撮影にまつわるエトセトラ
続いて、柳井市・白壁の町並みから1枚です。
ちょっと珍しい建物を構図に入れてみました。(^-^)
白壁でいかにも純和風って感じの町並みなのに、何故か手前側の建物の2階部分だけ中途半端に
洋風してるところがあるのにお気づきでしょうか? この建物、柳井の名物・甘露醤油の醸造元、佐川醤油店さん
なのですが、明治に入って洋風の部分だけ増築されたんだそうで、風景に溶け込んでいると言えば溶け込んでる
気もするし、んでもやっぱり似合ってもない気がするし・・・みたいな不思議な雰囲気を醸し出しております。(笑)
この建物については、手元にある私の近代建築ガイド本・"中国地方の西洋館"で紹介されているので、存在は
知っていたのですが、これのためだけに足を運ぶというのも躊躇われたので、結局今回の撮影で初めて目にした
のですが、噂に違わずびみょーな感じです。(笑) しかし、手入れは結構行き届いているのか、白壁は綺麗に
真っ白で、いい感じです。ここだけを切り離してエーゲ海とかに持って行ったらしっくり来るのでしょうか???
って、今度はやっぱり和風っぽく見えちゃうんですかね?(爆)
ちなみに、先の"中国地方の西洋館"によると、この建物には有栖川宮が宿泊されたとの事、今の感覚で
考えると、皇族の方が宿泊するにしては、えらく庶民的なって気がしないでもないですが・・・(^_^;
(まぁ、明治時代にこういった建物を造れるって事自体、かなり格式高いって事ではあるのでしょうが・・・)