曜日

日記

2002

12

29

忙しいということもあって一ヶ月以上更新していなかったが、この間にISDNからADSLに変更し、収容局から遠いということもあって遅いのだが、ISDNより速く安いので、我慢しなければならないところだろう。東京大賞典はゴールドアリュールが圧倒的人気に応えて勝ち、展開に恵まれたところがあるともいえるが、来年に期待がもてそうである。

2002

11

24

昨日行なわれたジャパンカップダートはイーグルカフェが勝ったが、GIのNHKマイルカップの勝馬とはいえ、相手に恵まれてのものであるし、その後はハンデのGIII重賞を1勝したくらいで、今年になってからは、マンハッタンカフェの帯同馬扱いをされたり、豪腕二世が騎乗したりと、調教師・馬主にさえ見捨てられているものだと思っていただけに、たいへん驚かされた。正直なところ、レース前には、同日の京都のハンデGIII重賞の京阪杯のほうに出走すればよかったのに、と思っていたくらいだが、名手のデットーリ騎手に導かれての見事な勝利で、上位には実力馬がきているだけに、ここは素直に誉めたいところである。
 2着のリージェントブラフは、やはり実績馬だけのことはある。3着のアドマイヤドンは、きつい臨戦過程による疲労もあったかもしれないが、結果論からいうと、鞍上の藤田騎手がゴールドアリュールを意識しすぎたかもしれない。ただ、これは仕方のないところもあると思う。

アドマイヤドンと人気を分け合ったゴールドアリュールは5着に負けたが、前2走と違い、楽に逃げるという展開にならず、相手も格段に強くなっていただけに、仕方のない結果ともいえる。昨年、クロフネでジャパンカップダートに臨んだ時はたいへん強気だった武騎手だが、今年は弱気で、ただ、相手関係がどうか。ここはやはり相手が強いような気がします、とのレース前の日記での発言や、人気にし過ぎでしょう。ずっとそういう風に言ってたでしょう。スムーズなレースをしましたが、今までとは相手が違いますよ、とのレース後のコメントからは、こういう結果も武騎手の予期していた範囲内ということなのだろう。

 

今日はジャパンカップが行なわれ、デットーリ騎手鞍上のファルブラヴがサラファンをハナ差抑えて勝ち、イタリア馬としては初のジャパンカップ制覇となった。鞍上デットーリ騎手・イタリア近年の有数の名馬・早い馬場にも対応できて持ち時計も優秀ということで、気にはなっていたのだが、それでも日本馬優位と思っていただけに、改めてデットーリ騎手の凄さを思い知らされた。
 2着のサラファンは、後一歩というところだったが、戦前の評価はイマイチだったにもかかわらず、ここまで走るのだから、やはり世界の競走馬の層は厚いものである。一番人気のシンボリクリスエスは突き抜けるかとも思ったが3着までで、ゲートの中でごちゃついたのが敗因とのことだが、あるいは天皇賞がピークだったのかもしれない。今日は負けてしまったが、来年はこの馬が日本競馬の主役となることだろう(長期の海外遠征となるかもしれないが)。
 4着のマグナーテンは健闘したと思う。5着のジャングルポケットは、久々の出走・東京コースではないことなど、様々な不利があったから、仕方のないところだと思う。2番人気のナリタトップロードは10着と惨敗だったが、ずっと外を回らされたのが響いたのだろうか。これでは有馬記念でもとても勝負にならないだろうから、香港に行くほうがまだよいと思うのだが・・・。

2002

10

27

昨晩ブリーダーズカップが行なわれ、マイルには注目のロックオブジブラルタルが出走したが、出遅れてしまい、よく追い込んだものの2着までであった。ここで圧勝すれば歴史的名馬との評価もあったかもしれないだけに、残念である。ターフは、英愛ダービー連覇のハイチャパラルが勝ち、状態がどうかと懸念されていたが、さすがの底力である。メインのクラシックは、人気薄のヴォルポニという馬が圧勝し、大波乱となったようである。ヴォルポニがどんな馬なのかまったく知らなかったが(笑)、どうやら軽ハンデでGIIを1勝・GIIIを2勝した程度の馬だったらしい。インターナショナルクラシフィケーションでどのようなレーティングとなるのか、楽しみである。

第126回天皇賞(秋)は、有力馬にそれぞれ不安があって人気が割れ、大混戦が予想されたが、レースは、シンボリクリスエスが抜け出してナリタトップロードの追い込みを封じ、2000mとなってからは、バブルガムフェローに続く2頭目の3歳馬での勝利となった。岡部騎手が実に上手く乗ったという感じである。今後、シンボリクリスエスは中・選手権距離の主役となることだろう。
 ナリタトップロードは中山2000mの最内枠では厳しいと思ったが、やはり底力は大したものである。例年通り東京なら・内枠ではなかったら・・・とも思うが、よく頑張った。四位騎手はさすがに渡辺騎手よりもずっと上手い騎乗だったと思う。次走がどこなのかは分からないが、今後も四位騎手に乗り続けてほしいものである。
 3着のサンライズペガサスは仕掛けがやや早かったように思う。4着のエアシャカールは、武騎手の好騎乗もあって好走したが、やはり上位とは明らかな力の差があるといったところだろうか。5着のトーホウシデンの好走には驚いたが、この馬を掲示板までもってくるペリエ騎手はやはり凄いものだと思う。テイエムオーシャンは惨敗だったが、仕掛けが早かったという感じで、鞍上がゴーステディの動きに釣られてしまったのだろうか。1番人気を背負って目標にされる立場となり、体重が大幅に減っていたということもあったから、仕方のないところもあるだろう。

2002

10

昨晩行なわれた凱旋門賞には日本からマンハッタンカフェが出走したこともあって注目していたのだが、マリエンバードがスラマニを抑えて勝った。マリエンバードは、山野先生がバーデン大賞をご覧になって指摘されていたように、春先と比較して強くなっていたということなのだろう。
 マンハッタンカフェは好位につけたが、直線で伸びず13着と惨敗で、小島調教師によるとレース中に屈腱炎を発症したとのことであり、引退することとなった。これがどの程度の影響を与えたかは定かではなく、邪推すれば、馬の名誉のために大げさに言っているという可能性もある。蛯名騎手のレース直後の談話では、馬が諦めたというよりばてたという感じだったらしいし、故障を示唆するような発言もなかった。まあ、たとえ故障がなかったとしても、元々輸送に弱いということ、前走から五ヶ月も空いたことや馬場適性といった問題があったので、今回は勝つのは難しかっただろう。
 また、マンハッタンカフェは道中ずっと外を回らされていて、日経賞の時もそうだったが、外を回ると脆いところがあるようにも思う。やはり、長距離輸送となる日本馬が凱旋門賞を勝つのは難しいもので、スピードシンボリ・メジロムサシ・シリウスシンボリ、それに今回のマンハッタンカフェの惨敗を考えると、エルコンドルパサーの偉大さと陣営の用意周到さを改めて思い知らされた。
 実力上位とされていたハイチャパラルは最後に力尽きて惜しくも3着に負けてしまったが、やはり夏場を順調に過ごせなかったのが大きかったのだろう。

2002

22

小泉首相の訪朝により拉致問題については一定の成果があったとはいえるが、拉致されてすでに亡くなった方々の死亡日時と年齢を見ると、殺害の可能性が高いように思われるわけであり、体制維持のため日本側からの援助の引き出しが最大の目的だとしても、こうしたことをあえて発表した北朝鮮側の意図には、まだ不明な点が多々ある。もちろん、北朝鮮側の意図とはいっても、権力者層でも色々と考えの違いはあろうが。
 また、家族と対面・日本への帰国を許可した場合、北朝鮮にとってより都合の悪い方々がすでに死亡したと発表されていることから、北朝鮮の発表を鵜呑みにするわけにはいかず、拉致されて死亡したとされる方々がまだ生存している可能性もあるだろう。最高権力者の金正日氏の「謝罪発言」にしても、責任逃れを図っているところが多分に見えるし、拉致問題はけっして解決したとはいえないだろう。
 経済援助については色々な考えがあるだろう。日本政府は、国交回復と援助により北朝鮮の開放を促し、大混乱なしでの北朝鮮の変容を企図しているのだろうが、そのようにうまくいくか、現時点では不明である。逆に、援助により北朝鮮の現体制の寿命が延びる可能性は高く、拉致問題という視点のみならず、人道的・安全保障的見地からも、援助への批判があって当然だとは思う。


 この間ネット上では、北朝鮮を擁護していたとみなされた人や朝鮮・韓国人への罵倒・攻撃が目立ったが、拉致された方々のことなどどうでもよく、ただ単に騒ぎたかったり、自分の思想(といえるほど立派なものなのかどうか分からないが)を主張する絶好の機会だと浮き足立っているだけの人も少なからずいて、これまで以上に軽薄な雰囲気がネットには漂っているように思われる。もちろん、社民党(社会党時代も含めて)など、北朝鮮を必要以上に擁護していた集団や個人をきちんと批判することは必要ではあるが。

また、朝鮮学校への脅迫電話もあり、朝鮮学校では民族衣装の着用をやめるなどの措置をとったそうである。過去にも、北朝鮮への不信感が高まると、在日朝鮮人への脅迫や暴行事件が頻発したと報道されているが、不思議なのは、容疑者がほとんど特定されていないにもかかわらず、日本社会の病理だの日本人の根強い差別意識の表れだのと断言する人々がいることである。
 脅迫や暴行といった報道が事実だとしても、容疑者が特定されていない時点でその思想的背景を断言するのは時期尚早というべきで、拉致問題について、証拠がない・確実ではないとして、慎重な態度をとっていたり疑問視していたりしたにもかかわらず、このように断言した人がいたとしたら、その矛盾した姿勢を大いに反省すべきだろう。

 

天皇賞・菊花賞の前哨戦であるオールカマー・神戸新聞杯が行なわれ、オールカマーは最後大混戦となり、ロサードがわずかに抜け出して勝ったが、本番には直結しないだろう。実績馬が複数出走してきたことで注目していた神戸新聞杯は、シンボリクリスエスが完勝し、2着にはノーリーズンが入った。
 シンボリクリスエスは天皇賞に出走するという話もあるようで、菊花賞の出走馬についてはまだ不透明なところがあるのだが、出走してきたとしたら最有力馬となろう。もちろん、皐月賞馬のノーリーズンも有力で、今日は故障休養明けでもさすがの底力を見せたが、案外長距離は合わないような気もする。逆に、またしても不利を受けて負けてしまったメガスターダムは、ニホンピロウイナー産駒で血統からは距離に不安があるように思われるが、長距離もこなせそうな感じがする。今日は惨敗だったローエングリーンも、人気薄で気分良く逃げられたら大駆けがありそうだ。

 

大相撲秋場所は千秋楽を迎え、貴乃花関は武蔵丸関との相星決戦に完敗で、残念ながら優勝を逃したが、現在の力の差を考えたら仕方のないところだろう。この結果は、確かに場所前の評判からすると大健闘といえるだろうが、今場所は、立会いでも堂々と受けて立つというところはなかなか見られず、変化したことさえあった。
 完全復活という解説者もいるが、完全復活にほど遠いということは本人が一番よく分かっていることであり、そのために横綱としての威厳を捨ててまで勝ちにいった結果が、立会いによく表れていたと思う。しかし、今場所はまあそれでも仕方のないところだと思うが、大怪我だっただけに、今後全盛期の強さが戻るかというと、疑問ではある。

2002

15

小泉首相の訪朝が目前に迫ったが、拉致問題などにおける様々な成果を期待するのは禁物だろう。それどころか、小泉首相の気質と交渉能力を考慮すると、かつての金丸訪朝団と同様に、当初の想定外の言質をとられる可能性もけっして低くはないだろう。小泉首相も外務官僚も、どんなに社会的地位が高かろうが、日本国の公僕なのであり、まず考えるべきなのは、長期的視点に立っての日本国民と日本国家の利益である。
 正直なところ、この時期の小泉首相の訪朝に対しては、個人的には反対であり、不安でもあるが、公表してしまったものは仕方ない。せめて、徒に功名心にかられたり、相手の雰囲気に呑まれたりして、金丸訪朝団と同様の愚行を繰り返すことのないようにしてもらいたいものである。

 

菊花賞・秋華賞の前哨戦であるセントライト記念とローズステークスが行なわれ、セントライト記念はバランスオブゲームが勝ち、2着にはアドマイヤマックスが入り、実績馬が上位を占めたが、菊花賞には直結しないだろう。ローズステークスは、桜花賞馬のアローキャリーなど春の実績馬と3戦無敗の夏の上がり馬ファインモーションとの対決が注目されたが、断然の人気となったファインモーションが楽勝した。非常に強い勝ち方で、秋華賞でも好勝負できるだろうし、あるいは牡馬との混合戦でも通用するかもしれない、との期待すら抱かせる内容だった。

 

大相撲秋場所は八日目を迎え、ここまで5勝2敗の貴乃花関は若の里関を寄りきり、6勝2敗となった。やはりまだ本調子にはほど遠いようだが、何とか今場所を乗り切って復活してもらいたいものである。

2002

久しぶりに三國志曹操伝の攻略法を更新した。ずっと少しずつリプレイ記をつけていて、一応エンディングを迎えたので、まとめて更新しようと思ったのである。次は青ストーリーということになるが、いつ更新できるかとなると、さっぱり分からない。まあ、気長にやっていこうと思う。

 

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