年忘れエレキ大作戦!vol.3"女王蜂の巻"

日付:2003年12月20日
於:SHIBUYA−AX
出場:GO!GO!7188

ちょっとした寒波が来てるらしくて寒い夜、毎年恒例らしきこのライブは行われたのでありました。
いつも通りゾ〜ンTシャツを着こみ、その上にトレーナーとジャンパーを着て、
震えつつ、5時半開場の所を5時の10分ほど前にAXに乗り込む。
グッズの先行販売をしていたので、その列に並ぶ。

スタッフ「並んでいる途中で5時15分になった場合、そこで終了となります、御了承ください〜。」

げ。と思うが、5時ごろにはグッズ購入完了。結構早かった。

そして、コインロッカーへと向かう。
入ってすぐの所にあるコインロッカー(400円)はほぼ埋まっていたため、建物の右横の端っこにあるコインロッカーへ。
こちらを使うのは始めてである。
300円だった。
少し小さいが、俺には十分である。ちょっと損した気分。

そこで、ジャンパーとトレーナーを脱ぎ捨てる。
まぁ、つまり、半そでTシャツ一枚になったということだ。
風がビュービューふきさすぶ。指がかじかんでまともに携帯が打てない。
そんな人たちがパラパラといる黒山の人だかりが1つ、AXの前に出現した。
自分の状況だけで既に寒いが、これを見るのは視覚的にかなり寒い。

5時半を少し過ぎた所で入場。中は少々暖房が効いていたが、設定温度は冬にしては低めであった。
前の方、中央やや左に陣取る。
開始は6時半。しかし、6時を過ぎた頃に後ろから詰まってきてすでにギュウギュウとなる。
(これは予想であるが、多分詰めないと全員入らなかったんだと思う。)
もうこの頃にはTシャツで来て良かったと思い始める。
前の人がコート着たまま来てたんだけど、大丈夫だったのかな…?

舞台上には右にターキーのバンドセット、左にピアノが向かい合わせになるように置いてある。
最初はターキーのソロバンドか…?と思っていると、6時半を少し過ぎた頃、照明が消えてタトゥー(t.A.T.u)の曲が流れ始める。
まんまじゃん。(笑)
そして、舞台左袖から超ミニスカートのタトゥーと同じような制服を着た、
男が二人。(しかも、二人ともかなり男くさい顔。(暴言))
そして、舞台中央でこの写真と同じ格好をする!(表情まで似せて。)
こうして、腹の皮をよじれさせた後、舞台右袖へと去っていった…。
それと入れ替わりに、同じ格好の女の人と、同じシャツにネクタイにズボンなターキーが参上
(ターキーがスカートじゃなくて良かった…、それでドラムやった日にゃそれこそ惨状である。)
そして、ピアノとドラムの物凄いインスト(歌無しの曲)が繰り広げられる。
その後にMCが入る。オール片言の日本語で行われた。

ターキー「ドーモ、ターキーデース。」
トモトモ「ドーモ、トモトモデース。」
ターキー「二人アワセテェ、」
ターキー&トモトモ「t.A.T.oデース。」
ターキー「ゴルバチョフショキチョウッ。」
トモトモ「ゴルバチョフショキチョウッ。」
ターキー「コマネチッ。」
トモトモ「コマネチッ。」

客から「やってー!」の声が上がる。
ターキー、おもむろにコマネチをする。(笑)
客から爆笑と大歓声と、「もう一回!」の声が。

ターキー「オォット、イケナイコトシタネー。ジムショにオコラレルッ。」

また爆笑。
そして、ピアノと共にトモトモボーカルで曲が始まる。
途中からターキーのドラムが入り、徐々に盛り上がっていく。
二人の人間と二つの楽器しかないとは思えない。
それが終わると、またタトゥーのBGMと共に二人は下がっていった。

二人が下がると同時にGO!GO!Tシャツを着たスタッフさんがモワ〜ッと沢山出てくる。
その中に、いた。
t.A.T.o冒頭に出てきたあの女装していた二人である。スタッフさんだったようだ。
金髪モヒカンの方の方はドラムチェックに軽く叩いていた。
よっぽど声かけようと思ったんだが、小心者で何も言えず。(爆)

次に現れたのはヴェネ・ズエラズ、アッコのソロバンドであった。
最初、ドラムとギターとバイオリンの人で前奏が始まる。
途中から黒のワンピース姿のアッコ登場!
そして、「さいはて」をベースを持たずに熱唱する。
長い髪の毛を振り乱してちょっとナマハゲ入った感じで一言一言搾り出すように歌う。
こりゃぁ、ライブの方が断然良い。
空気を媒体にした正弦波に湿度と血と思いがノリノリに乗っている。
MCに入る。

アッコ「ヴェネ・ズエラズでーす!」
アッコ「ちなみに、ドラムの人が着てるのがバンドTシャツです。」

白地にちょっと可愛い柄のTシャツであった。

アッコが後ろを向いて水を飲む。

客「アッコー!セクシー!」
客「アッコ、可愛いよー!」
客「アッコー、もう一枚脱いでー!」

待て。これで脱いだら何も残らん。これにはアッコも噴出す。

アッコ「鼻から水通っちゃったじゃん。」

水を鼻から噴出した模様。

次の曲は「22」。ウタタネバージョンであった。
バイオリンが凄い合う。
その後のMCで、メンバー紹介。
バイオリンさんの紹介の所で思いっきり噛む。(笑)
そして、ヴェネ・ズエラズ最後の曲。キラリに入っていない曲であった。
これはアッコもベースを持って、後奏だけ一緒にやる。
これがまた良い曲であった。
曲調としては明るい感じなのに、歌詞がそれとは正反対で凄い良い。
キラリに入ってないのが残念。

こうしてヴェネ・ズエラズが下がっていった。またセットチェンジが行われる。
あと、残っているのはラマJET’S、ユウのソロバンドのはずである。
照明が消え、人が出てくる。
コックとウエイトレスだった。
ウエイトレスの人はワインを持ち、コックの人はフライパンらしき物を持って、
そのフライパンの中からピックらしき物を5、6枚取り出し、客席に投げ込む。
そして、コックさんがベースを持ち、ウエイトレスさんがドラムセットに座った所でユウ登場。
ユウもアッコのような黒のワンピースであった。
そして、緑ラメのギターを持って歌いだす。
ちょっとオバケ屋敷風味の、うねるような、でもノリの良い曲が始まる。
う〜ん、こんな相反しまくりの要素を1つの曲に詰め込んで、しかもそれを3つの楽器だけで奏でてるって物凄い。
そして、コックさんが格好よく演奏してるんだが、そこはやっぱりコックの服装なんでどことなく面白い。(笑)
曲間無しで2〜3曲演奏したのち、3人とも楽器を置く。
そして、中央に集まり、ワイングラスを持って、ワインを注ぐ。
右、左、中央、とワイングラスを掲げた後、乾杯して飲む!
こうして、ラマJET’Sは帰っていった。
ナイスである。ユウは見てるだけで本当に微笑ましい気分になってくる。

また、セットチェンジ。凄い見覚えのあるセットがスタッフさんたちによって着々と形作られていく。
そして、お待ちかね、GO!GO!の3人が登場である。
3人とも着替えていて、いつものように半そでにズボン。ユウのギターもいつもの赤ラメ。
そして、ノリの良い「パンク」「うましかもの」「サンダーガール」が続く。
客のテンションも否応無しに上がりまくる。
そして、「C7」。この曲の掛け声が大好きである。
俺の中で、普段CDで聞くのとライブで聞くのだと一番違う気分で聞くのがこの曲である。
次の曲は「A.M.7:30」。
一度ライブであのベースの響きを聞いてみたいと思っていたので、驚くと共に嬉しくなる。

しかし、ここで異変が。
一番前のエリアにいて頑張っていたのだが、少しづつ押されて手すりが背中に当たる。
「あ、これに寄りかかってれば大丈夫かも。」と思った途端、突然体力が尽きる。
それまで体力に危険信号を全く感じていなかったのに、本当に突然、プツンと体力が尽きた。
急いで人ごみを押し分けて横を抜け出す。目の前に黒いもやが掛かって、視界が狭くなっていく。
やべぇ、これって柔道で落ちた(柔道用語で、首への絞め技で気を失う事)時と同じ症状じゃん。
どうにか一番端まで辿り着き、その場に座り込む。
耳だけで演奏に集中して、体力回復する。
次の「雨のち雨のち雨」が終わる頃には、なんとか回復。
最近、受験勉強を言い訳に全く運動していなかったのが悪かったらしい。
次のライブまでにはなんとしても体力つけよう。
てか、「A.M.7:30」聞けなかったのマジで痛いんですが…。

さて、話は全く変わって、MC。(しかし、順序とかどの曲とどの曲の間で入ったとか覚えていないので、ここでまとめて紹介。)

アッコ「イエー!女王蜂の…(噛む)、ま、き…、です。」
アッコ「(照れて)噛み噛みじゃん。」

ターキー「いやぁ、今日はめでたいねぇ〜。…柔ちゃんの結構披露宴。」
ターキー「皆、見ないの?あ、ビデオ撮ってきたのか。」
以上、ちょっとなまりつつ。香川弁か?ターキーってあんまりなまったりしないのでちょっと嬉しい。

アッコ、水を飲んでいる。
客「ちょうだ〜い!」
アッコ「買えっ!」

客「ユウちゃ〜ん!結婚して〜!」
これに続いて、いろんな所から、ユウ、アッコ、ターキー、にプロポーズが入る。
(一人ターキーにプロポーズしてる男性が…。(笑))
アッコ「…ジャンケン、これ終わったら皆でジャンケンしなさい。」
アッコ「そんで勝った人にね。」
といってユウを指差す。アッコ、ナイス切り替えし。

ユウ「メリークリスマス!」
ユウ「えっと、今日は…、今回はモミの木を飾ろうと思いまして、これからモミの木を取りに行かなきゃなりません。」
ユウ「山梨、山梨にモミの木を取りに行くのが、えー、今年の目標です。」
客「来年の抱負はー?」
ユウ「え、来年?来年は…、友達百人作るぞー!」
客からウオォー!と歓声が上がる。
アッコ「あんたらイエー!って!」
アッコからツッコミが入る。

アッコ「えっと、GO!GO!は、今年はライブやったり、GO!GO!以外でもいろいろしたり、」
アッコ「で、最近ちょっとライブが少なかったりしたんですが、」
アッコ「GO!GO!は来年も今年もはし…(噛む)、走っていきます!」
アッコ「じゃ、今年も悔いのないように!良いお年をー。」

と、こんなようなMCが入って、後半突入!
「ロック」「トカゲ3号」、そして、俺の中でライブで聞くなら一番だと思う「文具」!
一度下がって後ろにいたのに、懲りずにじわじわと前進して中央あたりに辿り着く。
そして、超盛り上がり、良い汗かきまくった所で「種」。
最近、受験生である俺はこれをCDで聞くたびにかなりやる気を貰っていた。
それを、生で聞く。物凄かった。良かった。
そして、ありがとー!と口々に言って、GO!GO!は下がっていった。

開場から、大きなブサイクコールが起こる。俺も叫ぶ。
しかし、「これで本日のプログラムは全て終了です…。」のアナウンスが入る。
開場から「え〜!」の声が上がる。
俺は、あぁ、今日は「種」でしめだったのかと思った。
しかし、まだ、この会場から外に出たくなかった。
そして、開場からは大きなブサイクコールが続いた。
しばらくたった後、照明が消え、GO!GO!が登場…。
絶対あれで終わりだと思っていた。だから、マジで嬉しかった。
そして、「浮舟」。
会場が揺れてるんじゃないかと思うほど、物凄く盛り上がる。
俺もノリにノリまくる。
「浮舟」が終わり、GO!GO!が去ると、会場から大きな拍手が起こった。
この拍手が、きっと、今日のライブの集大成だったんだと思う。本当に良いライブだった。

〜セットリスト〜

t.A.T.o(ターキーソロバンド)
ヴェネ・ズエラズ(アッコソロバンド)
ラマJET’S(ユウソロバンド)

パンク
うましかもの
サンダーガール
C7
A.M.7:30

雨のち雨のち雨
瑠璃色
赤いソファー

ロック
トカゲ3号
文具

(アンコール)
浮舟

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