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日記

2005

ホモ=フロレシエンシスについての続報があった。一定期間を経過すると記事は削除されるようなので、以下に全文引用することにする。

小さい脳でも能力は高い? インドネシアで発見のヒト

インドネシアで骨が見つかり、約1万8000年前まで生存したとみられる身長約1メートルの人類「ホモ・フロレシエンシス」の脳の形を分析した結果、全体的な特徴は原人に近いが、独創的な活動などに必要な部分は、もっと大柄な原人より発達していたことがわかった。脳が大きくなるにつれて能力も高まったという、進化の通説が見直しを迫られそうだ。米、豪、インドネシアの研究チームが3日付の米科学誌サイエンス電子版で発表した。

チームは同国フローレス島の洞穴で見つかった頭骨をCTスキャンにかけ、中に納まっていた脳の立体的な形を推定。それを現代人や、より原始的な原人、猿人、チンパンジーやゴリラといった類人猿の脳と比べた。

フロレシエンシスの脳容積は417立方センチで、推定体重に対する比率は類人猿なみに小さかった。ただし、横から見た脳の形が比較的ぺしゃんこである点などは、原人に近かった。統合的な認知能力や意欲と深く関係がある脳の前面は、原人や猿人に比べて、突き出るような形で非常に発達していた。記憶などに重要な脳の側面も広がっていた。

約1万8000年前までフロレシエンシスが生きていたとみられることから、一部の研究者は「現代人の亜種か、病気で脳や体が小さくなった現代人ではないか」と指摘していた。脳の形が現代人と大きく異なることが明らかになり、骨からだけでなく脳の形からも原人に近い新種であることが確認された。 (03/04 19:55)

フロレシエンシスについては驚かされることばかりで、この報道では触れられていないが、使用していたと思われる石器は上部(後期)旧石器的なもので、脳重比は400〜300万年前頃のアウストラロピテクス=アファレンシス以下だが、脳の機能はアファレンシスやエレクトスよりも現代人に近いのかもしれない。

いったいフロレシエンシスは、この石器をどのようにして使うにいたったのだろうか?フロレシエンシスは、現生人類が東南アジアに進出してきた頃にも生存していたため、両者が接触した可能性はあるから、現生人類から入手したか、現生人類との接触で作製法を習得したのかもしれない。また、現生人類とは無関係に独自で作製するにいたった可能性もあるだろう。

これは、フロレシエンシスの人類史上における位置付けに関係してくる問題で、その解明のためにも、ミトコンドリアDNAの抽出と現代人のそれとの比較が大いに期待される。もし、ミトコンドリアDNAの比較が可能であれば、またしても驚愕の結果となるのかもしれず、とにかく、人類史に限らず生物史を考えるうえでも、興味の尽きない人類種であると言えよう。

 

中央競馬では、クラシックの前哨戦として重要な弥生賞が行なわれ、朝日杯レコード勝ちのマイネルレコルトと、新馬戦と若駒ステークスを圧勝してきたディープインパクトが出走してきたことで大いに注目していたのだが、人気はディープインパクトに集中し、単勝1倍の時間もあったのには驚いた(最終的には1.2倍)。

これまでの対戦相手といい、出走してきたレースの格といい、マイネルレコルトのほうが断然上なのだが、マイネルの馬には早熟という印象が強いことと、サンデーサイレンス産駒で武豊騎手鞍上、新馬戦と若駒ステークスがともに上がり33秒台で圧勝のため、ディープインパクトのほうに人気が集中したのだろう。

レースは大方の予想通り遅い流れとなり、ディープインパクトは前2戦と同じく後方から進み、3角すぎからあがっていって最後はアドマイヤジャパンを抑えて勝った。着差はわずかだが、遅い流れで後方から進んで外を回ったことを考慮すると、強い勝ち方だったと思う。ただ、多頭数となるクラシックをすべて勝てるというほどの印象は受けなかった。マイネルレコルトはややかかり気味で3着に終わったが、クラシックで巻き返すのは難しいだろう。

2005

20

中央競馬ではフェブラリーステークスが行なわれ、今年になってダート2戦で圧勝してきた断然の1番人気のメイショウボーラーがハイペースで逃げてそのまま押し切り、レコードで完勝した。他馬に絡まれなかったのもよかったのだろうが、ダートの1600Mまでなら今後も一線級として活躍できるだろう。ただ、他馬に絡まれた場合はどうかという疑問はある。昨年の覇者アドマイヤドンは大きく出遅れ、よく追い上げてきたものの5着に終わった。2着にはシーキングザダイヤ、3着にはヒシアトラス、4着にはタイムパラドックスで、出遅れたアドマイヤドンと後方からレースを進めたユートピアを除けば、まず実力通りの結果になったのではなかろうか。

2005

17

新しいパソコンを導入して初の更新となる。元日の更新以降、旧パソコンの調子がたいへん悪く、買い替え直前の1月下旬になって、ついに久々に再インストールすることとなった。すぐに買い替えるということで、基本的なソフトの再インストールしかしなかったのだが、この再インストールにより、なぜか前よりも格段に安定するようになった。サウンドカードのデバイスドライバを更新したのがよかったのだろうか。

再インストールの数日後に新しいパソコンが到着し、データの移行や各種ソフトの設定に苦戦し、ようやく落ち着いたところなので、更新しようかと思い立った次第である。さすがに4年も経つと、パソコンもずいぶんと性能が向上しているもので、試しにウイニングポスト7のレースシーンを見てみたが、かなり速くなっているのには感動した。

2003年以降、ホームページの更新回数が激減し、それとともに文章を書くこともずいぶんと減ってしまったので、今回のパソコンの買い替えを契機に、ホームページの更新回数を増やしていきたいと考えている。まずは、日記だけではなく、歴史雑文も気軽にどんどん執筆していき、曹操伝の攻略法の追加・訂正にも徐々に手をつけていきたいと考えている。

 

現生人類最古の化石が19万5千年前にさかのぼるとの報道があった。初期現生人類の化石として有名なエチオピア出土のオモ1号の年代は、曖昧ながらも13万年前頃とされていたのだが、一気に6万年以上さかのぼり、2003年に発表された、最古の確実なサピエンス化石とされていたホモ=サピエンス=イダルツをも上回る古さとなった。この発表については、疑問もあるのだが、そうした点もふくめて次回更新時に歴史雑文にて述べることにする。

2005

新たな年が始まり、日記も新規のファイルで送信することにした。

昨年12月以降、パソコンがたいへん不調で、何度も再インストールをしたり各種ソフトの再設定をしたりしなければならなくなり、ホームページの閲覧や更新にも大いに不便を感じるようになったので、ついにパソコンの買い替えを決意するにいたった。4年以上も使用しているので、そろそろ限界といったところであろうか。不安定なところがあり、よく固まったり再インストールを行なったりしたが、自作パソコンだけに、愛着はこれまでのパソコン以上にある。

1月下旬頃までには買い替えの予定で、新規のパソコンの各種設定を終えて動作が安定した段階で、ホームページの更新を開始することにしたい。今年は、去年以上に更新するとともに、更新のネタ元を豊富にするためにも、読書量も去年を大いに上回るようにしたい。

 

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