2001年11月9日(金) 小潮
白浜 ヒラマサ・カンパチ狙いで釣行
お世話になった船:白浜渡船
Report by 「Tamura


久米島遠征で財産を使い果たし、2ヶ月"船に乗る釣り"を自粛していた私。「最近白浜が良さそうだから、行かない?」と誘ってみたところ、乗ってきたのは2人。最近ジギングしかしない「Isao」と、ソルトオンリーの「Kusakari」。
ここ数日天気が良かったので天候を気にせず船の予約を入れたのだが・・・。
当日は、雨。船も出れるかわからないとのこと。やはり来れなかった「Ozone」の怨念か・・・。3人とも船に弱いので不安な気持ちを抱きながら白浜へ。

途中で雨はやみ、風もなく期待が高まる。早めに着いたので、船宿でコーヒーをご馳走になり、情報を教えてもらう。昼飯を食べ終わる頃から、雨がポツポツ、風も若干出てきたが、いざ出船。港を出る頃から、私は少し船酔い気分。ポイントに近づいた頃から胃の中から酔止薬の味がこみ上げてくる。これはかなりやばい状態だ。ちょっとでも気を抜くと完璧に船酔いだ。他の2人もあまり調子良くなさそうだ。数投目で私にヒット。なかなかのファイトのハガツオ(2.5kg)であった。「なんだ・・・。」と思いもするが、美味しいらしいのでよしとしよう。(家に帰って食べてみるとカンパチよりうまかった。)続いて、「Isao」にもアタリがあったがジャックナイフの真中辺りをかじられただけでフッキングには至らなかった。ハガツオのようだ。その後、私が500g位のソーダをゲット。(実はこの時点では酔っていたのでハガツオの子どもかと思っていた。)「Isao」はすでに、足元も見れないような状態であるが、根性でカンパチをゲットした。続いて、私もカンパチをゲットしたがその後アタリもない時間となる。

途中1m弱のシイラが現れ、少しの間船酔いを忘れて楽しませてもらった。シイラもいなくなると3人とも酔いが廻りルアーを替える気力もない。私は「何で俺は船酔いするのにジギングなんかやるんだ。やっぱり俺はダムの人間だ。」と考えながら、酔いをこらえてシャクリ続けるのが精一杯であった。
その後、「Isao」がダウン。
ますます、天候が悪くなりウネリも高くなってきた。船長の「最後の1流し。」と、いう言葉にホッとしたような、複雑な気分。これまで根性でしゃくりつづけていた「Kusakari」にカンパチが立て続けにヒットした。これで全員ボウズを間逃れた。

船から上がると、カッパを通して服はビシャビシャ。
着替えて船宿で写真をとってもらい、コーヒーをご馳走になりながら釣談義。
「今日の状況でダウンしなければ、大丈夫だよ。」と、船長のありがたいお言葉に3人ともうれしくなった。
すでに船酔いのつらさも忘れ、次ぎはいつこようか。と考えている愚かな自分に戻っていたのであった。


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