CANNONBALL

日付:2003年08月21日
於:light-on渋谷店前の広場
出場:GO!GO!7188

今回、直前まで場所も時間も謎というCANNONBALL。
詳細はメーリングリストで!との事なので、メーリングリストを気長に待つ。
前日、

「渋谷クアトロと東急ハンズの中間」

というメールが届く。
ネットを駆使して地図を印刷!
東京の真ん中で地図を広げるつもりである。ビバ田舎者!

我が家は駅から遠く、しかも自転車が大学にあるので、どうしても親に車を出してもらわねばならない。
そして、午後からは親が用事があったために、12時には家を出ていた。
新宿に用があったため、新宿駅に降り立つ。
この時、午後1時半。
用事は30分でさっさと終わってしまったため、未だ2時。
暇の体現者となる。
この時、ふとメールを見ると、

「会場時間が15時半から14時半に変更となります。」

とのメーリングリストが。嬉々として会場に向かう。

2時半少し前、渋谷駅ハチ公口前に降り立つ。
携帯で調べた地図を見ながら右往左往。やっぱ東京怖ぇ。
1度道を間違えつつも、BEAMSの前までたどり着く。
このすぐ近くのはずなんだが…?と思いつつ目印の紫の看板を探す。
すると、一面紫のビルの窓が!
なんだありゃ?と思ってそっちに行くと、看板がビルの窓一面に映っているのであった。
なにはともあれ、会場に到着。
小さな駐車場っぽい所に、ステージがある。
客側の後ろ半分には台があって一段高くなっている。
俺はほぼ中央、台を降りてすぐの所に陣取る。

スタッフ「開始は4時となります。1時間以上ありますので、水分補給をしっかり行って下さい。」

と何度もアナウンスされる。
俺はちょうど日陰にいて、風も吹いてたので良かったが、日なたは相当の温度だったようだ。
セッティングされたドラムやアンプの上にも銀色のシートがかけてある。
ギターやベースやマイクも日陰に移動されていく。
で、開始数十分前に水の2リットルペットボトルがまわされた。
どうしろというんですか。
スタッフさんの優しさだけはしかと受け取っておきます。

開始5分前。徐々に緊張が高まってくる。
隙間が空いてると逆に危険だという事で、前につめるようスタッフが促す。
う〜ん、でも、俺の今までの経験から行くと…、
今日のような状況では、そんなに圧力きません。
実際そんなでもありませんでした…。

さて、時間になると、突然後ろから声が上がる。

後ろの台の上の人「あれ、ユウじゃない?」

俺も背伸びするが何も見えない。
キョロキョロしていると、ステージの上にGO!GO!登場!
GO!GO!っていうとSHIBUYA-AXみたいな薄暗い照明が多いが、こういう夏の日差しが良く似合う。
アッコはこげ茶に淵が黒いサンダーバードにGO!GO!ストラップ。
ユウは白いテレキャスに茶色いストラップ。
ターキーは、もしかして、ちょっと金髪っぽく染めた?

アッコ「皆、場所わかった?」
アッコ「ま〜ね〜。あれだけ情報流したら猿でもわかる?」

客「かわいい〜!」
アッコ「わかってる!」
アッコ「そんなねぇ、私のかわいさも、もう、全部ひっくるめて最後まで楽しんでって下さい。」

そして、1曲目は「浮舟」!
最初はおとなしめで始まったものの、中盤からは拳を突き上げまくって盛り上がる!
やっぱGO!GO!を好きな人ばっかしって良い感じ。

アッコ「次は「青い亀裂」やります!」

歓声で良く聞こえなかったが、多分こう言っていたと思う。
そして始まった「青い亀裂」。
発売前なのに、皆、視聴で聞きまくってる感じである。

アッコ「次も新曲、「くのいち」!」

思いっきり演歌っぽい曲と語句。
しかし、「浮舟」が紫式部や清少納言のイメージなら、これは暴れん坊将軍や水戸黄門のイメージ。
ギターと歌とベースで繰り返されるメロディはまるで江戸の祭りだが、サビのハモりはやっぱりGO!GO!。

演奏が終わり、少し間があく。

ユウ「…か、やります。」

歓声で全く聞こえなかった。なんて言ったんだろう?

また、ちょっと間があいて、始まったのは「C7」!
前奏の最初から全員そろってフォイ!
もう最高。なんて久しぶりなんだ。ここに集まった全員が最高だ。
最後の♪赤い秒針は〜♪を♪た〜まに私は〜♪と間違えてしまって、ユウが恥ずかしそうに笑っていた。
その笑顔がすげぇ良いと思ってしまった俺は、オタクなのかもしれない。(汗)

間髪入れずに始まった「とかげ3号」。
最初の♪とかーげ3ごーう…♪の2度目のとかげ3号の所でユウの声が途絶える。
軽くセキをして、♪しーっぽの〜♪からは普通に歌っていたので、のどの調子が悪かったようだ。
そんな事はお構い無しに、どんどんテンションは上がっていく。
間奏に入る時や合間に客の呼吸のタイミングの良さを体感する。
それに呼応するようにGO!GO!の調子もあがっていく。
間奏のユウの両手を掲げる所なんかサイコーだった。

大きな歓声の後、アッコが叫ぶ。

アッコ「ラスト、「ロック」!」

そして…、なぜかターキーとユウは「パンク」をひき始める。
(多分アッコは「ロック」ひいてたと思うけど、もしかしたら3人とも「パンク」だったかも。)
(「ロック」と「パンク」はターキーのカウントが違うから、カウントだけで無意識的に「パンク」を始めちゃったのかも。)
(そう考えると、それはそれで凄い。)
2、3音ひいてすぐ中断。
ターキーが凄い恥ずかしそうに、やっちゃったーって顔をしてる。
その笑顔がすげぇ良いと思ってしまった俺は、オタクなのかもしれない。(デジャビュ)

アッコ「あっはっは!(爆笑)すご〜い!こんな事も珍しいよね〜!」
アッコ「もう、両方やっちゃおうか!?」
客「うお〜!(拍手)」

ひとしきり笑った後、今度こそ「ロック」を演奏する。
凄い盛り上がってるのに、圧力も調度良くて、演奏もじっくり聴ける。
「ロック」が終わると、

アッコ「もう1曲、「文具」!!」

きったぁ〜!!
ここで圧力が一気にかかる。
皆が思い思いに曲を楽しみ、跳ねてるのに、全体で一個の生物のように一体感がある。
今まで10回以上聞いた「文具」の中でベスト3に絶対入る。

GO!GO!は口々に「ありがとー」と言って去っていった。
ターキーがスティックを投げてたが、遥か後方へ…、残念。
即、ブサイクコールが起こるが、GO!GO!は車で撤収していきました…。
次は25日のタワレコでのライブ。きっと良いライブになる。

追記:途中でターキーとアッコが指を1本たててスタッフと何か合図をしていたが、
もう1曲やっていいかという事だったらしい。本当は4曲の予定だったそうな。

追記2:「ロック」で間違えた曲は「パンク」じゃなかったかもしれない…。

〜セットリスト〜

浮舟

青い亀裂
くのいち

C7
とかげ3号

ロック
文具

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