2001年12月2日(日)、3日(月) 中潮
沼津(サットウ)&木更津(シーバス)の連闘
お世話になった船 : 沼津 萬福丸


前編

 「Isao」の家庭の事情により、遠征に行けるのは今しかないということで、絶好のウェーディングの潮時にもかかわらず沼津へ小遠征となった。参加は、「Tamura」、「Isao」、「Ando」と私「Ozone」の4人。今回は初の沼津1泊の旅。釣りした後はすぐ寝れるということで、気持ち的にも楽である。
 沼津外港から出船し、やや波がある中釣り開始。エサが、身をとったあとの骨だけのサバしかなくて、やや面食らうが、「目から目に通してハリがけすればエサ持ちがいいし、この間はけっこう食いが良かった」と船長が言うので仕方なく言われたとおりにする。これが、思ったとおり食い込みが悪く、ゴリゴリとアタリがあってもそこから食い込んでいかない。まあこれは私の釣り方には合わないというだけで、同船したほかのお客さんは連発していた。しかも、走られてオマツリ、というのが何回もあるし・・・。釣れねーし糸は切られるしで気持ちが沈んでくると、だんだん船酔い気分になってきた。となりでは「Isao」が調子よく釣っている。「Tamura」は私と同じくまだ1本も釣っていない。あまりエサを動かさない真冬のバラムツ釣りに慣れた二人は、だいぶ苦戦である。







 骨サバを使い切ったら、やっと切り身が登場した。当然これに飛びつく。これなら釣れるだろうと思っていると、私にやっとの初ヒットとなった。これがかなりの引きだったので、大物だとみんなが集まってくる。もちろん本人も、1月にバラシたメカジキ(と思われる)よりは小さいがいいサイズだと思っていた。数度の突込みを耐え、頭が上を向いたなと思いリフティングにはいると、意外とあっけなく上がってきてしまう。が、ここで気を抜いてはいけないと、握力がなくなってくるのをこらえながら一気に上げた。110mで食ったのでバラムツだと思っていたが、上げてみたら以外にもサットウでびっくり。大きくはなかったので、みんなの期待に添えずごめんなさいという感じだが、なかなかいいファイトだったのでかなり満足した。










 一休みしてから今度はエサなしで挑戦開始。エサの代わりにエコギアのコイカLを付けた。これが初っ端からヒット!ファイト途中で残念ながらバレてしまったが、俄然つれる気がしてきた。ルアーのみに換える途中だった「Isao」が、私にヒットしたのを見てすかさず釣り開始。2人でルアーのみでしばらく釣っていると、「Isao」に念願のヒットとなった。スレ掛りではあったが、ルアーだけで釣ったのだから、これはうれしい。彼なりに考えてアクションさせ、ヒットさせたというのだから会心の一匹であろう。私の方は、そのあと3回ほどバイトがあったが、フックアップせずに終わった。

 一方、エサ釣りを続けた2人の方は、「Tamura」が切り身を使いだしてから何本か釣りあげたようだ。「Ando」は、ポンピングが下手ですぐにバラしてしまい、何匹か掛けたものの釣り上げたのは1匹だった。

 今回でエサなしのサットウジギングの楽しさを味わった私と「Isao」であるが、まるっきり釣れそうもないという感じではなく、釣れそうな手ごたえは十分感じることができたし、とりあえず1匹キャッチすることができた。次回も当然、ジギングに挑戦しようと、今から気合十分である。











後編

                「Tamura」爆発


 ウェーディング大好き「Tamura」がこんないい潮を逃す筈もなく、当然のごとく連夜の釣りとなった。体力のない「Ando」は休養し、替わりに「Kusakari」が参加。干潮が0時30分すぎだったので、9時30分ころから海に入る。いつもの場所で、いつものように4人が間隔をあけて並び、キャストを始める。幸いにして風はほとんどなく、それほど寒くは感じなかった。私の個人的意見を言わせてもらえば、この釣りは正直、好きな釣りではない。どうもこの、何にもないところに黙々とルアーを投げ続け、魚が回遊してくるのを待つ、というのが性に合わない。目標のないところで延々と投げ続けるのは、すぐ飽きてしまってだめだし、魚がくるまで待つというのも、どうも辛抱しきれない。移動するにしても、ずらっと人が並んで投げてりゃ移動しようにも動けない。釣れればおもしろいけど、釣れないとちっとも楽しいことがない。釣れたときの喜びのためなら、つらいことも我慢できるという域には、とてもとても達してはいないのだ。でも釣りに来るんだからまるっきりやる気なしというのではなく、釣りたいなとは思っているんだけど、こんなんだからそう簡単には釣れる訳もない。
 そんな私の気持ちなんか関係なく、「Tamura」は一人で爆釣している。まず、レッドフィンで1匹釣って、この後がすごかった。もう潮止まりになる時間だが、必殺の某外国製ルアーを使い、次々とシーバスを釣り上げる。しかもサイズがよくほとんどが60upで、70upも2本釣って最大は77cmだった。今年「Tamura」はこのルアーが大当たり。こんなに釣れるのはルアーのおかげなのか、場所が良かったのか、「Tamura」の強運なのか。釣ったスズキの写真を私が撮影してあげていると、私の目の前でまたも簡単に釣ってしまう。横からきた「Isao」がすかさず釣れた場所に投げると、これもまたヒット!「Ando」作戦が見事的中した。
 今年はよさそうと言った「Tamura」の予言は見事的中。昨年はさっぱりだめだったのに今年は行くたび好釣だし、念願の70upも釣った。快進撃はどこまで続くのか。



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