海上の森を歩く

愛知博覧会会場予定地の瀬戸市南部・海上の森は、名古屋市近郊の典型的な里山だ。一周3時間程度のハイキングが楽しめる。砂防ダムや防火林で管理され、地元民の生活と密着した身近な自然となっている。しかし公共事業と宅地開発が目的の博覧会のせいで貴重な里山が失われてしまう。現在海上の森の中心部・ものみ台から望めるのどかな風景が一変するのかと思うとたいへん残念だ。木立に囲まれた篠田池にたちより水草で覆われる水面をながめながら、里山保護の今後を思い巡らした。

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