撮影にまつわるエトセトラ

続いて佐田岬・先の展望台で捉えた１枚です。

広島の周辺にも風車がないわけではありませんが、私が知る限り、これほど風車がたくさん設置されている 場所というのはありませんので、5taro的には、このシチュエーションを活かした写真というものを撮って みたいと思い、そうなると極力風車が密集しているような構図を狙いたい訳ですが、実際の所、風車は 結構大きな羽を持っている事・効率よく風を受けるために、ある程度の間隔を置いて配置していますから、 なかなか思ったように密集感を演出するのは難しいものがあったりします。

そこで、このカットでは、風車を側面方向より捉えることで密集させているように見せると共に、ズームを テレ側に持っていくことで望遠による圧縮効果を狙っています。結果として意図したとおり林立する風車に 見せることが出来たと思うのですが、いかがなものでしょう？日頃は画角の調整といった使い方しかしない ズーム機構ですが、最近は少しずつではありますが圧縮効果とかを意図的に扱えるようになってきました。

しかし･･･こうやっていろいろな被写体を前にして、自分が頭の中に描きたいイメージを思い浮かべたときに 昔であれば漫然とシャッターを切った結果、思ったイメージと違うなぁ〜とらくたんしたものですが、それを 表現できる様になった事を喜ぶのが半分、テクニックに走っていないか？と自問自答する事があります。 つくづく写真の世界は奥深いと思います。

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