自作PC奮闘記

 

初めに
 11月12日から11月16日までの5日間、ホームページの更新をしなかったのだが、その理由は、PCの自作とOSやアプリケーションソフトの設定に随分と手間取ったからであった。そこで今回は、自作PCのスペックと製作・各種設定の過程についてやや詳しく述べようと思う。今後自作を志す方に、多少なりとも御役に立ててれば幸いである。先ずはスペックを一覧表に纏めてみた。

周辺機器 メーカー/型番

ケース

中国製(詳細は販売店に書いてあったが、確認し忘れた。情けない・・・)・電源300W

マザーボード

ABIT製K7T(KT133チップセット)

CPU

Athlon(Thunder−Bird850Mhz)BOX版

メモリ

128MB(PC−133CL3)2枚

フロッピーディスク

トムキャットコンピュータ株式会社製TC3MODE PLUS

ハードディスク

Maxtor製30.7GB&46.1GB(UltraATA/100・7200rpm)

モデム

aiwa製PV−PC5610

グラフィックボード

AOpen製PA256MX(Geforce2MX搭載32MB)

サウンドカード

EVERDATA製ORPHEUS(YMF754搭載)

TVチューナー

I−O DATA製GV−BCTV4/PCI

スキャナ

Canon製N656U

キーボード

Turbo−Trak製113キーボード(PS/2)

マウス

Qtronix製Lynx−3DTP/Net(ミニスクロールマウス・PS/2)

ディスプレイ

三菱製RDF195(19インチディスプレイ)

DVD・CD−R/RW RICOH製MP9120A

OSはWindowsMeと超漢字2である。OS込みで30万円弱といったところである。今回何故自作を組もうと思い立ったのかというと、使用機PC−9821が不調(MS−IME2000を使用していて、日本語変換時に強制終了となる)となったことと、4年以上前に購入したものだけに性能面で随分見劣りするようになったためである。次に、自作の過程を述べていきたい。

 自作を決断したのは2000年11月10日で、都内某店に出掛けて下見をしてきた。ここで大体購入品を決め、この日は取り敢えず帰宅した。部屋が狭く散らかっていただけに、実際に場所が確保できるかどうか分からなかったからである。翌11日には朝から部屋の整理を行い、夕方近くになって漸く場所を確保できた。そこで都内某店に出掛けて各種周辺機器を購入してきたが、帰宅が遅くなったので、この日は説明書を読んだだけだった。
 翌12日には早朝から組み立てに取り掛かったのだが、いきなりケースカバーの取り外しで多少躓いて時間がかかってしまい、前途多難といったところである。ケースカバーは何とか取り外せたので、次にマザーボードを取り出してCPUとメモリを装着したが、これはすんなりと上手くいった。だが、マザーボードをケースに取り付けるのにはやたら時間がかかってしまった。どうも、説明書と付属品に食い違いがあったようで、何分はじめての自作だけに、応用がきかずに戸惑ってしまったのである。
 次にフロッピーディスク・ハードディスク・DVD・サウンドカード・モデム・TVチューナー・グラフィックボード・マウス・キーボードを装着し、電源の設定も終わってディスプレイと繋げ、立ち上げてみた。ところがパソコンの電源が入らず、ここで3時間程費やしてしまった。原因は、余計に電源コネクタを挿していたためなのだが、ここでも説明書通りにやっていて却って上手くいかなかった。試行錯誤の末、何とか立ち上ってBIOSの各種設定を行い、いよいよOS(WindowsMe)のインストールである。新品のハードディスクなので、フォーマットから始めなければならなかったが、OSのインストールはすんなりといった。この時点では640*480ドット・16色でしか表示できないのだが、遅くなったのでこの日は寝ることにした。

 翌13日は、仕事が終わって帰宅後に各種ドライバのインストールを行った。それなりに苦労したが、何とか重要なもののインストールは終わり、画面もフルカラー表示できるようになった。続いてネット接続の設定を行い、これもまずまず順調に行った。この日はここまでである。翌14日には自分のホームページの掲示板にも投稿したが、CDやMIDIなどの音の再生の際に頻繁にフリーズするので何とも困ってしまい、この日はその対策に追われてしまった。翌15日にはサウンドカードのドライバの更新を行い、その後も音の再生の際に偶にフリーズするが、使える水準にはなった。
 どうも、各種ドライバがMeに充分対応していないことが多そうで、そのめに動作が不安定になっているようである。そこで、これ以降は各種ドライバと付属ソフトの更新に努めることにした。翌16日は忙しかったので殆ど何もできなかったが、翌17日には順調に各種ドライバと付属ソフトの更新を行い、基本的な動作は随分と安定してきた。ただ、TVチューナーの動画保存とスキャナの画像読み込みは大いに不安定で、殆ど成功しないのは困ったものだが、まあ致命傷ではないので何とか我慢して使っている。翌18日には超漢字2の導入にもすんなりと成功し、これで今までWindowsでは標準で表示できなかった漢字も使えることになり、更に翌19日にはホームページの更新にも成功し、今回の自作での重要な目的は概ね達成したことになったため、それからは特に大きな変更はせず、今日(2000年11月24日)に至っている。

 大変苦労したが、自作だけに充実感もある。まだ殆ど使えていない周辺機器もあるが、不器用で無能な私の初めての自作にしては、まずまずの成功なのではないかと思う。こんなダメ人間でも、自作をやろうと思えばできるものなのだねぇ。苦労した自作機だけに、できるだけ長く使っていきたいものである。

 

 

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