海王丸
撮影にまつわるエトセトラ

続いて海王丸来広時のカットから、今度は正面より撮影したものです。
広島らしさを出すために、宇品のプリンスホテルを構図内に組み込んでみました。(笑)

この手の撮影では毎度毎度の事になっちゃいますが、大体セイルドリルは午後13時頃に行われている 事が多く、毎度毎度、光源の位置関係で苦しめられる様な気がします。(瀬戸内・山陽側では海側に 太陽が来るので、逆光になるシチュエーションが多い)加えて、当然の事ながらたくさんの見物客が 居ますから、それらが構図内に入らない様撮影するとなると、自ずから構図が限られ、さらに セイルドリルやってる間は、船を固定するため、タグボートが反対から引っ張ってますから、 定番カットを撮ろうと思ったら、これも構図外に追い出してしまいたいところで、かなり制約が 多い様に思います。まして、岸壁なり桟橋に接舷している状態を撮る場合、360度周回出来ませんから (当たり前ですが・・・)ますます難しい訳です。

こういった制約故に、大体船首側or船尾側から撮ったカットばかりになって、先のカットの話じゃ ないですけど、既に同じ様な写真を撮った気になってしまうのでは?と思う訳です。(現に構図だけなら 同じ写真がゴロゴロしてます。(笑)

それはさておき、今回の撮影は日中の撮影ではNデジ2回目なのですが、前回の2002年呉では、 まだファームウェアのVersionが1.06で、何とも扱いにくい(笑)独特の発色傾向を持つJPEGを使って 撮影した事・自分のNデジは修理で里帰りしてて、代替品の借り物Nデジだった事から気乗りして なかった(笑)事もあって、どうもいまいちでしたが、今回は大活躍でして、限られたポジションから 広角ズームを使った船体と風景を取り込んだカットとか、ダイナミックレンジの広さを活かしたカットとか、 その能力を遺憾なく発揮してくれています。このカットにしても、空の階調を残して、かつ船体も トーンが出てますから、逆光で苦しい条件なりに敢闘してると思います。多分リバーサルと互角の 仕上がりなんじゃないでしょうか?(^-^)






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