2002年8月21日(水) 中潮
東京湾 タチウオ釣行
お世話になった船:川崎丸


タチウオではよくお世話になっている、富津港の川崎丸に乗船。今回は「Kusakari」と私「Ozone」、それとおまけで私の妻が参加。餌のタチウオで有名な川崎丸さんなので、平日でもお客さんは多く、ルアー釣りの私達は指定席のミヨシへ陣取る。
最初のポイント観音崎沖では、魚探の反応はいいもののヒットがなく、餌釣りの人も2、3匹ほどしか釣れず、移動。次は下浦沖水深70〜80mほどのポイント。数日前の台風の影響か、タチウオは底にへばり付いている様子。餌でのヒットは底付近に集中したが、ルアーでは着底と同時に食ったり、20mくらい誘ってからのヒットもあった。このあたりは潮の流れが悪く、二枚潮だったり潮が速かったりで、船内でオマツリがではじめる。私たちも餌釣りの人とオマツリにならないように細心の注意をはらって釣りをする。餌とルアーでは、どうしても仕掛けを下ろしているタイミングが違うため絡みやすいので、餌の人の方に流されはじめたら一度ルアーを上げて、再度投入しなおすことが必要だ。餌釣り船に乗せてもらうときは、オマツリしないように特に注意しなければいけない。
爆釣とまではいかないが、下浦沖にきてからは終始ポツポツとあたり続け、私と「Kusakari」はそれぞれ20匹ほど釣った。数を伸ばそうと夢中になってやってる訳ではないので、このくらい釣れれば、楽しさも、おみやげの量的にも十分だ。サイズは70〜80cmが主体でまだまだ小さい。「Kusakari」が良型を1本とった。
ヒットパターンは、ベイトタックルのショートジャークがほとんどだったが、なかにはオマツリをはずしているうちに釣れていた、なんてのもいた。ジグのカラーは何でも当たったが、私的にはチャートの反応が良いように感じた。
おまけの妻は、去年は船酔いで撃沈し正味30分の釣りで2匹という結果だったが、今年は見事ミヨシで釣り通し、8匹という釣果だった。
沖あがりまであと1時間くらいの頃だっただろうか、私はジグを底まで落とし、底を切った状態で少し待ってからチョンチョンとジャークしたところで「ゴン!」とあたった。手ごたえからしてかなりの大物だということがわかった。もしかして1m50くらいの超巨大タチウオか?とか考えていたが、タチウオにしては何度も何度も引き込んでかなりの根性をみせる。一瞬ワラサかな?とも思ったが、それほどスピードもないようだ。何だかわからないまま、周りの人まで注目の中、上がってきたのは「マダイ」だった。あとで計ったのだが、55cm、2.5kgの立派なものだ。みんな見てたので変な魚でなくマダイでよかったと安心したあと、「おお!マダイ釣っちゃったよ!」という感じで自分でもちょっと興奮ぎみだった。ハリをはずそうと思ったら、スナップが伸びてルアーがなくなっていた。50lbクラスのスナップだったのだが、何かの原因ですごい力がかかったのだろう。スイベルの方につけていたアシストフックが、口の堅いところにかかっていた。タチウオ釣りでマダイが釣れたというのは聞いたことがあったけど、たまたまマダイもいるポイントだったのだろうし、いくつかの偶然が重なって釣ることができたのだろう。運がいいときってのはこんなもんだ。



 


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