2001年6月23日(土) 中潮
外房 ヒラマサ釣行
お世話になった船:松鶴丸


 外房のオフショアネットではヒラマサカップが始まり、初夏のヒラマサシーズンをむかえた。我がチームの初ヒラマサを目指し、大原港の松鶴丸午後船へ3人で乗り込む。土曜のためお客さんが多く、午前の釣果も1kgクラスが2本程度とかで、条件は厳しい。
 今回は水深20m程度の浅場がポイントとなった。しかし我々が用意したタックルは100g以上のジグばかりと、事前の調査に甘さがあった。もっと軽いジグの方がよかったかと思ったが、来てしまったからには仕方がない。とにかく、しゃくるのみだ。
 しばらくして、スタートから1時間くらいだろうか、トモの人にかかったようだ。小ぶりのヒラマサのようだが、これがやっとの船中1匹目である。またしばらく釣れない時間が続いたあと、また後ろの方でかかったようだ。そっちを見ていたら、突然となりで釣っていた「Isao」のドラグが鳴る。見ると船の下へガンガン走られていて、SS76PE-8が絞り込まれている。軽く20〜30m走られているのでかなりの大物が期待されたが、実はドラグテンションが緩かったのだ。
 魚が上がってくるのが見えると、ヒレが黄色で実に鮮やかだ。これがヒラマサなんだと思った。水面に出たとこで、何かが魚からはなれた。最初、魚の血が出たのかと思ったが、それはワカメだった。ワカメの中に逃げ込んだが、逃げ切るまでにはいかなかったのだろう。
 ついにゲットした初ヒラマサは、ジャスト3kg。決して大物とはいえないが、この日の最大魚だった。ヒラマサカップに登録していれば賞品がもらえたかもしれないサイズだったが、エントリーしていない我々には、賞品がなくても釣った喜びだけで満足なのである。
 どのように釣ったのか聞いてみたが、実は本人も釣れた人の方を見ていて、ピックアップ寸前にいきなりもっていかれたらしい。よそ見ただ巻きが最強メソッドか?
 ほかの二人はどうかというと、根性のジャークを続けるが結局ノーヒット。「Isao」も1本のみ。船中でも「Isao」のほかには1kgクラスが3匹程度だった。やはりヒラマサは簡単にはいかない。ワラサのようには釣れないのだ。ヒラマサへの道はまだまだ遠い。 

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