body_light あれば便利 「貧者の一灯?」 ボディ内照明用・ライト '09.7 HOME

チェロの修理をしていて、どうしても暗い内部を明るくするライトの必要にせまられたのです。
ある日あるとき、ホームセンターに行き、
ついでにマメ球やLEDライト、それに電池ホルダーを買ってあったのです。
思い立ったが吉日、とりあえず使えるようなものに作り上げましたので、ご報告いたします。

   3〜6VのLEDがいいか、2.4Vのマメ球がいいか   
上が、3〜6VのLED、下が2.4Vのマメ球(アルミビーム用・交換球)、いずれもホームセンターで市販されているものです。

長時間使うのなら、消費電力がごく少ないLEDでしょうが、明るさではマメ球に軍配が上がりました。

このマメ球、最大直径が7mm、エフ字孔でもノッチのところでギリギリというサイズ。丸い穴は問題ありません。

その点、LED の方はずっと小型ですが、ちょうど、二つセットになって売られていましたから、暗い分、並列に二つを接続し、二灯、点灯するようにしました。
ご承知かも知れませんが、LEDには半導体としての極性があり、−のカソード端子と、+のアノード端子とがあり、配線は間違えないようにしなければなりません。

端子の長い方がアノード、短い方がカソードになっています。

また、アノード側には330Ωの保護抵抗がひとつ入ります。

写真では、電池ホルダーが同じように見えていますが、上は単3二本用、下は四本用です。

なお、単3は充電式の電池ですから、1本が1.2V、それぞれの電圧に対応しています。
マメ球には、そのままコードを半田付けしました。

ほどよい太さのコードを、カッター・ナイフで縦に切り込みを入れ、中の線を取り出します。

また、ほどよい太さの銅線、もしくはアルミ線を一緒に中におさめ、ビニル・テープでグルグル巻きにし、ご覧のような、フレキシブル・アームに仕立ててあります。

銅線やアルミは、自由に曲げることができ、便利だからです。

写真のLEDの方は、まだ、その被膜をつけておらず、配線したままの状態です。
こちらは、100円ショップで売られていたLED・ライト。

クリップとスネイク・コードが魅力で衝動買いしたものですが、ボタン電池のスイッチ部分が厚く、残念ながらヴァイオリンのエフ字孔には入りません。

ライト部分と、スイッチ部分を改良しようと思いつつ、もう、すでに半年は経ってしまっています。
電池ホルダーは、何かの箱に入れ、スイッチもつけるつもりでいますが、とりあえず、すぐに使いたかったので、ご覧のように、電池ホルダーの+側にボール紙を挟み、使う際にはボール紙を引き抜いてONさせるという、原始的でいい加減なスイッチです。

作業が終わったら、また、ボール紙を挟みOFFにしますが、
これでもちゃんと機能はします。


なお、電池は充電式のものですから、気楽に使えます。

こんなものでも、あれば便利、実用になります。
実際の使用に関してはこの写真のように、
片方のエフ字孔から差し入れ、もう一方から内部を見るようにします。


この写真でお分かりかどうか、この程度の電気でも、
ラベルをはっきりと読み取ることができます。
そこから、デジカメのマクロ・モードを使うと、このように撮すことができます。

マメ球は白熱灯と同じ色温度が低いですから、
色はずいぶんと黄色みがかっています。
LED3pcs その後、別のホームセンターにいったら、車の室内灯用のLEDとして、×3のものが売られていた。

大きさは、ご覧のようにフラッシュ・メモリーほどだが厚さはなくぺったんこ。それなら、幅はあっても薄いからf字孔から楽に入ります。

車だから、電源は12V、でも、このジャンク品(小型テープデッキやラジオ用)の外部電源は10VAのものだがこれでばっちりOK。
たったの3つのLEDですが、ボディの中はかなり明るくなりました。
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