装甲巡洋艦「八雲」
明治33年6月20日、ドイツ・フルカン社で竣工。排水量9,735トン、長さ124.7メートル、幅19.6メートル、出力15,500馬力、速力20ノット、主砲20センチ連装砲塔2基、15センチ砲12門、魚雷発射管四門。
建造費がイギリス製より1割ほど高かったが、設計は我が国の要求を満足させるものであった。
日露戦争では第二艦隊第二戦隊に属し活躍した。日本海海戦では、ロシア戦艦「ウシャーコフ」を僚艦「磐手」とともに追撃しこれを撃沈した。
第一次世界大戦、太平洋戦争にも参加し昭和20年10月5日除籍となった。