ふるさと探訪記 99.9.12
本日のランチ スペシャル
メインディッシュは・・・
てこね寿司
ちょっと考えさせられる一品です。
もとは、海女さんたちが漁の途中、船上で
酢飯と鰹の切り身を混ぜ合わせた郷土料理です。
手でこねまわすということから「てこね」と
呼ばれるようになったといわれています。
現在、名物料理として観光客に人気の「てこね寿司」は、
写真を見ていただければおわかりのように、
酢飯の上に醤油漬された切り身がのせられています。
見た目には、
「鉄火丼」か、「切り身だけの散らし寿司」のようです。
これには訳があります。
昔ながらの「てこね」では見た目が悪いのです。
そう、誰かが箸をつけた後のように見えるんです。
本来の姿を守っていくべきだったのか、
それとも、観光客受けする今の姿が正解なのか、
「郷土料理」ゆえに考えさせられます。
混ぜ合わさった姿を想像した時、
あなたなら食欲をそそられますか?
海老丸 伊勢市おかげ横丁
(お会計)
てこね寿司(赤だし付) 1,000円(税別)
この素敵な壁紙は むかりんからいただきました