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キルテッド・メイプルの 小型ヴィオラ 4. HOME


オイルニスも、ダーク・ブラウンとレッド・ブラウンを約半々にブレンドして塗るが、『孫にも衣装』だんだんと落ち着いた色味になり、良くなってくる。

ここで、あらためてフィッティング部品の各種を持ち出し、色味のチェックをするが、本体がこれだけの柄があるので、今回、はじめて白木のようなバーズアィ・メイプルを使う予定。
裏板
考えてみれば、ここまで濃い色に仕上げたのは初めて・・・。
表板
残念ながら、表板の中央部のムラはそのままはっきりと残っているが、それも、天然素材のなせる術、やむを得ません。
裏板アップ
白木の状態で、全体に目止め処理をして、その後の着色剤やニスの吸収度合いを均一にしてやれば、こうしたムラにはなりません。
手抜きした結果のバツといえるでしょうか?

レンズの収差の関係で、スクロールが、若干、歪んで見えていますが、
実物はまったく問題ありません。

なお、このバーズアイ・メイプルのフィッティングセットは、ヴァイオリン用。
そのため、とくにテールピースはヴィオラ用から比べるとやや小型だから、

理論上の有効弦長はほんの少しだけ長くなる=つまり、それで同じ音を出すためには、少しだけ張力が強くなり、
その分、とりわけA線の鳴りは華やかなものになるだろう・・・という割り切り。
2014年5月10日

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