日付:2004年06月02日
於:原宿アストロホール
出場:GO!GO!7188
やっぱり俺は、GO!GO!ならなんでも良いらしい。
ライブに、暴れるために来てるのでも、曲を聴くために来てるのでも、
ましてや、GO!GO!を見るために来てるのでも無いようだ。
GO!GO!がそこら辺にいて、そんで何かしてれば、もうそれで満足なのだ。
もはや、ただのアホである。
さて、本日は、原宿アストロホール、初めて行く場所である。
渋谷アックスは、東京とは言っても駅の改札を出た後、人通りの少なめな方に向かって歩いていく。
しかし、今回は逆に東京の人ごみと高層な建物の中を歩く事になった。
精神的に攻撃されまくり。東京怖ぇ。
ほぼ定刻に入場。前から3列目の真ん中辺りに陣取る。
今回の会場はキャパ300人位であろうか、ステージがすぐそこにある。
セットがいつもとちょっと違っていて、ユウとアッコのマイクが内向きで、3人が向き合うような感じである。
BGMが無いなぁ〜と思っていると、
スタッフ?(姿は見えず、声のみ。以下S)「じゃ、ミュージシャン入る前に楽器のチェックしちゃいましょうか。」
という声が入る。そして、去年末のエレキで女装していたお二人が出てきて、楽器チェックを始める。
…が、それがいつの間にかドラムとベースのセッションぽくなる。
眼鏡をかけている方がベースで、金髪モヒカン(この日は帽子を被っていたが)がドラムである。
もう一人、別のスタッフさんがギターチェックに入り、また、いつの間にかこのセッションに加わる。
10分弱演奏していたであろうか。3人とも普通に上手い。
3人の演奏が終わると、
S「ミュージシャン、10分後に入りますんで、7時半になります。」
と声が入る。雰囲気はまさにリハーサル。
ちなみに7時半とはこの日の開演時間である。
その後も、ステージの上ではスタッフの方がのんびりと準備やら談笑やらしている。
S「じゃあ、ドラムの○○△△さん。○○さん入りまーす。」
の声で入ってきたのは…、ターキー!
おそらく本名…、い、良いのか、言っちゃって?(一応ふせてみました。)
てか、普段、スタッフ間では普通に本名で呼んでいるのかも…。
S「では、バランス確認しますんで音くださーい。」
ターキーが軽くドラムを叩く。
S「スネアとフロア交互にくださーい。」
ツッダッツッダッツッダッツッダ。
S「フロアだけくださーい。」
ダッダッダッダッダッダッダッダ。
S「もう一度全体の音くださーい。」
ドラムを叩きまくるターキー。
S「はい。おっけーです。」
ドラムを叩くのをやめないターキー。
S「おっけーです。」
むしろ激しく叩きまくるターキー。
S「はい、…。」
もはや声すらかき消して叩きまくるターキー。
しばらく叩いた後、満足したのかフィニッシュを決めて叩き終える。
S「ベース、浜田亜紀子さん入ります。」
なぜか客から笑い声が上がる。アッコも耐え切れずハニカミがかすかに漏れる。
S「音くださーい。」
アッコがベースを弾く。
この日のベースは赤いサンダーバード。
S「いいでーす。」
アッコ「○○○(失念)のチェックしたいんですけど、良いですか?」
また、弾く。
S「おっけーです。」
S「ギター、中島優美入りまーす」
見た事の無いフェンダーの白いギターであった。
S「音くださーい。」
ギターを弾く。
S「次、エフェクターくださーい。」
ユウ「ビックマフです。(弾く)。トレモロです。(弾く)。オーバードライブです。(弾く)。○○○(失念)です。(弾く)。」
S「はい、じゃあ、全体で音ください。」
アッコ「(ユウとターキーに向かって)いがいが根でいい?」
二人がうなずいて曲が始まる。
ある程度演奏した所で声がかかって演奏が止まる。
S「じゃあ、曲取りまーす。」
そして、1曲目が始まる。もちろん、新曲。
ソロがあっても、やっぱりGO!GO!はGO!GO!の音を出す。久しぶりですっげぇ嬉しい。
演奏が終わると、
S「一回聞きまーす。」
アッコとユウも用意してあった椅子に座って、さっきの曲の録音を聞く。
アッコ「♪タラッタッタタ〜♪の所、もう一回やっていい?」
ターキー「…どこ?」
アッコ「(ベースを弾く)の所。」
ターキー「あぁ、Bメロの前?」
ユウもわかったのか軽くギターを弾く。
アッコ「じゃ、取ってください。」
S「はい。」
そして、間奏のあたりを演奏する。
アッコの「はい。」の声で演奏ストップ。また椅子に座ってそこの演奏を聴く。
アッコ「(おもむろに)わかった。」
客側から笑い声と小さなどよめきがおこる。
アッコ「(笑顔で)自分の悪い所がわかった。」
アッコ「えー、みなさんお久しぶりです。」
アッコ「さっきは謎のおじさんブルースバンドが出てきまして…。」
アッコ「え〜、彼(ベース弾いてた方)が…、(突然思いついた感じで)ハラグロックス、リーダーメガネ!」
眼鏡をかけたスタッフさん、吹き出す。
アッコ「ね〜、本当に腹黒いんだって!」
アッコ「…今日は公開リハーサルレコーディングライブ…?ってことで。」
アッコが合ってるか不安そうに言ったので、ちょっとざわめく。
ユウ「…公開リハーサルライブです。」
短っ!笑い声と共に「あってるよー!」の声が上がる。
アッコ「あってる…?ま、いいや。今日はこんな感じで…。ゆる〜い感じで。新曲しかやりません。」
客「誰が考えたのー?」
アッコ「誰が考えたんだろーね?」
ユウ「…なりゆきです。」
アッコも客も笑う。
客「今の曲名はー?」
アッコ「今の曲はねぇ、まだ決まってないんだけど、伊豆でレコーディングしたから、その時の地名で「いがいが根」って呼んでる。」
会話が途切れた所で次の曲が始まる。
ドタキャンやうましかものを思わせる、少しまとわりつくような曲。
演奏が終わると、いつものウォ〜!では無く、まったりとした拍手が起こる。
アッコ「こんなね、まったりした感じでね…。みんな、面白いの?」
アッコ「…もちろん、あとでライブやりますから。まさかこんなんじゃお金は取りません!」
アッコ「(冗談ぽく)プロですから!」
客「さっきのなんていう曲ー?」
アッコ「今のは、アンニュア。なんかアンニュアな感じでしょ?」
客「アンニュアってどういう意味?」
アッコ「アンニュアって言うのは…、何だろ、こう…。」
と言いながら、説明するように手を動かす。しかし、上手く説明できない。すると、
客「女性的な!」
客全体「へぇ〜!」
アッコ「お〜。みんな感心してるじゃん。」
ユウ(アッコだったかな?)「歩く辞書だ。」
ちょっと間があく。
アッコ「じゃあさ、反対は?男性的な、とか…。」
しばらく誰も何も言わなかったが、そのうち誰かが、
客「ワイルド!」
客全体「お〜!(感心した感じで。しかし、そのうち、)お〜?(疑問形に。)」
なんかね、この時の妙な一体感が好きだなぁ、って凄く思った。
アッコ「ん?あってる?」
アッコ「…ま、誰も知らないから、あってるかどうかも分かんないよね。」
アッコ「…ワイルドってどういう意味?」
客「…(ざわざわして)…、野性的?」
ターキー「違うじゃん。」
ちょっとした笑い声の後、間があく。
ユウ「…(ちょっと間があった後、突然)ジキョク!」
客から笑い声がおこる。
アッコ「(ちょっと焦った感じで。)え、今の変じゃないよね?次に曲って書いて次曲だよ?普通に言うじゃん!」
ユウ「…まぁ、いつもリハはこんな感じですよ。」
ユウの独特の間と言い方はいつもなぜか面白い。
アッコ「次の曲何やろっかぁ…。」
客「ターキー、牡丹と薔薇やってー!」
ターキー「牡丹と薔薇はねぇ、俺の中でもう散っちゃった。」
会場全体から笑いがこぼれる…、という事はこの日のお客さんは常連が多かったのだろうか?
アッコ「えぇと、次の曲は結構ね、ライブでも盛り上がる感じの…。」
アッコ「ま、後半のライブでもやるんですけどね。その練習ってことで。」
アッコ「みんなも盛り上がる練習…する?」
そして、始まった曲。
なんか凄く楽しい感じ。ちょっとアニソンぽいと思った。結構好きかも。
アッコ「えぇ〜、まぁ、こんな感じですよ。…皆、面白い?」
客「面白くない〜!」
アッコ「…帰れ!(笑)」
アッコの突っ込み炸裂!
客「さっきの曲名はー?」
アッコ「大人の…、大人の秘密です。」
客「アッコ、髪の毛伸びたー?」
アッコ「いやぁ…、そう?そうかも。(って言ってた気がする。上手く聞き取れなかった。)」
アッコ「次…、次、何やろっか?もうライブやる?皆、何やりたい?」
客「熱海〜!」
アッコ「え?」
そこここから熱海!熱波!と声が上がる。
アッコ「あぁ、熱海ねぇ。」
ターキー「え?どれの事?」
アッコ「熱波、熱波。」
ターキー「(ちょっと考えた後)あー、わかった。」
アッコ「じゃあ、熱波やろっか。(と、ユウとターキーに聞く。二人ともうなずく。)」
アッコ「それでは、熱波。」
そして、熱波が始まる。もう聞くのは3回目だ。
GO!GO!の曲はいつもそうなのだが、聞くたびに味が出てくる。
てか、歌詞カードを眺めながらじっくりこの曲を聞いてみたい。
アッコ「え〜、熱波でした。」
アッコ「次の曲は…、もういっか。ライブ行っちゃう?」
客からちょっとした歓声が上がる。
アッコ「じゃ、ライブ!ちょっと待っててね!」
そして、GO!GO!の3人が下がり、スタッフさんが出てくる。
セットリストの紙を貼ったり、マイクの位置を変えたり、徐々にいつものライブのセットへと変わっていく。
前半のリハーサル部分、すっごいまったりしてて、いつもより多めに喋ってて、あの雰囲気は最高だった。
リハーサルっぽくしてたのも実は最初だけで、いつの間にかゆる〜く崩れてったし…。
その崩れ方とまったり具合がやっぱりGO!GO!で、なんともいえない程良い感じだった。
それはともかく、男だらけのスタッフさんの中に一人だけ女の方がいて、
どうも(マネージャーの)成田さんっぽかったんだけど、真相はいかに…?
さて、終始BGM無しの中、準備が終わると、やはりBGM無しでGO!GO!が再登場。
そんなGO!GO!を、まったりとしたまま拍手と歓声で向かえる。
アッコ「それでは、ライブします。」
そして、いつも通り、ほとんどMC無しで新曲だらけのライブをぶっ放す。
でも、新曲だらけだから、やっぱり皆どうノって良いかわからないみたいだった。
そんな中、私はいつも通り無駄にノっていた。跳ねたりしたわけじゃないけど、体全体でリズムを刻む。
GO!GO!が目の前なのに圧力も無く、そのくせタイバンとは違って、皆が真剣に聞いている。
なんだろな、今まで味わった事の無い感じ。一回くらいは味わってみるのも乙かも。
3曲目だったか5曲目だったかの曲がちょっと面白いリズムとGO!GO!調なメロディで一番気に入った。
アンコール前ラストの曲が、あぁ青春調でこの日一番和風な感じだった。
それでは、途中に入ったMCを…。
ユウ「(曲の後、ちょっと間があいたときに、突然、)それでは、誰も知りたがらない近況報告でも。」
ユウ「ペットを飼い始めました。」
会場がざわつく。
ユウ「名前はフグタです。」
アッコ「そのまんまじゃん!」
ユウ「これがかわいいんですよ、エビあげたりしてます。」
客「エビあげたの?」
ユウ「…本当は飼ってたんですけどね、ある日いなくなってました。」
会場大爆笑。
ユウ「ちなみに名前はエビタです。」
アッコ「(笑)それ、いいの?」
ユウ「ま、メインはフグタですからね、良んです。」
ユウ「…貝も一緒に水槽に入ってます。」
アッコ「(ユウが何か言おうとした所をさえぎって)え、名前は?」
ユウ「…カイタです。」
爆笑。
ユウ「あと、イソギンチャクも飼ってます。」
アッコ「え、名前は?」
ターキー「イソタ。」
ターキー、突然会話に登場。
アッコ「えー、違うよー、磯野でしょ!?」
GO!GO!って、もしかしたらトリプルボケなのかもしれない…。(笑)
アッコ「今、バレーにはまってます。」
アッコ「会場に行ってねぇ、あの二本の棒もって応援してます。」
さすがアッコ。すげぇ行動力。
アッコ「ニュースの歌にあわせてフレーフレーってね!」
アッコ「皆、バレー見てる?」
パラパラと2、3割の人が手を上げる。
アッコ「ニュース凄いよねぇ、バレー見てない人は分かんないかもしれないけど…、」
アッコ「あのね、始まる前にコートに大きい国旗がバァーってかかるのね。」
アッコ「で、それがとれると、そこにニュースがいるの!で、歌って踊ってるの!」
アッコ「もう、ニュースが現れた瞬間に周りはワーッて大歓声ですよ。」
アッコ「そん中であたしはもう大っ爆笑っ!すんごいんだよ!」
ユウ「…それやろっか。」
アッコ「え!?なに?ここに布がバァーってかかって、演奏が始まるとか?」
ユウ「うん。」
アッコ「うわー、ひきにくそー!ターキー、たたきにくくない?たたける?」
ターキー「え?あぁ、たたけるよ。…俺、なんでもできるもん。」
アッコ「じゃ、大丈夫だねぇ…。(客に向かって)今度やるかも。」
やっちゃうんだ!Σ(=▽=;)
そんな感じでライブが終了し、GO!GO!が舞台上から去っていく。
そして、始まったブサイクコ〜ル!
しかし、やっぱりあの状況では言いにくい。
ノリノリというよりアットホームな感じで進んできたから、ちょっと口にするのに気が引けた。
…ま、結局言ってたけど。(爆)
何度か声が消えたり復活したりした後、GO!GO!登場!
アッコ「え〜、お知らせがあります。」
アッコ「8月25日に久しぶりにシングル出します!」
歓声が上がる。
アッコ「青い亀裂って言う曲です。」
アッコ「そして、秋にアルバム出します。」
さらに大きな歓声が上がる。
アッコ「そんでもちろん、その後にツアーやります!」
さらに大きな歓声が上がる!
てか、俺はこの時一番大きな歓声を上げてた。
ずいぶん待ちに待ってたツアーがついにやってくる!
アッコ「では、聞いてください。青い亀裂」
すっごい盛り上がる曲。ロックとかパンクとか思い出した。
ロックとかパンクを鬣のパワーで成長させたような曲。
これは、聞き込んだ後、ツアーで聞くのがすっごい楽しみだ。
そして、GO!GO!は去っていった。
さて、実は入場する時に手渡されていたカード。
「GO!GO!7188公開レコーディングリハーサルライブ」と大きく書いてあり、
琵琶を弾く女の人の絵が描いてある。背景には録音の文字を図案化した文様が。
そして、小〜さな文字で、
「このPASSは今後GO!GO!7188の情報を引き出す重要なものです。大切に保管しておいてください。」
の文字が…。
な、なんだろ…?(ドキドキ)
〜セットリスト〜
いがいが根
アンニュア
大人のひみつ
熱波千日紅
新曲タイトル未定1
カプチーノ新曲タイトル未定2
うみのうま大人のひみつ
タクシー
くのいち(アンコール)
青い亀裂