cmまでしか寄れないので、論外中の論外だし、自分のではないけど使う事の多いDimageXも殆ど
同等(ただし、ズーム全域で寄れるのでOptio330よりはマシでしたが・・・ FinePix1500はさすがに旧式化しているので
あまり活用してないし、父君のQV-R41なら使えそうですが、これは基本的に自分の持ち物じゃないので、殆ど使って
ないし・・・ あとは大物のE-10も撮影倍率1/2倍なのでどアップとはいかず、後はNデジ+マクロゾナーやα-7デジ+AFマクロ100mm
って事になりますが、どうしても軽快な撮影・・・とは言えず・・・その点、CCDが小さい事による被写界深度の深さと
ズーム全域でマクロ撮影が可能であるというのは、案外花の撮影を楽にこなせるので、これで階調描写性さえ良ければ
結構期待するところ大だったりしたのです。
で、おあつらえ向きなのがこの手の花で、これがフルサイズCCD+テレマクロなんかだったら、紙の様に薄い被写界深度
ではまるでお話にならず、絞りを絞れば手ぶれだの三脚だのと大騒ぎです。(^_^; 撮影機材は撮影目的に合わせて
適切に選択すれば、ひじょーに楽になるという典型みたいなものですね。少し背景をぼかす事を意識し、絞り開放・テレ端
なのですが、奥行きのある花全体にピントが来ています。それでもそこそこのシャッター速度もあり、特別に難しい
事はやってません。実に簡単でございました。(笑)それでもこのレベルの仕上がりなので、非常にありがたいところです。
描写の方は、背景のボケ方も素直で癖がなく、率直に綺麗だと思いました。後は色味がRICOH独特なので、このあたりを
どう扱うか?ってところですね。