撮影にまつわるエトセトラ
続いて深山峡での1枚・こちらは竹内敏信氏が紹介しておられた滝より上流に位置する滝でございます。
残念ながら名前は控え損ねてます。(^_^;
先程のカットにも言える事ではありますが、日本を代表する風景写真家の方が推奨する滝で、しかも
作品として紙面に掲載されている写真を見ると、確かに美しく・迫力もあり、そりゃケチの付けようが
無い訳ですし、実際現場に立ってみると、こりゃいいなぁ〜って思っちゃう訳ですが、いざ自分が撮影
するとなると、その写真のイメージに引きずられてしまい、オリジナリティのある作品撮りというのが
非常に難しくなってきます。ましてや、時期も同じ新緑シーズン・・・となると、もろに条件はブッキング
してしまい、勝負するのは構図だけって事になっちゃいます。まぁ、細かいところで言えば、露光時間とか
RAW現像時の階調表現とかいったテクニックも無いとは言いませんが、そんなの全体から受けるイメージから
比べれば微々たるもんで、よほど高速シャッターと低速シャッターの違いとか無い限り、素人目には違って
見えるものではありません。
幸いにして、ここでは比較的撮影場所の自由度が高く、アングルを変えて撮影出来るので、新緑の中に
滝があるというトンネル構図的な意図を狙って撮影した事で、竹内氏の写真に引きずられず、オリジナリティを
出す事は出来たと思いますが・・・実は同じ日に撮影した三段峡の三ッ滝では、撮影場所の選択肢がさほど
多くない事もあって、ほとんど竹内氏の写真そのまんま・・・みたいな結果になってしまったというのは
秘密です。(爆)